最近、サラリーマンにも意識の変化が出てきています。それは副業の在り方についてです。
多様化する価値観を肯定しようとい社会風潮の中、サラリーマンの働き方と仕事に対する考え方も変化が起こっています。日本全体で副業を容認する流れが強まっています。
副業は収入アップにつながるだけでなく、自分のスキルをアップすることにもつながります。また生き方の選択肢や世間が広くなるという意味でもやって損はないと思います。
今回はサラリーマンの副業について解説します。またサラリーマンにおすすめの副業についても具体的例をあげて紹介します。副業の注意点などもピックアップしますのでぜひ参考にしてください。
目次
働き方改革による副業の推奨
厚生労働省は2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。このガイドラインでは会社員の副業や兼業の解禁を推奨しています。
(2024/11/21 07:27:20時点 Amazon調べ-詳細)
多くの企業が副業容認に転じる
「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の影響もあり、企業の中には副業を容認するところも徐々に増え始めています。すでに多くの有名企業が従業員の副業を容認しており、この流れは今後も拡大するとみられています。
大手企業が従業員の副業を認めるようになった理由は以下のようなものが考えられます。
優秀な人材の獲得と囲い込み
会社は優秀な人材に自社で働いてもらいたいという期待があります。副業を禁止にしたり、厳しい制約を課してしまうと、組織の制約を受けたくないバイタリティにあふれる社員が辞めてしまったり集まらない原因になります。
これらは会社にとってはマイナスになるため、会社は副業を容認してでも優秀な人材に働いてもらいたいと考えます。
収入を増やす機会を与える
会社は従業員の副業を認めることにより従業員が収入を増やす機会を与えます。これにより待遇に不満のある従業員の流出を食い止めたり、会社の業績が悪くなっても自助努力で生計が成り立つように配慮をしています。
従業員の能力開発
従業員の副業を認めることで従業員は会社の業務だけは得られない能力を培うことができます。例えば株式投資は、勤務先の経営志向に影響を及ぼしますし、webライターを行えば、文書作成能力が向上します。
副業で培ったノウハウの本業への相乗効果の期待
会社は、従業員が頭脳労働を伴う副業で培ったノウハウを、本業に転嫁しシナジーを生むことを期待します。プログラミングやwebマーケティングの経験や知識はいずれ本業の業務能力を向上させることになるでしょう。
サラリーマンは副業をしてはいけないのか?
サラリーマンが副業をしてはいけないということを定めた法律はありません。「職業選択の自由」は日本国憲法で定めらた誰にも侵すことはできない日本国民の権利です。
また厚生労働省は、原則副業・兼業を従業員に認める方向とすることが妥当である、というガイドラインを設定し、労働時間以外の時間は労働者の希望に応じて副業を認めることを検討せよ、とお触れを出しています。
法律では副業は禁止されていませんが、企業と従業員が結んだ雇用契約の中に、「会社の許可なく他の事業者と雇用契約を結んで業務を行ってはならない」などの規定があれば就業規則に抵当する可能性があります。
そのため就業規則で副業禁止が明記されているのであれば副業はしないほうが無難です。副業が認められた会社であっても競合先や同業他社での勤務を禁止する規則があったりします。最悪の場合、契約違反として解雇される場合もありますので就業規則はよく確認しておきましょう。
サラリーマンが副業をするメリット
サラリーマンが副業をするのには多くのメリットがあります。ここではサラリーマンが副業をするメリットを紹介します。
収入が増える
副業をする最大のメリットは収入が増えることです。皆さん収入を増やすために副業をします。副業で得ることができる収入はどのような副業をどの程度するかによりますが、お小遣い程度を毎月稼ぐ方、中には給与所得を超える副業収入を得る人もいます。
