最近、サラリーマンになるのか、フリーランスで働くのか、派遣社員はどうなのか、等働き方が多様化しており、同一労働同一賃金、在宅ワークについても活発に議論が交わされれています。
私は現在、企業のサラリーマンとして平日の昼間事業所でに勤務し、賃金労働を行っています。今日は私の経験をもとに、正社員のサラリーマンにメリットについて考えてみました。
本日は第1弾として待遇面についてのメリットを解説します。
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目次
サラリーマンになる待遇面メリット
サラリーマンになるメリットは以下の通りです。
月給制なので経済的に安定する
サラリーマンは基本的には月給制です。一部の営業職を除き、歩合制の賃金体系は少ないと思います。稼働日数通り出勤すれば固定給が支払われるため、経済的に安定した生活を送れます。将来の家計の計画も立てやすいと思います。
普通にしていれば、毎年賃金は上がっていく
日本の企業は、基本的に基本給の設定を、「年齢」と「職位」という2つの要素で決定することがほとんどです。年齢は毎年1年づつだれでも増えていきますのでそれに応じて年齢給が賃金体系に普通に反映されます。
また、総合職の場合、職位については、「最終学歴」(学卒、修士、博士)により昇進速度は違うものの、概ね勤続年数と相関関係が強いため、勤続年数が多くなればなるほど職位給は上がります。よって、普通に言われた仕事で普通の実績を出して入れば、賃金は毎年上昇します。
若いころは、会社への貢献度の割に高い賃金がもらえる
新入社員として入社する20代前半は、まだ会社の業績に貢献できる技術の蓄積を持っていませんが、固定給として相応の賃金をもらうことができます。これは、会社の業績への貢献度を上回る賃金を受け取れます。
年齢が高くなると、労務の内容の割に高い賃金がもらえる
年功序列の賃金体系では、年齢が高くなると賃金が上昇します。50歳を超えるころには、労務の内容の割には高い賃金を受け取ることできるようになります。58歳で役職定年を迎え、賃金が頭打ちになる体系をもった企業では、58歳時点の処遇の効用が最も高いということができます。
賞与(ボーナス)がもらえる
12か月分の固定給以外に、年2回ほど賞与がもらえます。公務員で基本給の4か月ちょっと、自動車完成品メーカーで6か月+〇〇万円、自動車下請けメーカーで5~6か月程度だと思います。
業績、個人の成績が強く賞与に反映される賃金形態のところもあれば、90%ほどは横並び、残りの10%を上司が判定するというパターンもあると思います。いずれにせよ賞与(ボーナス)は日本の企業の賃金体系として組み込まれていることが多く、従業員もそれを資産計画に組み込んで家計を設計します。
退職金がもらえる
退職金制度が組み込まれていれば、退職時に退職金を受け取ることができます。受け取れる退職金は最終的な職位、勤続年数によりますが、勤続年数が長ければ長いほどより多くの退職金を受け取れるよう、金額が設定されていることが多いです。これにより、企業は優秀な人材の流出を防ぎ、経験を社内に蓄積できるようにしています。
厚生年金に加入できる
企業の役員及び企業の従業員は、厚生年金に加入できます。国民年金は拠出金全額を自分で納付しなければなりませんが、厚生年金は、拠出金の半額を企業が負担するため、サラリーマンが負担する拠出金は全体の半額で済みます。ですから、サラリーマンにとっては拠出金の割には多くの年金を受け取ることができ、老後の生活資金を多くすることができます。
費用を事業者と折半で健康保険に加入できる
サラリーマンの健康保険料の負担額は事業者と折半です。よってサラリーマンの健康保険料の負担額は全体負担額の半額で済みます。従業員に扶養される被扶養者の健康保険料は、従業員本人が負担せずに適用されるため、主婦やパート、子供がいる世帯にとっては非常に有利な制度となります。
第3号被保険者として、配偶者の年金の負担が不要
サラリーマンの配偶者が第3号被保険者になれば、サラリーマン本人の年金制度の保険者が毎年度負担してくれるため、サラリーマンの配偶者は自分で保険料を納付する必要がありません。
企業年金に加入できる
大手の企業では、従業員の資産形成の一助として、従業員からの拠出を受けず、会社が全額負担する企業年金、または企業型確定拠出年金を採用している事業者があります。国民年金、厚生年金の他に第3階層の年金を組み込むことが可能です。尚且つ これは、自己負担が不要になる制度ですので従業員には非常に有利です。
まとめ
本日は、比較的直接的な待遇面から、サラリーマンになるメリットを解説しました。年功序列崩壊というニュースが聞こえてきます。これからは徐々にそのような社会にはなるでしょう。ですが伝統的な社会構造はそう簡単には変化しません。
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