慢性的な持病で定期的な通院が必要な方は、どこで治療を受けられていますか。予約を取ったり、病院で相当な時間待たされたり、せっかくの土曜日は通院でつぶれたりしていませんか。事業所の中には社内に診療所があり、定期的に産業医の診察を受けられる所があります。
本日は診療所のある会社に就職するメリットについて解説します。
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目次
診療所のある会社に就職するメリット
診療所のある会社に就職するメリットは以下の通りです。
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就業時間中に診察を受けられる
会社の診療所には、定期的に産業医が来る日があり、その日は就業時間中に診察を受けることができます。例えば、高血圧、糖尿病、風邪、水虫、皮膚炎、花粉症、このような急性的に命に別条がない慢性症状を持っている方は会社の産業医の診察をつかえば、業務を中止して、診察してもらい、薬の処方を受けることができます。
私が勤めていた事業所は産業医の診察が受けられる日が週に2日ありました。診療所に行ってる時間も就業時間として取り扱われました。
診察代と薬代が全額会社負担
外部のクリニックで診察を受け、薬を処方されると3割負担で患者に費用負担が発生しますが、事業所内の診療所で産業医に診察を受け、薬を処方される場合、診察代と薬代が全額会社負担となり、自己負担が不要です。慢性的な肩こりの方は膏薬を処方してもらえますし、花粉症の薬なども処方してもらえました。
健康相談が受けられる
医者にかかるほどではないにしろ体調に不安がある場合等、産業医に面談をしてもらうことができます。健康診断で悪い数値がでたときの対処法を相談したりできます。医者にかかるのは時間がかかりますが、診療所に行って少し待つだけで健康相談が受けられるというのは非常にありがたいですね。
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メンタル相談も受けられる
最近疾患が増えている精神的体調不良「うつ病」「適応障害」等が疑われるような精神的な不調の相談に乗ってもらえます。心療内科や精神科を受診するのは現在でも抵抗がある方が多いようですが、診療所ではメンタル相談も行ってもらえます。事業所によっては、一般疾患の産業医とは別にメンタル相談に対応した医師と契約しているところもあります。
予約制で相談が行え、プライバシーには配慮してもらえます。もし、メンタル相談で産業医に意見があれば、産業医は「残業禁止」「業務負荷の調整」「異動」等の意見を会社に上奏する権限があります。
会社はその意見を受け取りますが、会社には「安全配慮の義務」があり、従業員の不調を放置することは総合的な効用がさがり、社会的な評判も失墜させる可能性があることから、産業医の意見を重々参照し、対応を協議すると思います。
診療所を利用する際の注意点
診療所を利用する際の注意点を以下に述べます。
福利厚生カットにより将来福利厚生がなくなる可能性がある
経営が厳しい会社は、福利厚生をカットする傾向があります。診療所での産業医の診察は、今後廃止されてくるところも出てくるかもしれません。
専門的な診察は受けられない
産業医は診療所や健康管理室を使って、問診を中心に診察を行いますので専門的な設備が必要な診察を行うことはできません。よって、専門的な疾患については、専門医を受診することをお勧めします。
診療所で産業医の診察を受けられるのは大きな事業所のみ
診療所で産業医の診察を受けることができる制度を設けているのは一般的に大きな事業所に限られています。残念ながら零細企業、従業員の少ない事業所ではこの福利厚生は設けていないところが多いようです。
まとめ
社内の診療所を活用して、問診を受けることは、病院に行く時間を節約でき、医療費の支出を減らすことができることから大変ありがたい福利厚生制度です。今行ってる会社にはないが、診療所の制度がある会社が羨ましいと言う方は、そのような制度がある事業所に就職しましょう。
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