サラリーマンをしても給料は勤続年数や年齢で決まっていることがほとんどで、一気に収入を増やすことはできません。副業をすることによってサラリーマンでも本業の給料に加えてプラスの収入を得ることが可能です。
健康保険料負担が増えない
サラリーマンで給料が増えると給料に合わせて健康保険料の負担額が増えていきます。厚生年金は掛け金が多ければ多いほど老後に受け取れる年金が増えるので問題はありませんが健康保険は掛け金が多くなっても3割負担は3割負担のままで何も得しない制度です。
サラリーマンが副業で事業所得、雑所得、不動産所得を得ると所得税、住民税は増えますが、健康保険料はサラリーマンの所得にのみかかってくるので健康保険料が高くならないというメリットがあります。
スキルと人脈が手に入る
副業はサラリーマンにスキルと人脈をもたらすことがあります。これまで未経験なことを副業で体験することによりスキルが手に入ったり、副業で連携しあった人からビジネスパートナーが生まれたりします。
副業で培ったスキルの中には本業の業績向上に貢献するものもあるでしょう。お金を稼ぎながら本業では得ることができないスキルが手に入れば一石二鳥です。
給料と会社への依存度を下げることができる
新卒採用で一つの会社でずっと勤務し、財形貯蓄を会社で行い、企業年金を積み立て、会社の社宅に住んでいる、このような場合は人生が会社に依存した状態になっています。
ですが、終身雇用や年功序列の崩壊によりこの制度はいつまで続くかわかりませんん。大きな病気をして仕事を続けることが難しくなるかもしれません。
でもそのような場合に備えて、副業をしてサブの収入を作っておくことで本業の会社が倒産したり、仕事を続けられなくなっても生活を維持することが可能になります。人生のリスクの分散です。
サラリーマンが副業をする際の注意点
副業はサラリーマンの収入を増やす一つの有効な手段ですが、注意するべきポイントがありますのでこちらを以下に解説します。
本業に支障をきたしてしまう
副業に力を入れすぎると本業に差し支えてしまう可能性があるので注意が必要です。真夜中まで副業のサイトのメンテナンスをして、昼間の仕事で居眠りをしてしまったり、疲れて会社を休んでしまっては本末転倒です。
副業を始める際には本業に影響を与えない程度にとどめるのが正しいやり方です。とくに時間と労働力を切り売りするだけの肉体労働をお勧めしないのは体力面で疲れてしまい、続かなくなったり体調を崩してしまう可能性が高いからです。副業をする場合には仕事、休息、家族との時間、余暇などをトータルで考えて取り組んでください。
本業の就業規則に接触する
副業で気を付けることは、本業就業規則に接触し何らかの制裁を受けてしまうことです。ですから副業を行う際にはまずは就業規則を確認しましょう。
会社によっては一切の副業を禁止死しているところもあり、会社によっては競合他社と雇用契約を結んで労働に従事することを禁止している場合があります。就業規則に違反した場合は懲戒などにつながる場合があることを理解しておきましょう。
確定申告が必要になる場合がある
サラリーマンは雑所得や不動産所得が年間20万円を超えた場合、確定申告をしなければなりません。確定申告をしたくない場合には利益が20万円未満になるようにすればOKです。
サラリーマンが副業で確定申告をしなければならない場合は、二か所以上から給与所得を受け取っている場合や雑所得や不動産所得が年間20万円を超えた場合ですが、雑所得や不動産所得は経費が計上できます。
利益をえるために使った交通費、消耗品費、通信費などは実情に応じて按分し経費にしましょう。
手間の割には稼げない副業もある
副業の中にはやってみたけれど手間ばかりかかってそんなに儲からないものがあることも事実です。副業の中には収益が出るまで時間がかかるものもあります。初期投資が必要なものもありますが、気長にやっていくしかありません。
詐欺に引っかからないように注意
副業に最適と銘を打っているものの中には詐欺目的のものもあるので注意が必要です。どう考えても胡散臭い広告、例えば「リターン30%の高利回り投資」などのあり得ない利回りを表す勧誘には注意が必要です。
機密漏洩に注意
もし副業先で本業の重要事項を話してしまったりした場合、懲戒処分になる可能性があるので注意が必要です。
副業をしたら会社にばれるのか?
