生き方 PR

落としどころを探ろう ~人生は落としどころが大事~

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスでは「落としどころを探る」という表現がよく使われます。落としどころとは妥協点ということにつきます。

ビジネスや人生では、「落としどころを探りそこに落ち着かせる技術」が結構大事だったりします。今回は人生における「落としどころ」について解説します。

落としどころとは

ミーティングミーティング

落としどころとは、交渉ごとやもめ事の際、双方または参加者が納得がいく妥協点のことです。物事の決着をつける着地点ともいうことができますね。

落としどころの類似語

ミーティングミーティング

落としどころには、折衷案、折り合い、妥協点などの言い方もあります。

落としどころをうまく考えるメリット

ミーティングミーティング

落としどころをうまく考えるメリットは以下の通りです。

交渉を破滅させない

落としどころをうまく取り計らうメリットは、交渉を破滅させないことです。二人がいれば二人の思惑が、三人が集まれば三人の思惑があります。

それぞれ異なる利益と立場を求めあい、それぞれの利益が最大になるように主張しあい、だれも譲り合わなければ交渉は決裂します。交渉の結果をそれぞれが納得できるところ、妥協点、つまり落としどころに落とし込めば、交渉や話し合いは破滅することはありません。

次のチャンスを待てる

落としどころを探れる人は、交渉を破滅させることがありません。ダメな時にはうまく引き下がり、次の交渉への含みを残すことができます。

一か八かの決戦にかけて全滅してしまい次のチャンスをつぶしてしまっては元も子もありませんが、いいところで引き下がり、落としどころを考えたうえで次のチャンスを待ては、好機が到来したときに有利は条件で講和や契約を結ぶことができるかもしれません。

created by Rinker
¥574
(2024/11/01 19:49:21時点 Amazon調べ-詳細)

交渉を早期に決着できる

落としどころを意識せず、当方、或いは相手方が納得するまで交渉をし続けるというのは無い話ではありません。中にはつまらない名誉などのために何十年も裁判をし続ける事例もあります。ですがこれは時間と労力の無駄、つまり短い人生の価値から考えて徒労です。

落としどころをうまく意識し、こちらの主張をある程度割り切ったり、相手にインセンティブを与えたり花を持たせることによって膨大な時間と労力がかかる一方の完全な勝利、もう一方の完全なる敗北という方法以外の決着を、早期に図ることができます。

30年かかって得られる30万円よりも一か月で得られる10万円のほうが価値があります。
Time is Money.時は金です。労力も同じです。

労力は目に見えないものですが、それを金銭に換算すると膨大な金額になっていることがあります。それを考慮すると、落としどころを考える意味が見出せます。

落としどころを考えるデメリット

ミーティングミーティング

交渉、駆け引き、ビジネスにおいて落としどころを意識するのは大事ですが、落としどころを意識しすぎることにはデメリットがあります。

ここでは落としどころを意識するデメリットについて解説します。

商売や単発の交渉事で最大の利得を取れない

落としどころを意識しすぎることは、単発の交渉事で最大の利得をとれないというデメリットがあります。

落としどころの決着点は相手の自分の妥協点となります。つまり、決着は相手と自分の利害の中間点あたりでつきます。これは期待値としては中間値と良いと思います。

これは相手の利益を考慮せず剛直にこちらの思惑を押し付けて、相手が屈服した場合よりも劣る利得しか得られないことを表しています。

威嚇と強大な権力を背景にこちらの言い分をすべて主張し、最後通牒を与え、相手がそれに応じた場合得られる可能性のある最大の利得を見逃してしまうことになります。これには注意が必要です。

ただし最大利得というのは難しい概念で、交渉相手や政敵を完膚なきまでに叩きのめしこの世に微塵も残しておかず一族郎党皆殺しにするなら大きな問題は無いのかもしれませんが、恨みと屈辱を与え、将来に禍根を残す完全勝利というものはある意味最大利得には成りえないということも事実です。

落としどころのまとめ

ミーティングミーティング

今回は物事は落としどころであることを解説しました。

落としどころを図ることは、交渉や駆け引きというビジネスに欠かすことができない要素です。落としどころを探るテクニックは、今後もますます重要になって来るとみています。

私も営業部門で仕事をしていた時には、落としどころを見極めることの重要性を認識させられたものでした。落としどころの探り方を失敗し、客先から出入り禁止を食らった先輩もいました。

私は突破力はありませんでしたが何とか出入り禁止は真逃れつつ、三歩進んで二歩下がりながら案件を少し続づつ進める作戦で粘り強く交渉を進めました。

交渉事に慣れていない人、性格が直線的で剛直な人は、自分の主張や要求ばかりを押し通しがちです。ですが、物事は相手をやり込めるばかりではなく、相手に花を持たせてあげて、うまく顔を立ててあげることで出来上がることもあることは事実です。

落としどころはビジネスだけでなく、自分の処世術においても重要です。ぜひ理解して消化しうまく役立てていただければと思います。

ABOUT ME
こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
関連記事