いい年して「人間にとって信用は大事だ」という冗談を言ってくる大人を近くで見たことはないでしょうか。
私が思うに、実は人生には信用は必要ないし重要でもありません。むしろ信用に振り回されることはとても可哀そうなことなのです。本日は人生にとって信用は必要ないということについて解説します。
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目次
信用とは
信用とは、過去の行い、行為・などから、その人が信頼に値すると判断することです。
または世間が思うその人に対する評価です。
人生に信用は必要ない理由
人生に信用は必要ない理由は以下の通りです。
信用は自分以外の人間にとって都合のいい論理だから
信用はいわば、自分以外の人間が自分から裏切られたり不都合をこうむらないために考えた小賢しい観念です。つまり自分以外の人間にとって都合のいい論理です。約束を反故にされたりして不利益を被らないように信用を社会規範に添えてそれを防いでいます。
自分以外の人の都合のためにこちらまでその信用という冗談にのっかる必要は全くありません。自分も信用にのっかるということは、自分以外の人間に無償で便宜を与えているにすぎません。
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信用を気にすると人に振り回される
信用を気にすることは人に振り回されることを意味します。人間は、その時の気分で人とか関わりたくないなとか、約束した事でも「まいっか」と思うことがあります。信用を気にするあまり、自分の気分を二の次に、人の約束を優先してしまうことは人の関係に振り回されている証拠です。
人の信用を失うことを恐れるあまり、人になびいて自分より人を優先する、これぞ自由闊達な人生にとって大いなる損失と言えるでしょう。
信用を気にしていたら自分らしく生きられない
人からの信用を気にしていたら人生が人の信用だけに捕らわれるものになってしまいとてもつまらなくなります。信用なんか気にしていたら自分らしく生きることができなくなります。
人生の価値は自分自身ががいかに幸せで自由で充足にあふれた時間を過ごせるかにかかっています。自分の人生を優先するのか、くだらなく極めて抽象的な信用という取るに足らない概念に捕らわれるのかその考え方の切り替えが重要です。
信用を無視しても何も困らない
社会は信用なくして成立しない、とか、社会人に最も大事なものは信用であるという嘘八百を吹聴する人がいます。たいていは信用を得るために自分を犠牲にして無駄な時間と徒労を重ねた可哀そうな人たちの言いぐさです。
実は信用というものは無視しても本当は何も困らないんです。人から信用されない前提で
こちらからサービスの代償を払ってあげれば人間はだれでもそれになびきます。信用は無視しても生活は何も困らない。もちろん人生に負の影響を与えることもありません。
気楽
信用を重視しない人生は、約束を守る、とか、信頼を維持する、とかそういうことを気にしなくてもいいのでとても気楽です。気楽な気持ちというのはとても心地よいもので、これに勝る幸せはありません。しがらみにとらわれた人生は楽しいとはとても言えない窮屈なものです。
人の顔色を窺わなくていい
約束事を守らなければ不都合が起こる、等いろいろな制約があると、人の顔色を窺い、へーこらへーこら頭を下げて愛想笑いの50年を送らなければならなくなります。これは信用や世間体、体面を気にすることによる弊害です。
信用を失っても問題ないなら人の機嫌なんて関係ありません。人の顔色を窺わないで好きなように活きることはとても素晴らしいことです。
好きなようにできる
自分の表現したいことを、好きな時に、好きなように表現することは最高の幸せですよね。
タブーや「こんなことを言ったら変な風に思われるだろうか」などを気にしていると、芸術作品何て生まれるわけはないし良い歌詞も出てこない。芸術家は市井のくだらない風評に捕らわれず自分の感性をつらぬくことで逆に世間から絶大な評価を得るものです。
嘘をついてもそれ以上嫌われない
信用は人生に必要ないと思っている人は、そもそも人から信用されないことを恐れてはいません。嘘をついても、人から嫌われても、それ以上嫌われることがなければ、「信用がこれ以上毀損する」ということはありません。だから別に何も気にする必要はなく、どんなことをしようがリスクゼロです。
仕事が来なくて楽
仕事をしている方はお気づきだと思いますが、仕事は何となく頼りがいのある人に集まり、何となく信頼のおけない人には流れてこないものです。
ということは、信頼をおけないようにしておけば、仕事中やることが少なくなって楽できるということです。自分で事業をしている方は仕事の依頼が減ってしまうかもしれませんが、年功序列の民間企業や公務員、団体職員なら自分から退職を申し出ない限り向こうから口減らしをしてくる可能性はたいへん低いです。
一定の利益を出すために投入する資本は少なければ少ないほど経営が効率的であるのと同じく、一定の賃金や報酬をもらうために投入する労力は少なければ少ないほど要領のいい給料の稼ぎ方になります。
信用がないというのは雇われ勤め人をやる場合、とても有利で得な生き方です。
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しんどい役回りが回ってこない
小学生の時から、面倒な係を言いつけられたり、手間のかかる担当者に推薦されたり、めんどくさいことばかり被ってきた方もいると思います。でも信用がなく、回りから煙たがられてる人には、そういう役回りは当たってきません。みんな、うまくいかなくて結局自分側が損することをセコく計算しているからです。
めんどくさい役回りが回ってこないのはとっても楽ちんです。気分は最高です。
人が構いに来なくなる
信用がない人の周りには人間が寄ってきません。人が構いに来なくなるというのは考えようによってはというよりも絶対的にラッキーです。人間はこちらが望まないにもかかわらず、結局お節介や邪魔者に足を引っ張られながら生きています。
人間が構いに来なくなるということは自分の意思決定の自由と、自由な時間、交際に関わる出費が抑えられ、それを自分に自信の人生の経営に集中投入できるということです。効率的な人生経営には、人が構いに来ないこと、という条件が欠かせません。
- 気に入らなければ帰る
- 直前でライブ中止する
- 本番の撮影に連絡しないで現場に来ない
こういうのがカッコいいんです。
信用がない多少のデメリット
信用がないことには多少のデメリットがありますので一応紹介しておきます。
寂しがりの人にはつらい
信用がないと友人が少なくなります。寂がり屋、人と絡むのが好きな人には少々つらいかもしれません。意志薄弱な人にはつらいのかもしれませんが人間が嫌いな人、苦手な人には全く問題ないデメリットです。
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抑えておくべき信用
信用は必要ないと言っても以下の信用だけは最低限確保しておきましょう。
金融的信用
クレジットカードがなくても生活していけなくはないですが、通販の時、海外旅行の時、クレジットカードがあれば便利です。金融的信用は一応念のため確保しておきましょう。
会社での属性
勤務先の上司や同僚や後輩の信頼信用がないことはメリットはあってもそこまでデメリットはありません。ですが勤務先のブランドという信用は確保しておいた方がローンを組んだ時や印象管理のためには有利になります。
まとめ
信用は大事でも何でもないです。信用は大事だと言っている人は、結局は自分の事を裏切ってほしくない、という思いから利害関係者を儒順な人間として洗脳するためにそういうことを吹き込んでいるだけです。その信用ジョークにこちらがお付き合いする必要はありません。
ただ信用について一つ勘違いしてはいけないことは、自分が信用のために自分を犠牲にするのは哀れで残念なことですが、人を信用させることは自分の利得を上げるためにそこそこ意味があるということです。
信用のために他人に振り回される人生は最低です。信用に振り回されず、自分を犠牲にせず、己のなすがままに、自由に生きていきましょう。信用なんかクソくらえです。