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就職は年間休日の多さで決めよう~最低120日はあったほうが満足度が高い~

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就職サイト、転職サイトを見ていると、「年間休日120日以上」などの絞り込み検索があります。年間休日なんか関係ない、俺にはやりたい仕事がある、と意気込んで就職活動、転職活動をされる方もおられるかもしれませんが、実際には、年間休日数は実際に会社で勤務しながらバランスの取れた生活を送るにあたり非常に重要な要素です。

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求人に応募する際には絶対に年間休日を調べることをお勧めします。そして年間休日が一日でも多い会社に就職しましょう。本日は年間休日について解説します。

年間休日とは

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年間休日とは、企業が定める一年間の休暇日数のことです。これは企業独自に設定しているものであるため、事業所により年間休日数、休みの日の設定は異なります。

労働基準法では、企業が設け無ければならない休日について「休日は毎週少なくとも1日、また4週を通じて4日以上」と定めており、「一週間の労働時間の上限は40時間」と定めています。

よって簡単に説明すれば、一週間に一度以上休みを設けること、というのが法律上の解釈です。夏季休暇、GW休暇、年末年始休暇と求人条件に書かれていれば、これらは年間休日に含まれると考えて妥当です。

それでは以下の休暇については年間休日に含まれるのでしょうか。順番に見ていきましょう。

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有給休暇

有給休暇は会社が定めた休日ではありません。与えるべき最低限の有給休暇日数は勤続年数等により法律で定められれていますが、実際にはこの日数以上の有給休暇を与えている会社も多いです。また契約内容、勤務年数により付与されている有給休暇日数は個人により異なります。

誕生日休暇、慶弔休暇、結婚休暇等

会社勤めの人が取得できる休暇は有給休暇だけではありません。他にも労働基準法には規定されていない会社独自の規定による休暇があります。以下に例を挙げます。

  • 誕生日休暇
  • 慶弔休暇
  • 結婚休暇
  • 記念日休暇
  • 永年勤続休暇
  • バカンス休暇
  • リフレッシュ休暇
  • ボランティア休暇
  • 自己啓発休暇

中にはペット忌引休暇や家族の記念日休暇という面白い休暇を独自に設けている企業もあります。これらについては各事業所が独自に設定しており、休暇日数にも差異があるため年間休日には含めません。

年間休日120日とはどのようなイメージなのか?

家族でのバカンス家族でのバカンス

年間休日が120日あるというのは実際にはどの程度のイメージなのでしょうか?1年間の土曜日と日曜日の合計日数は104日です。そして、土曜日、日曜日以外の祝日及びその振り替え休日は年間16日あるため、104+16=120日、つまり完全週休二日制+祝日すべてがお休み、という状態が年間休日120日のイメージです。

製造メーカーの場合、週の間にある祝日は稼働日となる代わり、夏季休暇、年末年始休暇、GW休暇などに長期休暇を設ける場合が多く、この場合、年間休日は上の120日を超えるケースが多いです。

ただしこれは従業員1000人以上の規模の親会社的立場の企業を指しており、一次下請け以下、2次下請け等規模が小さくなるに従い年間休日は少なくなる傾向があります。

年間休日の傾向

クリスマスホリデークリスマスホリデー

年間休日の傾向について以下のとおり解説します。

事業規模による年間休日の違い

年間休日の平均日数について、厚生労働省による平成31年就労条件総合調査(URLは以下参照)を参照してみました。

この調査によると、企業の平均的な年間休日数は108.9日です。

  • 従業員数 1000人以上の企業では 115.5日
  • 従業員数 300~999人の企業では 113.3日
  • 従業員数 100~299人の企業では 111.1日
  • 従業員数 30~99 人の企業では 107.5日

となり、企業の規模が大きいほど年間休日が多い傾向が顕著です。

就職活動をする際の判断基準としては、年間休日は109日を基準に考えればまずまず問題ないかと考えます。ですが、従業員1000人以上の大手企業や公務員などが120日の年間休日である以上、年間休日が多い企業を狙って応募をしていくことは間違ってはいません。

業種による年間休日の傾向

年間休日日数は、業種においても差異や傾向が見られます。

年間休日数が多い職種は

  • 情報通信業
  • 金融保険業
  • 学術研究、技術サービス業
  • 電気、ガス、水道業

年間休日が中間的な業種

  • 製造業

年間休日が少ない業種

  • 小売、卸売業
  • 建設業
  • 宿泊業、飲食業

となります。

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週休二日制と完全週休2日制の違いに注意!