副業をしても基本的には会社にはばれません。ただし以下のような場合は会社にばれてしまいますので注意してください。
副業の給与から住民税が増えてしまいばれる
副業先から給与があると本業と副業の両方から収入が発生し本業だけより住民税が高くなります。
そのため次年度の住民税が増えるため、本業からの給与だけの場合より住民税が増えてしまい、本業の会社から副業がばれます。ですからアルバイトや雇用契約を結んで給与をもらう形態の副業はやらないほうが無難です。
確定申告で「給与から差し引き」をチェックしてしまう
確定申告で住民税を納付する際には「給与から差し引き」と「自分で納付」から住民税の納付方法を選択できますがここで「給与から差し引き」にチェックしてしまうと、住民税の情報が会社に連絡されてしまい、副業がばれます。
確定申告をする際には住民税は「自分で納付」にチェックするようにしてください。
副業をしていることを自分で同僚に言ってしまう
副業に調子が出てくるとついつい自慢したくなり、副業の話を同僚に言ってしまう人がいるかもしれません。そうすれば副業していることが会社にばれてしまいます。副業の話は会社ではしないようにしましょう。
インターネットから同僚にバレる
インターネットでやる副業で本名と顔出しをしなければバレる可能性は非常に低いですが、
Youtubeやセミナー講師を顔出しで行っている場合、顔から副業がバレることがあります。
ネットショップ経営でも名前を出さなければならないので人が能動的に調査しようとして動いた場合、バレる可能性があります。
サラリーマンにおすすめの副業
ここではサラリーマンにおすすめの副業を紹介します。サラリーマンにおすすめの副業は以下の通りです。
株式投資
サラリーマンの副業、資産運用として一般的なものとしては株式投資があります。株式投資は厳密には副業ではなく単なる資産運用の一環として認識されるため副業にあたることはありません。
株式投資は日本株に限らず、アメリカ株、中国株もメジャーです。投資信託を含む株式投資は源泉徴収ありの特定口座で売買することにより確定申告する手間を省略することができます。
iDecoやNISAのような税制優遇制度もありサラリーマンが資産形成をするうえで有利な条件が整っています。
株式投資は配当や株主優待等のインカムゲインや株自体の値上がりによるキャピタルゲインを狙うことができますが、景気や投資先企業の経営悪化により株価が下落して損失を被ることもあるので注意が必要です。家計に影響しない余剰資金で少しづつ投資をしてみることをお勧めします。
株式はネット証券を使えば自宅のPCやスマホで簡単にトレードできます。会社の休憩時間にサっと売買をすれば便利に株をトレードできます。
不動産賃貸
不動産賃貸業はサラリーマンに人気のある副業です。物件を購入し賃貸収入を得るというビジネスモデルです。投資対象は区分マンション、戸建て、アパート一棟などがあります。
転勤になったので自宅を賃貸に出しているという方もいるでしょう。不動産賃貸のメリットは以下のようなものがあります。
- 安定したインカムゲインになる
- 相続税対策になる
- 事業として金融機関から融資を受けることができる
ただし、流動性リスク、空室リスク、災害リスク、家賃滞納リスク等があります。不動産賃貸で収入を増やしたい方はまずは中古ワンルームマンションから始めてみてはいかがでしょうか。
REIT(不動産投資信託)
不動産投資はある程度のまとまった資金がなければ難しく、最低限の不動産の知識も必要です。それでも不動産投資のような安定したインカムゲインを得たいというのであればREIT(不動産投資信託)に投資するという手があります。
REITは投資からから小口の投資資金を募りそれを運用する金融商品で、運用対象を不動産にしたものです。REITのメリットは、1万円程度の小口から始められ管理の手間が不要であることです。その代わり、銀行融資が使えず、高利回り物件を自分で所有する場合に比べて利回りが低くなるというデメリットがあります。
駐車場経営
