皆さんはお金の稼ぎ方には労働力や時間を切り売りしてお金を稼ぐ労働集約型ビジネスと、資産やノウハウや仕組み自体でお金を稼ぐ資産型ビジネスがあることをご存知でしょうか。
士業や医師などの一部の高収入の職業の方以外は、ほとんどの場合、労働集約型ビジネスではなく資産型ビジネスで財を成しています。私も長年サラリーマンをしていますが、サラリーマンで大金持ちになったという人をまだ聞いたことはありません。
十分な資産を手にしてゆとりのある生活をするには自分の労力を切り売りする労働集約型ビジネスではなく、資産や仕組みにお金を稼いでもらう資産型ビジネスが向いています。
今回は安定した収入と自由な時間、意思決定の自由を同時に得られる資産型ビジネスについて解説します。
目次
資産型ビジネスとは
資産型ビジネスとは労働力や時間の切り売りではなく、構築した仕組みや資産から継続的に収益を生み出すビジネスモデルのことを言います。
普通、利上げや収入とは投入した労力や時間に比例する形で増えるとされていますが、仕組みを構築すれば何もしなくても、といっては語弊がありますが労働収入と比較して圧倒的に少ない投下労力と投入時間で安定した収入を得られるようになることが魅力です。
資産型ビジネスの労働集約型ビジネスとの違い
資産型ビジネスの特徴は仕組みと資産で収入を得るビジネスモデルであることは先ほど申し上げましたが、ここでは資産型ビジネスとは対称的なる労働集約型ビジネスについて資産型ビジネスとの違いを含めて解説します。
労働集約型ビジネスとは、労働力や役務、時間を提供しその対価として報酬を得るビジネスモデルです。日雇い労働者、サラリーマンなどがこのビジネスモデルの典型ですが、顧客開拓による新規顧客の獲得により商品を販売し続ける必要がある営業ビジネスも労働集約型ビジネスモデルに属します。
一方で資産型ビジネスとは、売り切り商品の販売ではなく、顧客との長期的な契約や会員化による利用料の収入、継続的な受注関係を含んだ安定収益型ビジネスを言います。
資産型ビジネスのメリット
ここでは資産型ビジネスのメリットについて解説します。資産型ビジネスのメリットは以下の通りです。
収入が安定する
資産型ビジネスのメリットとして大きなものは収入の安定です。労働集約型ビジネスでは、働いた分、あるいは新規に受注した分からしか収入を得ることができませんが、資産型ビジネスでは、貸借人の退去、サービスの解約などでおおきな顧客の減少が起こらない限り安定した収入を見込むことができます。
経営の予測が立てやすい
資産型ビジネスは収入の予測が立てやすいため、事業者として経営の方向を示しやすいというメリットもあります。予算の設計、融資獲得時の経営予測の提示などが行いやすく、事業拡大にも有利です。
規模が大きくなるほど楽に稼げる
資産型ビジネスの特徴は、事業規模が大きくなるほど、稼ぐ金額に対して楽になることが挙げられます。既存のビジネスが安定してキャッシュフローを出せるようになれば、あとは既存顧客からの受注を前例と同様に取り次いだりするだけで利益が出ます。
新規顧客の開拓は事業規模を拡大させるためだけに行えばよく、他は継続した受注による売り上げが発生し続けることになるため営業活動や広報活動に関する投下労力やコストが少なくて済みます。だから、はっきり言うと楽に儲かるということです。
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資産型ビジネスの注意点
資産型ビジネスにはメリットがありますが、注意点もあることを錦する必要があります。
資産が他ビジネスに関する注意点は以下の通りです。
収益が安定するまで時間がかかる
資産型ビジネスの注意点は、収益が安定するまでに時間がかかることです。そのため事業を始める際には十分な運転資金を準備する必要があります。一定の会員数、購読者、リピーター、ファン、ヘビーユーザーが集まるまで辛抱強く営業活動をする必要があります。
