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サラリーマンは気楽な稼業 ~サラリーマンが気楽な稼業である具体的理由~

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1962年に発表された「サラリーマンどんと節気楽な稼業ときたもんだ」という映画を知っている人を知る人はだんだんと少なくなりつつありますが、「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」というフレーズは、俳優植木等が歌うサラリーマンどんと節の一節です。

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私はここで改めて断言しますが、サラリーマンは気楽な稼業です。本日はサラリーマンが気楽な稼業であるという理由などについて解説します。

サラリーマンが気楽な稼業である理由

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サラリーマンが気楽な稼業である理由はいろいろあります。ここではそれらを紹介します。サラリーマンが気楽な稼業である理由は以下の通りです。

毎月安定して給料がもらえる

サラリーマンが気楽な稼業といえる理由は、毎月決まった日にお給料が振り込まれることです。

強い歩合制を採用している営業マンを除いて、いくら営業成績を上げても給料に反映されないというデメリットはあるものの、会社の業績が悪化しても給料は毎月同じように支払われます。

会社の業績が賞与の額に影響を与えることはあるでしょうが基本給が減額されるという話はほとんど聞いたことがありません。実際、私が勤務している会社も数年前に海外案件の失敗で何百億円という赤字決算を出したことがありますが、賞与は全く減額されず、業績良好なときと同じ水準の賞与が支給されました。

会社の業績が悪くても固定給への打撃が少ない安定した職業であるというところがサラリーマンが気楽な稼業であるゆえんです。

めったなことでは解雇されない

「今はサラリーマンもいつクビになるなるかわからない」なんていうことが叫ばれることがありますが、実際には日本のサラリーマンはめったことではクビにはなりません。
理由は、サラリーマンは法律による解雇規制でそう簡単には解雇されないようになっているからです。

  • 業績が悪い
  • 能力が低い
  • 態度が悪い
  • よく休む
  • 上司に突っかかる

といった程度のことでは解雇されることはありません。社有車事故を起こしたり、一般的な業務資料を紛失したくらいでも解雇はされません。解雇されるとすれば、社会通念上許されないような相当重大なコンプライアンス違反を起こしたり、厳重注意、懲戒処分では済まない犯罪を犯した場合に限定されます。

「お前はやる気があるのか?」「はい、えっ、でもちょっとあるかどうかわからないですー」っていっとけばOKです。きつい言い方をされたらパワハラですし。訴えるべきところに訴えれば上司は引っ込みます。ちょろいもんです。

労働組合に加入していれば、理不尽な要求、残業代を払わないで使用すると、団体交渉となるため、会社や管理職はそれを超える業務指示をすることはありません。だからサラリーマンは気楽な稼業なんです。

会社の業績が低迷しても基本給は変わらない

サラリーマンの基本給は会社の業績が低迷しても変わりません。会社の業績が低迷したときに下がる可能性があるのはボーナスだけです。定期昇給に業績が影響するという話も聞いたことがありません。ですから会社が傾いていても、同じように給料をもらえる、安定したお仕事がサラリーマンという職業です。

私も会社の業績に関係なく、毎月同じ金額の給料をもらっています。ちなみに会社の業績がボーナスの金額に反映されるかどうかは会社によりけり、または職位によりけりです。大手の企業の技能職では少々の業績変動がボーナスの支給額に影響することはほとんどないというのが現実です。

福利厚生がある

自営業になくてサラリーマンにあるものは会社が従業員に提供する福利厚生です。制服と安全靴の貸与、社員食堂、独身寮、社宅、企業年金、従業員持ち株会、法人契約のリゾートホテル、スポーツジムやカラオケ店の法人契約、航空会社のアップグレードなど会社が提供してくれる福利厚生はたくさんあります。

これらを積極的に利用すればかなりお得に生活ができ、資産形成も無理なく行えます。

時間外手当がもらえる

サラリーマンは所定勤務時間以上に労働をした場合、時間外手当をもらえます。時間外手当は労働基準法で1時間当たりの賃金に対して1.25倍以上の報酬を払わなければならないと定められています。

1.25倍というと、世界の残業代の割増率としては相当少ないですが、まあ定時内の1.25倍以上の賃金が支払われるわけです。会社の就労規則や残業時間によっては1.25倍よりも多い残業割増率が適用されることもざらです。

個人事業主の場合、稼ぎは自分が働いた時間とは比例しません。いくら頑張って働いてもそれが儲けにつながるとは限りません。ですが、サラリーマンはたとえ待機しているだけでも賃金がもらえます。これはかなり得です。

賞与がある

サラリーマンは年二回賞与、いわゆるボーナスがあります。私がこれまで働いてきた会社は、年間ボーナスが月給の5.8か月から6か月ちょっとありました。年間給与に換算すると、18か月分の月給をもらっているのと同じような計算になります。