駐車場経営とは月極駐車場やコインパーキングの経営により収益をえるビジネスです。メリットは、人件費がかからないこと、遊休資産を有効に生かせること、初期投資が安いことがあります。
サラリーマンをやりながら駐車場を自分で運営するのが難しい場合は、運営の一切を管理会社に委託するという方法もあります。その場合、収益性は下がりますがその代わり実務的なことから手を放すことができます。
空駐車場シェア
自宅に使わないスペースがある場合、空き駐車場として貸し出す駐車場シェアリングというビジネスでも副収入を得ることができます。
月極駐車場やコインパーキングにするには小さすぎる空きスペースの活用法として利用できます。1台分の駐車場をカーシェア業者に貸し出すことで貸しスペース料金を得ることができます。
コインランドリー経営
サラリーマンの副業としてはコインランドリー経営も候補に挙がります。コインランドリーはセルフサービスのため人件費がかからず、ランニングコストが電気代と洗剤代だけで済みます。
景気の変動を受けやすく、高齢化にもある程度の耐性があるビジネスモデルです。ですが差別化することが難しく、競合が表れやすいことがデメリットです。
太陽光発電所経営
不動産投資と並んでサラリーマンに向いている副業は太陽光発電所の経営です。太陽光発電所経営は、不動産賃貸業と同じで政策金融公庫や金融機関から融資を受けることができ、太陽光という安定したエネルギー源に依存するため、不動産賃貸業にありがちな空室リスクを避けることができます。
太陽光で発電した電力は市場価格よりも高く買い取ってもらえる制度が見込めます。出口戦略、つまり将来の売却や償却についてのリスクは残るものの、中古発電所の流通市場は徐々に確立していくとみています。
FX
FXは外国為替証拠金取引のことです。もともと価格変動が少ない外国為替の市場にレバレッジをかけて投資し、為替差益と金利差を狙うものです。
取引が活発になるのは、ロンドン時間からニューヨーク時間にまたがることもあり、夜間に取引時間を確保できるサラリーマンにも最適です。またFXは副業というよりは資産運用の一環であることから就業規定に接触しないものメリットです。
FXは少額で開始でき、レバレッジを25倍までかけることができるので短時間で大きな利益を狙える半面その分損失も大きくなる可能性があります。ただし売買手数料は他の金融商品と比べても極めて安く、手数料負けする可能性も低いです。
マーケットを研究し腕を磨けば高収入を安定して稼ぐことも夢ではありません。金利の低いペアと高金利の通貨を掛け合わせた通貨ペアをホールドすることでスワップポイントという金利差を受け取ることができインカムゲインを主体とした投資手法も行えます。
また税金は分離課税となっているため利益が多くなっても税率は一律で20.315%と低率なのもうれしいです。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングの一種で、お金を貸してほしい人とお金を貸して金利を得たい人をつなげるマッチングサービスのことです。
インターネットで個人から小口の資金を募りファンドを通じ資金を個人や企業に融資し、金利を受け取るものです。分配利回りは3%~12%と高く、クリックするだけで案件が成立するだけですので手間がかからないのがメリットです。
ですが、信用度の問題で金融機関から融資を受けづらい企業がこの案件で資金を調達している場合もあり、元金と分配金が償還されないリスクがあることには注意が必要です。利益は雑所得となり総合課税の税率で課税されるため、給与所得が多い方は税率が高くなるため注意が必要です。
仮想通貨
仮想通貨のトレードもサラリーマンに最適の副業になります。価格の変動が現実通貨よりも大きく、値上がりしそうな仮想通貨を見つければ大きく儲けられる可能性を秘めています。
少額から売買できるのも仮想通貨の魅力です。仮想通貨を売買するだけでなく、保有する仮想通貨を貸し出す「レンディング」を行えば、年率5%程度のインカムゲインを得ることも可能です。また仮想通貨は24時間、週末もトレードできるのがうれしいですね。
ブログ