家族でのホリデー家族でのホリデー

求人情報を見ていると「週休二日制」と「完全週休二日制」という2種類の似た記載を見たことがあると思います。「週休二日制」と「完全週休二日制」はとても良く似ていますが実際には大きく異なるものですので注意が必要です。

週休二日制とは、週2日の休みが毎月一度以上あるということを表した表現です。完全週休二日制とは一週間に2日休みがあるということです。よって「完全週休二日制(土日休み)」と明確に書かれていない場合は土日が休みであるとは限らないわけです。休日はあくまでも企業が独自に設定するものです。

年間休日が多い会社に就職するメリット

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ここで年間休日が多い会社に就職するメリットを紹介します。

ライフバランスが整う

休みが多いということは、生活と仕事とのバランスが取りやすいということです。週末に買い物に出かけたり、遠くに出かけてももう一日は休養をとれる。そうしてライフバランスが整うことが一番のメリットです。

時給単価が高くなる

休みが多いということは、労働時間が短いことを意味します。つまり同じ報酬をもらうのであれば投入する時間が短ければ短いほど時間当たりの賃金は高くなりますので効率よく賃金が稼げることにつながります。

旅行に行ける

年間休日の多い会社は長期休暇も多い傾向にあります。長期休暇があれば遠方への旅行や海外旅行にも行きやすくなります。ヨーロッパやオーストラリア、アメリカへの旅行を計画する機会も増えるでしょう。

家族サービスをしながら自分の趣味に没頭する時間が持てる

休みが多ければ、家族サービスや家族での買い物をする日を設けつつも、自分の趣味に没頭する時間を設けることができます。2日ある週末は、一日を家族と過ごし、もう一日は自己啓発や趣味、休養の時間とするなど自由自在です。

繁忙期に休日出勤をすれば残業代が出る

年間休日が多くても、繁忙期には休日出勤を命じられることがあります。休日出勤は労働基準法では1.35倍の賃金を払わなければならないため、平日の残業の1.25倍の賃金より割のいい賃金労働になります。

私の経験談

バカンスバカンス

ここで私の経験談をお話しします。私は、中堅私大を卒業後、新卒で中小企業に就職しました。その会社は大手の子会社で隠れた優良企業でしたが年間休日は117日でした。土曜日が稼働日の日も年に3日ほどありました。大手企業に就職した私の友人は皆年間休日が120日以上あり、とても羨ましく思ったものです。

ですから私は、よりよい待遇を求め転職を行いました。現在勤務中の会社の年間休日は120日を超えているため、年間休日数としてはまずまず満足しています。

まとめ

ランチの食器ランチの食器

本日は就職、転職活動における年間休日の考え方を解説しました。どうしてもやりたい仕事がある、休みが少なくても気にならない、金が儲かれば仕事は何でも構わない、等価値観は人それぞれですが、労務を提供する時間と賃金との効用というものをもう一度しっかり考えてみてください。休みが多く、労働時間が少ないほうが良いに決まっています。

ライフバランスがとれて無理なく長く続けれる会社に就職したい、と考えるならば、求人に応募する前に年間休日やそれに関する待遇についてもう一度しっかり確認することをお勧めします。

当然ですが、応募した志望動機は「休みが多そうだから」という本心をいうことは好ましくありません。どうしてもこれを伝えたい場合は、「安心して長く続けられそうな気がしたから」等、適当に耳障りの良い言葉を選んで回答をしておきましょう。

年間休日は大事です。一日でも多い会社に就職し、賃金労働と趣味、家庭生活のバランスが取れた素晴らしい人生を送っていきましょう。

本日の記事が皆様の就職、転職活動の参考になれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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