結婚したら子供を持ちたいそんな風に考える人は多いのではないでしょうか。そんな中、結婚後も夫婦二人の意思で子供を持たないという選択をする夫婦も増えています。
以前は女性は主婦をしていましたが、夫婦共働きが一般化するにつれて増えてきているダブルインカムノーキッズ(DINKS)という選択肢ですが、本日はこのダブルインカムノーキッズのメリットやデメリットを交えて解説します。
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目次
ダブルインカムノーキッズ(DINKS)とは
ダブルインカムノーキッズとはDINKS(ディンクス、Double Income No Kids)ともいい子供がいない共働き世帯のことを言います。DINKSには子供がほしくてもできない夫婦は含めず、夫婦二人の意思で子供を作らないことを選択した夫婦のことを言います。
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DINKSのメリット
DINKSのメリットは以下の通りです。
お金がかからず資産設計がやりやすい
DINKSの最大のメリットは、子育て費用が掛からないということです。子育ては一説には2000万円もの大金が必要だと言われてますがDINKSではこれを節約でき、夫婦の好きなことに使うことが可能です。
子供の養育費、教育費にかけるお金を準備する必要がないので海外旅行や趣味にも自由にお金を使えます。老後の生活資金を余裕で蓄えることができます。また二人分の収入があるため都心の駅近マンションを購入することができます。
自由な時間が多い
子供がいればこどもの都合が優先され、夫婦の時間、自分の時間がなくなります。子供がいない夫婦はそれぞれに自由な時間をたくさん持って趣味や自分たちの人生を充実するために使えます。
仕事の制約がない
子供がいなければ、出産、育児のためのキャリア断絶がありません。仕事に情熱を持っている女性とっては、育児にを考えずに仕事に集中できることはDINKSのメリットとなります。
また小学校の校区、子育て環境、通学、転校のことを考慮せず勤務先を選ぶことができるため仕事上の制約がなく思い切った転職や挑戦ができることも大きなメリットと言えます。
PTAや学校の役員をする必要がない ママ友も不要
子供がいれば学校の役員が当たったり、地区の町内会に強制加入しなければならなかったり
ママ友とのお付き合いも必要だったりします。もともと外向的でそれらの付き合いが苦にならない方は良いですが、中には夫婦だけの時間を優雅に過ごしたいという方もいます。
DINKSでは夫婦だけの時間を過ごすことができ、まわりの人間関係に振り回されることが
少なくなります。
居住場所の自由度が高い
子供の成長、進学、通学は子育て家庭が考慮しなければいけない事項の一つです。その点DINKSは夫婦二人の人生設計のみをかんがえて住まいを決めることができます。住まいを選ぶ際にも夫婦だけであれば2LDKで十分ですので都心や駅直結型の物件も視野にはいります。夫婦共働きで収入にも困らないのですこし良い住まいに住むことができます。
海外勤務の場合、日本人学校への通学や中学卒業後の進路、学習塾の手配、学校の役職等様々な要素を考慮しなければいけませんが夫婦だけの場合海外勤務の申し出も気軽に引き受けることができます。
荷物が少ない
育児用の荷物がないので家具にお金も少なくて済みます。ベビーベッド、タンス、ベビーカー、勉強机、三輪車、子供用自転車等に賭ける場所とお金が一切不要です。
夫婦のコミュニケーションが取れる
DINKSでは子供がいない二人暮らしなので家での会話は自ずと夫婦のみとなります。会話する機会も増え、好きな伴侶とずっと同棲生活のような関係でいることができます。
DINKSに対する周りの反応
正直に言うと子供はまだなのかというプレッシャーを与えてくる両親や家族、親戚がいることも事実ですが、結婚は親を安心させるためにするものではなく、こどもは将来自分の面倒をみてもらうために生むものではありません。
自分たちが納得し能動的に選択していることを時間をかけて説明すれば周囲の理解はいずれ得られると思います。
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DINKSのデメリット
これまでDINKSのメリットを解説してきたが、ここではDINKSのデメリットについて
解説します。
家計がどんぶり勘定になりやすい
DINKSの家庭はそれぞれ各自がお金を管理するタイプの人が多いです。よって自分で好きなようにお金を使える反面、浪費をしてしまうこともしばしばです。独身時代と同じようにお金を使ってしまえば本来頑張って節約してお金を貯めていればマンション一部屋でも買えるほどの貯金ができるにもかかわらず貯蓄がほとんどないということにもなりかねません。
相続問題で揉める可能性
DINKSの夫婦には子供がいないことから遺産相続ではひと悶着が発生します。なぜなら相続権は子供だけではなく、親、兄弟にも相続権が発生するからです。親族で遺産相続をする場合には、配偶者と子供とだけで相続するするよりも状況が複雑化しますので注意が必要です。
世間からのマイナスイメージ
DINKS夫婦が子供を持たないという選択をする理由は様々ですが、子供を持たない夫婦に対して冷たい目線を送る心が狭く知能が低い方も世の中には存在します。
「子供はいないの?」というようなデリカシーの無い質問をしてくる方も中にはいます。
そんな方からの心無い言葉に対して肩身の狭い思いをする場面に出くわしてしまうことも
あることを理解しておきましょう。
子供がいないということの不便
これはあまり気にする必要はありませんが、子供がいる家庭のあるあるが通じなかったり、子供の話で盛り上がれず浮いてしまったりということがあるかもしれません。自分たちに子供がいなくても甥っ子姪っ子と遊んだりして子供の世界を感じることは十分にできますし、それほど神経質になる必要はないと思います。
老後の不安
DINKSは子供がいないため老後の介護は自分たちでやる必要があります。自分たちの老後の世話を子供に期待する自体が極めて利己的な考え方であり子供たちの幸せを真に考えない迷惑極まりない考え方です。
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DINKSのデメリットの回避策
上にDINKSのデメリットを紹介しましたが、それぞれに回避方法があります。
介護してくれる人がいない
有料老人ホームに入居し死ぬまで面倒を見てもらえるだけの貯蓄をしておきましょう。入居時に契約金を払い、そのあと月々何万円~何十万円の入居費用を払える財力を蓄えておけば問題ありません。
相続問題
子供がいない場合の相続問題を回避するには遺言状を準備しておくという手もあります。また甥、姪、または目をかけた人を養子にするなどで資産を残すという方法もあります。
周囲の理解不足について
他人にライフスタイルを理解して貰う必要は全くありません。自分たちのライフスタイルを理解しない人間は、古臭く、田舎臭く、器量が狭く伝統という価値のない概念に縛り付けられて、知能が不足していて往々にして不幸です。距離を置く、無視するで一発解決します。世の中には一定数あほがいるものです。
まとめ
子供をもたないというDINKSという生き方は、人生を夫婦二人で仲良く生きていこうというポジティブな選択肢です。メリット、デメリットはありませんが、夫婦が一番幸せになることが大事です。
訳の分からないことを言ってくる人に振り回されず、人生の充足の最大化を第一に人生を楽しんでください。今回はDINKSという生き方を紹介しました。人生の選択肢としてぜひ参考にしてみてください。