サラリーマンの副業で人気があるのがブログです。理由はある程度出来上がったら勝手に収益が入ってくるからです。ブログに広告を貼り付け、クリックしたり、広告経由で商品が買われた場合に報酬が得られるというビジネスモデルです。
ブログは初期投資が少なく、パソコンがあれば誰でも参入できます。検索エンジンから評価され、閲覧者が増えるまでには時間がかかりますが、いったん軌道に乗れば、圧倒的に少ない作業量で大きな金額を稼ぐことが可能です。
自分が得意とする分野の情報、お役立ち情報をブログで発信すれば多くの人に見てもらえ、広告がクリックされて報酬が発生するでしょう。ブログは一度作成すればネット上に残り続けます。つまり資産的な価値が生まれます。文章を書くことが好きな人も向いている副業です。
動画投稿
YoutubeやTikTokに動画を投稿し、広告収入を得るという方法です。収益は動画の再生回数や再生時間、広告の再生回数により変化します。またライブ放送を行うことにより投げ銭を得ることも可能です。
チャンネル登録者を増やすまでは大変ですが、一度動画を配信すれば、あとは広告の再生回数に応じて収入が入ってくるのでサラリーマンにもお勧めの副業になります。会社にばれたくない方は顔出しをしない工夫をすることが必要です。
ゲーム実況の動画配信
ゲーム好きのサラリーマンにはもってこいの副業がゲーム配信です。世界でファンの多いゲームの実況映像を動画投稿して広告収入を得る副業です。
基本はYoutubeの動画投稿と同じ考え方です。フォートナイト等のプレーヤーが多いゲームをTwitch等の動画配信プラットフォームで配信して収益を得るという仕組みです。
情報商材の販売
情報商材の販売はサラリーマンの副業に最適です。自分が持っている知識や経験を商材として構成しそれをネット上のコンテンツとして公開、販売するというものです。簡単な方法としては、noteというブログサービスを使って有料noteや有料データとして販売する方法です。
- 稼げるブログの作成方法
- FXの投資戦略
- 不動産投資での物件選定の方法論
- 事業融資を受けるノウハウ
- フォーマットに入力するだけで出来上がる法人立ち上げ資料
- 合格しやすい履歴書と職務経歴書、面接のポイント集
等を販売すれば需要があるのではと思います。
スポーツインストラクター
週末稼業としてスポーツインストラクターもサラリーマンには有力な副業候補です。習い事は夜間や週末に行わることが多いため、サラリーマンとの両立も簡単です。自分の得意なスポーツの技術や知識を指導し、自分も体を動かせるのでリフレッシュになります。
最近ではリモートレッスンの需要も高まっています。一対一の場合はあまり効率は良くありませんが、生徒が増えてくればそこそこ効率の良い副業になります。
プライベート教師
音楽の講師や家庭教師などもいい副業になります。一対一のレッスンになるため報酬上限が決まってしまいますが、自分の趣味のスキルを売れるため充実感がある副業です。
スポットコンサル
ビジネスでノウハウやスキルを持っている方はスポットコンサルを引き受けてみるの面白いです。スポットコンサルとは、短期的に行うビジネスのアドバイザーのようなものです。
一度だけ、ポイントだけを指導するようなスタイルです。報酬をもらい、人助けになり、経験も蓄積できるという点でメリットがあります。
セミナー講師
セミナー講師は週末にスポットで行える副業です。専門知識やスキルが必要なため報酬が高いという特徴があります。報酬以外にやりがいが感じられたり、人脈を築くことができたりというメリットももあります。専門スキルをお持ちの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自動販売機経営
自動販売機経営は、飲み物の補給、代金の回収まですべてをアウトソーシングできるビジネスですのでサラリーマンに向いています。
自身が一棟アパートを所有していたり、コインランドリーやコインパーキングを経営している場合、自動販売機を併設するとさらに利益が発生します。土地がない場合には土地の賃貸料を払ってお店の軒先や駐車場に自販機を置かせてもらうという方法もあります。