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資産型ビジネスの事例
ここでは資産型ビジネスの事例を紹介します。資産ビジネスとは以下のようなものを指します。
自動販売機経営
自動販売機経営は資産型ビジネスの典型です。自分が保有するアパートや駐車場の一角に自動販売機を設置し、ドリンクの補充と代金回収までをすべて外部委託すれば、自分は銀行口座の振り込み確認をするだけで済みます。
セルフ精米所経営
セルフ精米所経営も資産型ビジネスの一種です。精米機のメンテナンス、アフターサービス、代金回収までを外部委託すれば、銀行口座に入金がされたかだけを確認するだけで済みます。
コインランドリー経営
最近増えているコインランドリー経営もコインランドリーに張り付く必要がなく、故障やトラブル対応、代金回収や電気代、地代の支払いのみを行い普段は放置をしているだけでキャッシュを得ることができるビジネスです。
差別化を図ることが難しいビジネスですが、マンモス団地や住宅地が近くにあるなど人口密度が高い場所にコインランドリーを設置すれば一定の収益を得ることが可能です。
ガチャガチャ経営
ガチャガチャ経営は、ガチャガチャを地下街やショッピングセンターに置かせてもらい、そこでガチャガチャの売り上げで利益を得るビジネスです。
代金回収と品物の補充をする手間がかかり、賃貸料が発生しますが、置けば売り上げが発生し続け、ずっと張り付く必要がない資産型ビジネスです。
不動産賃貸業
不動産賃貸業は保有する不動産からの賃貸料を得るビジネスです。不動産投資は事業とみなされるため、銀行やノンバンク、政府系金融機関からも融資を受けられます。
不動産賃貸管理や家賃回収、入居者の募集は管理代行業者に外注することができますので、オーナーは新規入居者の承認などごくわずかな手続きだけを行えばよく、基本はほったらかしで収入が得られます。
参入には何百万円かの元手が必要ですが、中古区分マンションや築古一戸建てなら200万円程度から購入できます。景気や市況にも左右されにくく、インフレ、デフレにもある程度の対抗性を持ちます。資産型ビジネスの一つの典型例です。トランクルームや月極駐車場経営も不動産賃貸業の一形態です。
太陽光発電
太陽光発電所の経営は資産型ビジネスの典型例の一つです。土地と設備を購入し太陽光発電により生じた電気を電力会社に販売するというビジネスモデルです。不動産賃貸業のように空室リスクや、居住者失踪リスク、自殺孤独死リスクなどがなく安定した売電収入が得られるのが魅力です。
フランチャイズビジネス
フランチャイズビジネスとは、自己のブランドを使用する権利や自社製品の販売する権利や営業のノウハウを提供し、ロイヤリティーを受け取るビジネス形態です。
コンビニエンスストアやラーメン店チェーン、ファーストフード、居酒屋などの外食産業がこの形態を取り入れているほか、不動産販売業や自動車ディーラー、ガソリンスタンドなどでもフランチャイズビジネスが展開されています。
フランチャイズのブランド提供側は、経営リスクを抑えつつ、自社製品を契約先に販売し、売り上げからもロイヤリティーを継続的に受け取ることができます。
著作権ビジネス
音楽や出版物、技術の著作権から収入を得るビジネスも資産型ビジネスとみなすことができます。書籍なら本が売れるかKindle本が売れればその一部が印税として著者に入ることになります。
音楽もCDが売れたり、有料音源がダウンロードされたり、カラオケボックスで再生されるたびに印税が発生します。一発売れればあとはずっと印税が入り続けることになります。
資格ビジネス
資格を取り、それを武器にして会社に就職したり、業務提携を行う形態も資格という無形資産を使って収益を得る資産型ビジネスモデルといえます。
業種によっては関連国家資格取得者を置かなければならないとされるものがたくさんあります。有資格者を置かなければ業務が行えないことから、資格には確たる需要があります。