民間企業ではこの程度、公務員のボーナスは4か月強になってしまうため、公務員のボーナスはすこし歩留まりが悪いですが、まあまあこの程度のお金が月給以外にもらえます。サラリーマンは月給で家計のプラスマイナスがゼロでも、ボーナスを貯蓄に回すことで簡単に資産形成ができます。

有給休暇がある

自営業者には有給休暇という概念はありませんが、サラリーマンには、休暇を取っても給与をもらえる有給休暇があります。労働基準法では入社後6か月を経過した従業員に対して10日以上の有給休暇を付与しなければならないということが定められています。

また年10日以上の有給休暇を与えられている従業員に対して、年間5日以上の有給休暇を確実に取得させることが使用者の義務となっています。労働基準法での有給休暇は10日以上を付与することとなっていますが、初年度から20日以上の有給休暇を従業員に位付与する企業もたくさんあります。

有給休暇はサラリーマンに与えられた権利ですのでどんどん使って完全消化をすることを徹底しましょう。休まなければ損を食らいます。私ももちろん有給休暇はほぼ完全消化しています。

病気になっても傷病手当金がでる

サラリーマンをしているときに勤務に関係がない怪我や病気で長期間休業せざるを得なくなる場合には、傷病手当金を受け取ることができます。傷病手当金は、復帰するまでの間、普段の給料の66%に相当する金額の給付を受け取ることができるという制度です。

傷病手当金は一種類の疾患につき、合計で最大1年6か月の間給付を受けることができるので、手術し療養しなければならない病気にかかった場合や適応障害やうつ病で長期の休業が必要になった場合にも生活費のことをあまり気にしないで生活できます。

年金を会社が半分払ってくれる

サラリーマンの厚生年金は自身と会社が折半して積み立てています。あなたが将来受け取る厚生年金の積立金の半分は会社が払ってくれています。

個人事業主やフリーランスの方の国民年金は自身で積み立てたものを老後に受け取るという構造になっていますので、年金を考えた場合サラリーマンはかなり有利です。

奥さんの国民年金まで会社が払ってくれる

サラリーマンの配偶者の所得が一定以下で、20歳以上60歳未満であればあれば第3号被保険者となり、自身で年金保険料を負担せずに国民年金の払い込みがされることになります。

第3号被保険者の保険料は、第二号被保険者全体つまりサラリーマンが負担しています。第3号被保険者の保険料は自身で負担する必要はありませんが、厚生年金に加入していない分年金の受給金額も少なくなります。

属性が高く融資が受けやすい

サラリーマンは安定した収入を得ることができることから、銀行の融資審査で高い評価を受けることができます。例えば住宅ローンを借りる際にも、公務員や東証上場の大手企業の正社員で10年以上の勤続年数があれば、そこそこの金額の住宅ローン審査はすんなり通ります。

また、サイドビジネスや不動産賃貸事業で銀行や政府系金融機関の審査を受ける際にも属性を高く評価されるので、低い金利で多額の融資を引くことができます。属性を気にすることは普段はあまりありませんが、サラリーマンの金融的な信用は絶大です。

社会的信用が高い

サラリーマンはフリーランスや個人事業主と比べて社会的信用が高いことが特徴です。「自分で商売している」人や「フリーター」「自宅警備員」を頑張っている方には申し訳ないですが、サラリーマン、特に東証プライム市場に上場している企業の社会的信用は高いことは事実です。

「どこに勤務しているかなんて関係ない」という人ほど、良く話を聞いてみると、大手上場企業で働いていたり、そうでなくても外資系のグローバル企業の日本オフィスに勤務していたりします。皆サラリーマンであることの旨味、イメージ、利得をよく吟味してそれを能動的に活用しようとしていることの表れです。

税務申告を会社がやってくれる

サラリーマンは会社が年末調整をしてくれるので、自身で確定申告をする必要がありません。年末調整用紙に必要事項を記入し、証憑を会社に出すだけで税金の計算は会社がやってくれます。楽です。

気楽なサラリーマン生活を送るコツ

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ここでは気楽なサラリーマン生活を送るコツを紹介します。

大企業の正社員になる

気楽なサラリーマンになりたければ、大企業に正社員なりましょう。理由は、仕組みが整い、業務が比較的細分化されているため専門的な分野でルーチンワークがしやすいためです。中小企業ならいろいろなことを自分で判断しなければならずストレスが溜まります。

大企業はそもそもの給与ベースがいいため昇進せずに下位の職位で働いていてもそこそこの基本給がもらえます。ですからわざわざ面倒で忙しく人の面倒まで見なければならない上級の職位になる必要はありません。

また大企業、特に労働組合がある大企業は解雇規制が厳しいため能力が低かったり、少々のへまをしでかしたくらいでは解雇されることはありません。最悪、大体のことは厳重注意以下で済みます。