ガチャガチャ経営
ホームセンターやショッピングモール、店先にガチャガチャを置かせてもらうビジネスです。ガチャガチャの補充と代金回収を行う必要がありますが、張り付く手間が省けます。
エステ経営
ネイルサロンや脱毛サロンをエステティシャンを雇って経営することもできます。スタッフの募集、店舗の設営などを行う必要がありますが、優秀なスタッフをスカウトできればあとは経営に専念するだけで大丈夫です。全般的な経営ノウハウがなければ成立しないので、フランチャイズの管理ノウハウがあるサラリーマンに向いている副業かと思います。
治験バイト
治験バイトとは、製薬会社が新薬を製造する際、安全性を確かめるために行う臨床試験の一つです。治験バイトにはいろいろなタイプがありますがサラリーマンに向いているのは一日で終わるタイプのものです。報酬は一回1万円から2万円程度です。
フリマアプリ
フリマアプリを利用すれば、自分の不用品を手軽に出品できます。利用するフリマサービスにはメルカリやラクマなどがあります。
メリットは、自宅にある不用品を販売するため初期費用がかからないところです。価格交渉が発生する場合がありますが、メルカリだと比較的手間がかからないのでお勧めです。商品の説明や梱包を丁寧に行い自分の不用品を出品すればお金が儲かり家のスペースも広がります。
転売(せどり)
フリマアプリに慣れて、周りに売るものがなくなってきたら、次は商品を仕入れて利幅を乗せて販売する転売をしてみるのがおすすめです。
ゲーム機、ゲームソフト、アクセサリー、ブランドもの、フィギュア、スニーカー、プラモ、家電、古本、トレーディングカード、時計など様々なものが対象になります。自分の得意分野や興味がある分野であれば目利きが利くので稼ぎやすくなります。
ネットとスマホがあればできるので参入障壁も低いです。仕入れ商品の調査は空き時間を使えばOKです。ただし、事業として転売を行うには古物商許可が必要なります。必要なら許可を取っちゃってもいいでしょう。
ポイントサイト
ポイントサイトでのポイント獲得はサラリーマンが空き時間でできる副業です。ポイントサイトのポイント獲得はポイ活ともいわれ、ゲームやアンケート、モニターなのでポイントを貯めることを言います。
貯めたポイントは現金や電子マネーに交換できます。「ビッコレ」ならポイントの代わりにビットコインがもえらえます。単価が安い案件なら案件を多数こなす必要がありますが、リスクなくポイントを稼ぐことができます。スマホだけで手軽に始められて隙間時間でコツコツ稼げます。専門のスキルも必要ありません。
アンケートモニター
アンケートモニターは調査会社の依頼に応じて、アンケートに答える仕事です。特別なスキルも必要ありません。化粧品や食品のモニター案件が多いので女性にもお勧めです。
WEBサイト制作
WEBサイト制作はプログラミングスキルが必要ですが、報酬が高いのが特徴です。ネット上で様々な案件を受注し、自宅の空き時間に作業することができます。
動画編集
Youtuberの依頼を受けて動画を編集する仕事も副業として人気があります。人気Youtuberは撮影とアイデアを考えるだけで精一杯なので単純作業をより専門的なスキルを持った方にアウトソーシングする方もいます。
そのような仕事を請け負って仕事をすれば副業としてそこそこの収益が出せると思います。
翻訳
外国語が堪能な方は翻訳バイトもおすすめです。今はGoogle翻訳等便利なツールがありますが、ビジネスや専門資料などではまだまだそのままでは使い物はならないというのが現状です。誰でもできるわけではないので参入障壁も高く単価も高めです。
ウェブライター
ウェブライターはブログやホームページの文章を書く仕事です。専門的な内容や日記、ブログの代筆などいろいろなものがあります。ウェブライターの仕事は専門的なものから誰でもできるものまでさまざまです。
まずは簡単な案件から始めてみるといいでしょう。ウェブライターの仕事は文字単位で報酬が支払われるケースが多いです。ですから文章を書く精度が高く、速い方にはおすすめの副業です。在宅ワークとの親和性が高いのもいいですね。
輸入ビジネス