複合機リース
複合機リースは複合機を販売するのではく、複合機をオフィスに設置し、コピー一枚幾らという具合に利用料を徴収するビジネスモデルです。設置後、毎日毎月売り上げが発生します。
複合機は新型が出てもメーカー毎の使い勝手はよく似たものが多く、顧客は使い慣れた
使用感の機器を求めるため、最初に設置に成功すればあとは印刷がされるたびに親にロイヤリティーが入ってくる仕組みです。
アフィリエイト
ブログやYoutubeで行われているアフィリエイトサービスも資産型ビジネスに分類できます。これらは一度コンテンツを作ってしまうとあとはメンテナンスを適宜行うだけで日々利益を生んでくれるからです。
ただし初めは評価の高いブログ記事や動画コンテンツをたくさん準備しなければならないため相当な手間がかかることはご承知の通りです。
家庭用ウォーターサーバービジネス
家庭用ウォーターサーバービジネスは複合機のリースと同じく、客先に設置してもらってから儲かるビジネスです。
オフィスや家庭においてもらえさえすれば、あとは詰め替え用のタンクが定期的に売れていきます。営業活動を行わなくても補充しているだけで利益があがるビジネスです。
携帯電話、スマホビジネス
携帯電話やスマホビジネスも資産型ビジネスの典型です。本体販売で多少損をしてでも、その後の通話料や通信料で定期的に売り上げが見込めれるからです。
契約をした顧客は再手続きを面倒がるので一度つかんだ顧客はしばらくは同じ業者と契約し続ける傾向があります。その間、事業者は通信料を受け取り続けることができるわけです。
動画配信サービス
動画配信サービス、つまりYoutubeや動画配信サービスも資産型ビジネスに属するものです。一度動画を撮影しそれを公開すれば、動画が再生されたり、または音楽がダウンロードされるたびに収益が発生するからです。
保険や投資信託
保険や金融商品の販売は、売り切りビジネスのように思われるかもしれませんが、販売者に対しても一定の報酬が継続的に支払われる仕組みになっています。ですから保険や投資信託は資産型ビジネスの一面を持ち合わせています。
新聞配達
新聞配達ビジネスは継続的に収益を得ることができる一つの資産型ビジネスといえます。普通、一度新聞配達を契約すると何年かは継続して新聞を取ってくれる場合が多いです。
最初の一か月を無料購読にしてもその後1年間新聞を購読してくれれば元は取れます。これは牛乳配達などのビジネスにも同じ考えが当てはまります。
資産型ビジネスのまとめ
今回は資産型ビジネスについて解説しました。資産型ビジネスは自分の時間と労力に依存することなく、資産と仕組みとブランドによって、継続的で自動的な受注による利益が発生するビジネスモデルです。
資産型ビジネスを構築できれば、もう自分の時間と労働力を切り売りして提供してお金を稼ぐ労働型ビジネスや売り切り商品の販売などのフロー型ビジネスによる消耗からサヨナラできます。
信用が信用を生み、ブランド力がブランド力をさらに高め、生まれる利益よって膨らむ資産がさらなる資産を作っていく、このような好循環が発生します。また資産型ビジネスは手を取られないため、サラリーマンをやりながらの副業にも最適です。
生活に困らないだけのキャッシュフローが得られるなら、あとはリタイアして好きなことだけに時間を使い、お金の心配をせずにマンションの高層階から下界を見下ろしたり、気ままに旅にでる人生を楽しめます。
資産型ビジネスは、仕組みを学び作ろうとする姿勢と情熱がある人ならだれでも取り組めるビジネスです。早速仕組み構築に取り掛かって損はありません。自由な人生を謳歌するために資産型ビジネスを構築し、充足の高い人生を全うできるようチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回のブログが皆様の人生の幸福の向上に貢献できれば幸いです。