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奨学金で海外の大学に行こう ~奨学金は支給型を受給しよう~

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海外の大学に行きたい、でも学費は高いし費用は準備できそうにない。金銭面がネックとなり、海外の大学への進学を躊躇されてはいないでしょうか。

留学の費用面の悩みを解決する方法の一つとして、奨学金があります。奨学金は借りるものだというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は日本や世界には多くの給付型留学奨学金を扱機関や団体があります。

支給型の奨学金を活用すればお金の心配をすることなく進学が可能性になります。今回は奨学金という制度について、また支給型奨学金の中から代表的なものを選んでご紹介します。

奨学金とは

教科書を持つ大学生教科書を持つ大学生

奨学金とは修学の意思があるにもかかわらず金銭的な理由、経済的な理由で進学が難しい学生を援助するために設けられた修学するための学費や生活費を給付または貸与する制度です。

奨学金は英語でScholarshipと言い、世界では奨学金と言えば支給型が一般出来ですが、日本ではなぜか貸与型の教育ローンのような貸与金も奨学金に含みます。

海外留学の費用

図書館の大学生図書館の大学生

もし海外の大学に進学するために語学留学をするとして留学年数を計算した場合、語学留学に1年、その後の大学に4年、そして大学院に進学した場合には修士で2年間、合計7年間の海外生活を送る必要があります。それにかかる生活費と学費を総合計した場合には、最低2000万円程度の費用が必要です。

たかが2000万足らずの費用のために、将来何億、何十億ともなる期待値を棒に振るというのは、とても悲しいことであり、あってはならないことだと思います。

学位がないから、語学力がないから、競争の土台に立つことも許されない、お子さんの可能性を狭めてしまうだけではなく、社会全体としてもマイナスの効用しかありません。時間や若さを取り返すことは非常に困難ですが、お金は人から施しを受けたり、借り入れることにより比較的簡単に取り返したり、埋めたりできるものです。

募集している支給型奨学金

海外の大学海外の大学

ここでは募集を行っている支給型奨学金について紹介します。インターネットで検索してみつけた支給型奨学金は以下のような機構、財団が発給しています。

日本学生支援機構(JASSO)

日本学生支援機構(JASSO)は、文部化科学省所轄の独立行政法人であり、様々な支給型奨学金を提供しています。日本学生支援機構が提供する海外留学制度では、大学学位取得型、大学院学位取得型などの奨学金制度が用意されています。

日本学生支援機構の奨学金に応募するには、日本学生支援機構の奨学金支給要件を満たしている必要があります。例えば、年齢、TOEFLやIELT等の英語試験の点数、などです。

給付金額は、大学進学と大学院とで異なり、大学で5万9000円~11万円台、大学院では8万9000円~14万円台です。上記の生活費給付額とは別に渡航費の一部や授業料の給付も受けられます。

日本学生支援機構で奨学金を申請するためには以下のような条件があります。

  • 高校や高専を卒業見込みか、卒業後3年以内
  • 在籍したあるいはしている学校の推薦状を取得できる人
  • 留学先の言語における一定の語学水準を満たす人
  • 在籍した学校の成績が一定上の人
  • 家族の年収が一定以下である人

詳細は以下のサイトを参照ください。

松下幸之助国際スカラシップ

松下幸之助国際スカラシップはパナソニックの創業者である松下幸之助を記念して作られた松下幸之助記念志財団が助成する奨学金です。松下幸之助国際スカラシップの応募要件は以下の通りです。

  • 日本国籍の人
  • 日本に永住している人
  • 日本の大学に籍を置いている人
  • 留学で研究を進めるために十分な語学力がある人
  • 40未満の人
  • 他の奨学金を受給していない人

給付金額は月々14万円です。

詳細は以下のサイトを参照ください。

https://matsushita-konosuke-zaidan.or.jp/works/jpn/promotion_jpn_01.html

柳井正財団奨学金

柳井正財団はユニクロの創業者である柳井正氏が立ち上げた財団であり、柳井正財団奨学金はその財団が運営する奨学金プログラムです。柳井正財団奨学金の応募条件は以下の通りです(抜粋)。