海外のグッズや商品を輸入して国内で販売するビジネスです。商品発送や買い付け、通関の知識。外国のエージェントとの折衝能力がいりますが、海外に知り合いがいる方、専門的な商品の知識がある方にはお勧めです。
プログラミング開発
プログラミング開発はプログラムに関する仕事を請負いのうにゅうすることで報酬を得るビジネスのことです。プログラミングの知識と経験があるかたにおすすめです。
サラリーマンでも可能だがおすすめしない副業
これまでサラリーマンにおすすめの副業を紹介してきましたが、ここではサラリーマンでも可能だがおすすめしない副業を紹介します。
データ入力
データ入力とは帳票や音声データを起こしてパソコンにデータとして入力する仕事です。ExcelやWordが使えれば誰でもできる仕事です。
パソコンが使えれば誰でもできるため参入障壁が低い仕事です。報酬は作業量に比例し、時間と労力をお金に交換しているという感じでしょうか。付加価値がつくものでもないため自分の時間が無くなってしまいます。
スーパーの品出し
早朝のスーパーの品出しという副業もあります。5時頃から7時ごろまで開店前のスーパーで商品を陳列する仕事です。
時給はいいですが、朝早く起きなければならず、疲労が蓄積し本業に影響がでたり、体調不良の原因になる可能性があります。早起きが苦にならない人にはいいかもしれません。
試験監督
試験監督は、試験の問題を配布したり、解答用紙を回収する仕事です。試験中は不正が行われないように監視をします。体力は使わない仕事ですが、時間が無くなります。
平日に仕事をして、週末まで時間が無くなると損した気分になります。スキルが全く身につかないところもお勧めできないポインントです。
運転代行
運転代行は夜間に飲酒などで車を運転できない人に代わって車を運転するサービスです。慣れない車の操作をして夜の暗く狭い道を通って車と乗客を自宅まで送り届けます。
昼の仕事だけでも疲れるのに、夜にまで運転をしたら疲れます。事故ったり、掠ったりしてしまうと弁償です。割に合いません。
副業のポイント
ここでは復職を成功させるポイントを解説します。
興味あることをする
副業は自分が興味あるものをやりましょう。全く興味ないものをやってもモチベーションが続きません。趣味の延長になるものをビジネスにしたり、自分しかできないことをビジネスにするほうが単価も高くなり、充足も上がります。
しばらく継続してみる
儲からないからと言ってすぐやめてしまわずしばらく続けてみることもポイントです。なんでもそうですが、一定の評価を得るにはそれなりの時間がかかります。不動産、ブログ、動画投稿、なんでもそうです。
その一瞬の報酬額だけに目をむけず、ビジネスの成長性も考慮に入れたうえ続けるかどうかを決めましょう。ベンチャー企業なんかでも当初の何年かは赤字続きが当たり前。それを我慢した後に爆発的な成長が待っています。amazonもYoutubeもみんなそうでしたから。
サラリーマンでもできる副業まとめ
今回はサラリーマンでもできる副業について解説しました。転職、残業の減少、ボーナス削減で手取りが減ってしまい、収入が減ってしまった方もいるのではないでしょうか。そのような方には副業は収入アップにおすすめです。
今回はいろいろな副業の例を挙げて解説しました。この中から自分の本業を鑑みながら自分に合ったものを見つけてください。
私がおすすめするのは、業務を自動化できる副業、スキルアップする副業です。将来独立を目指せる副業です。時給で働くタイプの副業はあまりお勧めできません。それは単なる時間と労力の切り売りに過ぎないからです。副業は一獲千金を狙うものではなく、コツコツと経験と実績を重ねて成長していくものです。
退職後の生活、老後の不安を少しでも払しょくするために、本業以外に収入があったほうが安心します。ですが、副業をやりすぎると本業に支障をきたす恐れもあります。その調整は自分自身で行う必要があります。体力や時間には限りがありますのでバランスを大事に、そして遊び心を大切に副業にチャレンジしてみてください。
今回のブログが皆様のサラリーマン生活の参考になれば幸いです。