このブログを見てくださっている方の中には、お金を貯めて投資の元手をつくり資産形成をしたい、そうお考えの方もいらっしゃると思います。
投資の元手を作るには、シンプルに考えて2つの方法があります。一つは収入を増やすこと、もう一つは支出を減らすこと。本日は支出を減らすことにフォーカスし、タバコとお酒をやめる、という選択肢について解説します。
目次
タバコの値段と税金
タバコは一箱500円です。これを毎日一箱買うことを1年間続けると
500×365=182,500円
一日としてはワンコインですが、これを1年間という単位で考えてみてください。タバコを買うたびに、これが182500円相当の価値として考えてみるのが良いと思います。
さらに、タバコの価格の内訳は、63%がたばこ税です。一箱につき315円です。
年間で114,975円を納税しています。所得が低い方にとってはなかなかの税率となります。
お酒の値段と税金
アルコール類は税率も多種多様ですが、今回は最も酒税が高いビールを取り上げてみます。350mmの缶ビールは220円ほど。これを毎日一本づつ飲むことを1年間続けると、
220×365=80,300円
人によれば一日平均2本晩酌している方もいるかもしれません。一日一本のビールが年間換算すると80,300円です。
ビールは税率は40%ですので一缶につき88円の税金を納税していることになります。年間で、32,150円を納税しています。タバコと同じく所得が低い方にとってはなかなかの税率です。
タバコとお酒をやめることで得られる余剰
上述のタバコとお酒をやめれば、年間で262,800円の余剰が生まれます。つまり10年で計算すると260万円の余剰が発生するわけです。
人間は目の前に260万円の現金があればのどから手が出るほど欲しい感情に駆られますが毎日これを少しづつ小分けし切り崩していくとこの感覚はマヒするようにできています。わたしはそうはなりませんが。つまりお酒とたばこが好きな人は、10年間で260万円を毎日コツコツと浪費しているということです。
しかしこれは同時に、莫大な税金を追加で納入しておられるエライ方々でもあります。
タバコとお酒をやめるその他のメリット
直接的な出費を抑えられるというメリットの他にも、タバコとお酒をやめるメリットがありますのでこれらを説明します。
節税効果
上述の通り、たばこ税と酒税の税率はかなり高額です。これは所得の如何に関わらず掛けられるので所得が低い方にとっては大きな負担となります。これをやめれば大きな節税となります。
生命保険が安くなる場合がある
生命保険にはタバコを吸っていない人の保険料が割引される商品があります。これをかつようすれば生命保険が安く済みます。
医療費が安く抑えられる
高血圧や心筋梗塞のリスクが下がるため、医療費が安くなりお得です。お金も減らなくなり、健康増進効果も見込める。まさに一石二鳥です。
歯に脂がつかない
タバコをやめれば歯にヤニがつきません。清潔さも向上します。
タバコ休憩がへり賃金労働の能率が向上する
タバコを我慢すれば、タバコ休憩という、労働生産性を著しく阻害する行為がなくなります。賃金労働の労働生産性があがります。労働生産性が上がりすぎて残業時間が減り、残業代が減って困ってしまうほどです。
頭がクリアな状態を練るまでキープ
お酒を我慢することで、酔うことがなくなりますので、寝る直前まで頭の中がクリアな状態をキープできます。この時間を使い、自己啓発、利得を増やす方法、経済ニュース、資格の勉強などに当てましょう。充足感と資産形成に大きなドライブがかかります。
睡眠の質も向上
お酒をやめることにより、睡眠の質が向上します。睡眠の質が向上することは昼間のビジネスの業務効率と集中力アップ、意思決定の質に正の影響を与えます。また健康維持にも寄与します。
外食費、つまみ代も節約
お酒を飲むのを我慢すれば、つまみ代や外食費も節約できます。さらに余剰が増えます。ダイエットにも貢献できるでしょう。
生み出された余剰金を再投資に回せば
タバコやお酒をやめることにより生み出された余剰を株式や投資信託で再投資に回せば、10年間で大きなリターンを得ることができるでしょう。お酒が好きな方は、お酒を買う代わりに
- キリンホールディングス
- アサヒホールディングス
の株を買ってみましょう。今なら配当利回りが5%程度あります。10年間保有していれば、260×5%×10=単利で130万円の配当金を得ることができます。
タバコを買うのが好きなひとは、タバコを買う代わりにJTを買うのがお勧めです。今なら配当利回りが7%以上あります。さらに株主優待として自社製品が家に届きます。260×7%×10=単利で182万円の配当金を得ることができます。
(2024/11/21 16:20:54時点 Amazon調べ-詳細)
まとめ
タバコとお酒をやめると、10年で260万円の余剰が蓄積でき、それを株式投資に回せば10年間で130万円~182万円+株主優待をもらうことができます。
あなたはお酒とたばこという目先の快楽のために、10年間で享受できる最大260+182=442万円+株主優待という莫大な利得をどぶに捨てています。
30年で計算すると、もっとすごい。地方の中古マンションが一部屋現金で買えます。
私はお酒を飲むこともタバコを吸うことも本当は大好きです。でもお酒を飲まずタバコを吸わないことで得られる利得を見捨てることができず、大好きなお酒とたばこを生れてこのかたずっと我慢し続けています。
より大きな利得をもとめて。