存在感をアピールしない

気楽なサラリーマン人生を過ごすためには、会社で活躍したり、存在感をアピールしてはいけません。特殊技能があっても、あえてイキってひけらかさず静かに仕事をしましょう。もし何かの案件で活躍してしまうと、忙しい仕事に回されてしまうというリスクがあります。
静かに、楽に、おとなしく過ごしましょう。

出世しないようにする

気楽なサラリーマン生活を送るために絶対に外してはいけないことは、出世をしないということです。なぜなら出世をすると責任が増えストレスが増すからです。

収入が2倍になっても気苦労が2倍になったら同じことです。自分の時間が減るならそれはむしろ損です。気楽なサラリーマンで素敵な人生を送りたかったら細心の注意を払って昇進しないようにしなければなりません。

残業しない

頑張って残業をすると自然と成果が出てしまいます。そんなことをしたらできるやつだと思われてなにか面倒なプロジェクトに抜擢されてしまい、損します。

やるべきことはまた明日。残業はしないで毎日さっと帰りましょう。そうしたら上司や同僚は、彼には大事な仕事は任せられない、と無意識に思うようになります。そうすると与えられる責任と仕事量も自然と減ります。そうなったらしめたもの。楽です。

収入を増やしたいなら副業をする

サラリーマンは気楽な稼業といっても、出世しなければ収入を増やせない、そう思う方はいませんか?サラリーマンをして楽に稼ぎたいけど、生活を少しでも豊かにするために、お金はたくさんほしい。そういう方は給与所得以外の収入、つまり副業でお金を増やせばいいです。

空いた時間をお金稼ぎに使ってしまうという面はあるものの、上司に煙たいことを言われずに自分のペースでお金が稼げます。社会保険料は、サラリーマンの給与のみから計算されて算出されます。ですからサラリーマンをしながら副業で雑所得を稼いでも、社会保険料は増えることはありませんし確定申告をする際に、税金を「自分で納付」にすれば、自分から副業をしていることを触れ回らない限り会社にバレることもありません。

サラリーマンの給料一本に生活を依存させてしまうことは大きなリスクです。収入源は分散しておくことが人生全般のリスクを低減させることにつながります。

生活資金は副業で全部まかなえるようにし、サラリーマンの給料は生活を豊かにするためや、インカムゲインを増やすための資金とするくらいのほうが精神的にゆとりのある生活が送れます。

フリーランスはお勧めしないと思う理由

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ここではフリーランスをお勧めしないと思う理由を解説します。フリーランスをおすすめしない理由は以下の通りです。

安定した収入が期待できない

フリーランスは給料という概念がなく、収入が安定しないからです。ボーナスの概念もありません。売り上げがなかったり、費用が掛かったりすると収入がゼロになってしまう可能性もあります。

収入がゼロだったらまだいいほうです。ビジネスが軌道に乗るまでは自分のお金を持ち出さなければならないかもしれません。そしてそのビジネスが軌道に乗って利益を出せるかどうかも分かりません。

デイトレーダー、投資家、ブロガー、アフィリエイター、キッチンカー、執筆業、翻訳業エステ経営など個人でできるビジネスはたくさんありますがすべて一寸先はお先真っ暗になってしまう可能性があることを認識しておきましょう。

サラリーマンは気楽な稼業であることのまとめ

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今回はサラリーマンは気楽な稼業であることについて解説しました。

サラリーマンは激務だからいやだ、とかそんなイメージをお持ちではありませんか?サラリーマン生活が激務になるかどうかは、どんな仕事をするか、どこの会社に就職するかによって変わります。そして気楽な稼業のサラリーマンをしている方もたくさんいます。私がまさにそうです。

朝勤務開始ギリギリに出社しパソコンの電源をポチっと押す、ダラダラメールを見たり、ネットサーフィンをしながら過ごし、一段落したらコーヒー休憩。気づけばチャイムで昼休憩。食堂でささっとお昼を食べたらお昼寝タイム。

休憩終了のチャイムが鳴ったら午後の業務をササッとこなし、3時になったらまた休憩。定時が近づいてきたら、さりげなく机の整理をはじめ、トイレには先に行っておく。定時のチャイムでパソコンオフ。そして「残りはまた明日、それじゃあお先にお疲れ様で~す」、と直ちに帰路につきます。

体調不良の時は、お休みし、寝足りないときは午前半休で睡眠を確保します。用事があるときはフレックスタイムで早く退社します。この働き方だと残業代は稼げません。でもまあいいです。ボーナスは平均分もらってます。自動的にもらえます。給料は毎年一定の昇給があるので給料は勝手に増えます。

生活に不安をもたず楽しくいきたいならサラリーマンは最適です。皆さんぜひ気楽な稼業としてサラリーマンを選びましょう。最後にこのブログをもう一度振り返ります。

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」は本当です。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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