ここ数日、3弾にわたり、会社員になるメリットを待遇面、福利厚生面、その他の側面から解説しました。
会社員になることは、相応のメリットがあることはご説明した通りですが、会社員はメリットだけではありません。安定した収入が得られる反面、デメリットもあるということです。
今回は会社員にあるデメリットについて解説します。
目次
会社員のデメリット一覧
会社員になるデメリットは以下の通りです。
上司を選べない
フリーランサーはビジネスパートナーを自分で選ぶことはできますが、会社員は上司を選ぶことはできません。会社にあてがわれた上司とそのチームの中で業務を遂行することが求められます。
やりたい仕事ができるとは限らない
大卒新入社員の場合、事務系、または技術系総合職として求人に応募して採用されます。文系職種か理系職種かは選択的に応募でき、配属も理系文系に応じたものとなります。会社は新入社員の希望について聞き取りをし、考慮にはするでしょうが、配属先が希望通りとなるかは会社の都合によります。
中途採用の場合、応募する業種はある程度決まっているため、最初の配属先については、選ぶことができるでしょう。但し、数年たてば、社内異動により、業務転換を命令されることがあります。やりたい仕事ができるとは限りません。安定した地位、収入の代償と言えます。
課長以上になると残業代がもらえない
管理職以上は、裁量労働制が適用され、残業代が出ないパターンがあります。中には、相応の権限と待遇を与えられていないにもかかわらず、管理職相当の職位に昇進させられ、担当業務を行っている名ばかり管理職ということがあり、社会問題となっています。
やりたくない仕事もこなさなければならない
月給ベースで賃金をもらう以上、指示された業務はやりたくなくても行わなければなりません。
自分のペースで仕事ができない
チームで業務を行いますので必ずしも自分のペースで仕事ができるとは限りません。営業、調達では、社外との折衝が多くなりますのでさまざまな外部要因の中で仕事をすることになります。
最低一日9時間程度時間を拘束される
通勤時間と休憩時間を合わせると、最低9時間は会社に拘束されます。一日の1/3以上の時間が仕事と関係があることになります。
合わない同僚と一緒に仕事をしなければならない
中には、肌が合わない同僚や先輩もいるかもしれません、運悪くもあなたと同じチームになるかもしれません。
通勤時間を浪費する
業務時間と休憩時間以外に、出勤と帰宅のための通勤時間とその労力を浪費します。
レイオフにあう可能性がある
会社は会社都合で労働力を雇用していますので経営状況により、解雇されることもあります。但し、会社員は、解雇されるだけですむという意味で、リスク限定です。
ストレスがかかり、体調を崩しやすい
残業や業務のプレッシャー、パワハラによりストレスがかかり体調を崩してしまうことがあります。会社には安全配慮義務がありますが肉体労働では障害を負う可能性もあります。
時間外にも携帯電話が鳴り対応が必要な場合がある
業務終了後も携帯電話が鳴って対応が必要なことがあります。本来この対応時間は業務時間ですので残業時間として申請できますが、電話がかかってくるかもしれない、というのは嫌なものです。
会社への貢献度が高くなっても賃金はそれほど上昇しない
新入社員で入社後、数年たつと経験が蓄積され、徐々に会社の業績に貢献できる人材となります。賃金体系は年々少し筒上がっていくだけなので、30代、40代は、会社への貢献度が高い割にそれに対する対価は低い状態が続きます。
秘密保持契約、兼業禁止など人生の制限がある
会社員は、就業規則で秘密保持契約、兼業禁止などの契約を会社と結んでいるため、自由に会社の情報を発信したり、他の事業所で報酬を得ることはできません。行動に一定の制限を受けます。
勤務外の時間にでも、事業所の看板を背負い社会通念上の責任を負う
勤務外の時にも、会社の看板を背負って生活をしなければならなくなります。例えば犯罪を犯した場合、職業や会社名を晒されているのを見たことがあると思います。
転勤がある
総合職の場合、不本意な転勤が発生することがあります。
付き合いがある
飲み会、歓送迎会、望年会があり、適宜出席する必要があります。また幹事の当番が回ってきたりして面倒くさい用事が増えます。
まとめ
ここまで会社員のメリットを3回に分けて解説してきました。事実、会社員にはメリットはあります。しかしそれ相応のデメリットもあることも事実です。今回は自分の経験からその事実を紹介させて頂きました。
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