  • 日本国籍保持者
  • ほかの給付型奨学金を受給していないこと(例外あり)
  • 在籍校からの推薦が得られる者
  • 一定の語学力を持っている者

柳井正財団奨学金で受け取ることができる奨学金は年間US$95,000が上限となります。財団が大学ごとに必要な費用を算出し支給がなされます。詳細と最新情報は以下のサイトから確認ください。

中島記念国際交流財団

中島記念国際交流財団は、海外の大学や大学院に進学する学生に対して奨学金を支給しています。対象分野は、情報科学、生命科学、経営科学に関する分野です。毎年合計約10名の留学生に対して留学資金を支給しています。

奨学金の支給額は以下の通りです。

  • 奨学金 月20万円
  • 支度金 50万円
  • 復路航空券 帰国時の一回分
  • 留学中の授業料

応募条件の詳細などは以下の公式HPを参照ください。

平和中島財団

平和中島財団は、国際平和と社会への貢献を目指すために設立された財団です。学部生、大学院生ともに申請でき、給付型の奨学金を支給しています。

応募資格は、日本国籍で日本国内居住者、大学で使用する言語能力を有する者などです。
募集人数は15人です。

奨学金は大学院生で月額20万円及び往復の渡航費が受給できます。

重田教育財団

重田教育財団は、光通信を設立した重田康光氏がグローバル人材の育成を図るべく海外の大学、大学院へ留学する日本人学生に対して奨学金を給付することを目的として設立した財団です。

応募資格は、日本国籍を有し、海外の大学又は大学院への入学が決定しており、成績が優秀で人格が品行方正であることです。

募集人数は5名、給付金額は月額20万円です。

ロータリー日本財団グローバル補助金

ロータリー日本財団はグローバル補助金という奨学金を提供しています。

ロータリー日本財団のグローバル補助金は大学か大学院レベルの留学を希望し、平和構築、紛争予防、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、地域社会の経済発展、環境のいづれかを学ぼうとする留学生に対して、1年~2年の機関で米貨 30,000 ドル以上の提供を受けることができます。

イノアック国際教育興財団

イノアック国際教育振興財団は、日本人の海外留学を支援する奨学金を提供しています。イノアック国際教育振興財団の奨学金はレポートの提出と引き換えに奨学金を受給できるというスタイルが特徴です。

応募条件は、大学・大学院に在学中の日本人学生で外国に留学しようとしている者で、他の奨学金を受けてない人です。

給付金額は月額5万円または10万円です。

グローバル人材育成スカラーシップ

グローバル人材育成スカラーシップは、日本経済団体連合会が運営している財団であり、グローバルに活躍しようとする意思を持つ学生を対象とした奨学生を募集しています。応募条件は以下の通りです。

  • 財団の指定する日本の大学の2、3、4年、または、大学院博士前期課程(修士課程)1、2年生の学生
  • 交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学等で、海外の大学・大学院に約1年間(8カ月以上1年未満)留学する者
  • 大学入学後に取得した単位の GPA が 2.0 以上である者

などです。

募集人数は20名、支給金額は200万円です。

グルー・バンクロフト基金奨学生

グルー・バンクロフト基金奨学生はアメリカのリベラルアーツ大学に4年間留学することを支援してくれます。

応募資格は日本国籍で高等学校に在学する者と高校卒業後1年以内のもので、家計支持者の所得銀額の合算が2000万円以下であるものです。給付金額や選考人数は以下の通りです。

  • 米国のリベラルアーツ大学に進学する者1名に対し毎年8万ドルを上限に支給(1名)
  • 米国の提携大学へ進学する場合、年2万ドルと授業料全額免除の推薦(各大学1名)
  • 提携大学に進学する場合授業料の一部または全額免除の推薦(各大学1名)

伊藤国際教育交流財団

伊藤国際教育交流財団は、日本から外国の大学院へ留学する方への奨学金プログラムを準備しています。日本からは外国の修士課程に留学する日本国籍の学生を対象に奨学金を受給できます。

支給金額

  • 月額US1500~2000ドル相当の円貨の生活費
  • 年間300万円以内の学費
  • 往復旅費の実費
  • 支給期間は原則2年以内

詳しくは以下を参照ください。

ロータリー米山記念奨学会

ロータリー米山記念奨学会は、職業を通して社会の発展と国際平和に貢献することを目的に設立された財団が運営する奨学金制度です。大学生は月額10万円、修士、博士課程の場合月額14万円の奨学金が支給されます。

本庄国際奨学財団奨学金

本庄国際奨学財団も海外の大学、大学院に留学し学位を取得しようとする日本人学生に対し奨学金プログラムを提供しています。支給金額は以下の通りです。

  • 月額20万円で1~2年間
  • 月額18万円で3年間
  • 月額15万円で4年~5年間

という3種類の給付型奨学金制度を設けています。付金額と給付年数を3種類から選べることが特徴の柔軟性のある奨学金です。

吉田育英会奨学金

吉田育英会はYKKグループの創業者である吉田忠雄氏の提唱により、設立された財団です。海外の大学院で学ぶ日本人学生に対して奨学金を支給しています。

支給内容は以下の通りです。

  • 月額2500米ドルの生活費
  • 留学先の授業料や研究費として合計250万円以内の実費
  • 往復に費用な交通費

CWAJ海外留学大学院女子奨学金

CWAJでは女子ぢ亜学院性や視覚障害学生などの海外留学に対して奨学金制度を設けています。支給額は150万円、2023年度は2名を募集しています。

村田海外留学奨学会

村田海外留学奨学会は、村田機械の創業者である村田氏により創立された奨学会です。日本国籍か日本に永住権を持つ人が対象です。毎年2名から4名に奨学金を支給しています。

奨学金の支給額は、留学条件によって決定され、留学生自身が必要経費を支払った後に請求するという方式が採用されています。

三菱商事留学生奨学金

三菱商事留学生奨学金は、三菱商事と日本国際教育支援協会が提供する奨学金プログラムです。大学3年、4年生及び修士課程、博士課程のために海外の大学、大学院に留学するための経済的な支援を必要としている学生が対象です。

支給額は、月額で10万円から15万円を受け取ることができます。採用人数は毎年合計50名程度の支給実績があります。新生には在籍大学の推薦を受けることが必要なのが注意点です。

海外の政府が提供する奨学金

留学に利用できる奨学金は日本の奨学金プログラムだけではありません。留学先の国家や政府、外交筋、教育関連省庁が提供する奨学金プログラムも存在します。自分が行きたい国や地域に奨学金プログラムがある場合は積極的に利用してみましょう。

海外の大学が提供する奨学金

留学先の大学は外国人学生に対して奨学金プログラムを用意しています。奨学金支給、学費免除など成績や経済状況に応じてさまざま段階の奨学金やベネフィットを準備しています。詳細は留学先の外国学生担当窓口や教務課、学部のオフィスに問い合わせをして見てください。

地方自治体が提供する奨学金

政府、民間団体、外国政府、留学先の大学以外にも、地方自治体が住民に対して奨学金プログラムを提供している場合があります。ご自身が住んでいる自治体のサイトを確認し、奨学金制度が設けられているかを確認してみてください。

日本政策金融公庫の教育一般貸付

これまで支給型の奨学金の紹介してきましたが、日本政策公庫では貸与型の教育ローンを「教育一般貸付」として行っています。

日本政策金融公庫の教育一般貸付は外国の大学や大学院への世紀留学にも使えますが、語学学校への語学留学でも利用できます。また、日本学生支援機構の奨学金との併用も可能です。

奨学金で海外の大学へ留学することのまとめ

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今回は海外留学をする際に使える支給型奨学金について解説しました。世の中には多くの支給型奨学金があることを確認していただけたと思います。私の知人には支給型奨学金を受給し海外の大学院を卒業し、日本で一部上場企業に就職し海外営業をしている者もいます。

支給型奨学金は条件が厳しかったり、論文、研究計画の提出を迫られたりとハードルはあるものの、一生ものになる海外大学の学位のために一度すべての奨学金要件に目を通し、片っ端から申し込みをするべきだと思います。

支給型奨学金を利用すれば経済的な理由で海外の大学への進学を諦めることはなくなります。支給型奨学金を活用し、海外の大学や大学院で学位を取り、グローバルに活躍する人材になってください。

このブログが皆様の海外留学や学費工面の参考になれば幸いです。

ABOUT ME
こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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