昨今、人間関係リセット症候群という言葉が出てきているそうです。意味は、人間関係をリセットしたいとおもう心理状態を表した言葉だそうです。
ネットでいろいろ調べてみると人間関係リセット症候群のデメリットばかり取りだたされるいますが、私は人生や人間関係において誰とでも仲良くし、広く交友関係を持つことを良いことだとは思いません。人間とつながり、腐れ縁やどうでもいい付き合いをするのはデメリットでしかないと思っています。
広い人付き合いをすると、主体性、自分の時間、意思決定の自由、金銭、いろいろなものを失い人生の利得を大きく損なう愚かな行為です。家財や物を断捨離するように、人間関係もスリムにし、定期的にクリーンアップした方が方が心はすっきりし人生は豊かになります。
今回は人間関係をリセットする癖をつけるべき理由やそのメリット、人間関係のリセットの仕方などを解説します。人間関係をリセットしようかどうか悩んでいる人はこのブログを大いに参考にし、どんどんリセットを行うことをお勧めします。
目次
人間関係をリセットするメリット
人間関係をリセットすることには大きなメリットがあります。ここではそれらを紹介します。
人間関係のストレスがなくなる
人間関係をリセットすることで得られる最大のメリットは人間関係のストレスがなくなることです。
人間の悩みは、お金、病気、いろいろありますが悩みのほとんどは人間関係からくるといっても過言ではありません。人間関係のいざこざ、トラブルがなくなれば、日常のストレスのほとんどが解消され、人生を前向きに考えるゆとりが生まれます。
特にHSPと言われる他人の言動にとても繊細な方は、人間関係のストレスを強く感じやすい傾向があり、人の中でもまれているとものすごく消耗します。ストレスが溜まって動けなくなってしまう前に人間関係をリセットすることが自分を守るコツです。
自分の時間が確保できる
人間関係をリセットすれば人と会ったり連絡したりする時間が省略できます。よって24時間を自分のために活用できるようになります。誰かに振り回されずに自分の時間が確保でき、とても充足した気分になります。
例えば仕事中に自分が集中している、充足していると感じるときはどんな時ですか?それは自分の作業に没頭している時だと思います。自分のことだけに没頭できる時間がどれだけあるか、これが人間の幸せの尺度です。これが多い人ほど幸せで、これが少ない人ほど幸福感が少ないです。
自分のために与えられた時間を他人に引きちぎられるような使い方をするのはもったいない以外の何物でもありません。自分の時間を自分のためだけに使えることは最高の幸せです。人間関係をリセットすればこれを簡単に実現できます。
お金を節約できる
人間関係をリセットしてシンプルにするとくだらない付き合いに金を割かなくてもよくなります。だれかに電話したら電話代がかかりますし、外でお茶を飲んだだけでも交通費とお金がかかります。食事に行けば交際費がもっとかかってしまいます。服や靴も必要です。
でも本当に必要な出費かどうかはわからないですね。誘われたからイヤイヤ相手して、「はぁ、疲れた」という収穫だけを得る。これは完全にお金の無駄づかい以外の何物でもないです。
人間関係をリセットしシンプルにするだけで気乗りしないランチ、飲み会等ににかけるお金を節約できます。これは結構大きいですよ。節約したお金は全部自分のやりたいことと成長に回すことができます。とても素敵です。
落ち着いた気持になる
人間関係をリセットすると、連絡が届かなくなります。SNSのメッセージポップアップやスマホのメッセージ音が消え雑念が取り払われます。雑念が取り払われると心は落ち着き、鏡のような水面にも似た平静ですっきりとした気持ちになります。
自分の好きなようにできる
人間と関わっていると人間に遠慮したり、気にしたり、何かと他人の意見や考えに影響されたりします。それが無意識に自分の思想や行動に制限をかけてしまうこともあります。
人間を気にする必要がなくなれば、クリエイティブな発想を拘束するものは何もありません。何物にも縛られず流さない、自由で自然で無限なアイデアと発想力をなんの遠慮もなく発揮し、体現できるようになります。これはまさしく天才の領域です。人間は人間に縛られさえしなければ誰でも天才になれるし神の領域にも踏み込めます。
自分にとって最も大切な人やものと向き合う時間を増やせる
人間関係をリセットすれば、自分が大切だと思うことや人に対して向き合う時間を増やせます。人生は結局は自分のためにあります。ですからかまってあげても何も得られないつまらない人間を相手にしたりするより自分の大切な人やことに向き合ったほうが人間は幸せになれます。
人間関係をリセットする方法
ここでは具体的な人間関係のリセット方法を解説します。ただしここでは人間関係を完全にリセットするのではなく、大事な人、自分が付き合って自分が得する人は残し、自分がかかわりたくない人、関わっても損する人、関わっても損しないけど特に得もしない人だけをリセットするという取捨選択式リセットを紹介します。
SNSの知り合いをブロックする
人間関係のリセット方法にはSNSから脱退するというのもありますが、SNSの中には連絡を取り続けたい人もいると思います。ですから、SNSのなかで「関わっても意味がないな」と思う人を友達から削除したり、ブロックしたりして整理整頓をおこないましょう。
話しかけても返事がない人、向こうから話しかけてきても返事をするのも嫌な人、そういう人は目の前から消えてもらいましょう。再イン中というのを見るだけでもいちいち気に障るなら何も告げずにフォローを外しましょう。
相手からは「あれ、ひょっとして消されてる?」と思われることあるでしょうが、こちらはそれを覚悟のうえでやってることなので。要は関わって自分が充足した気持ちになるか、意味がないか、そういうものが期待値なんです。所詮そんなもんです。
LINEの連絡を絶つ
多くの方がLINEで連絡を取っていると思いますが、関わりなくない人をLINEから外すというも簡単に人間関係を切り離す方法です。今までつながっていた人でもいきなりブロックしたり、相手を削除すればOKです。相手は突然連絡が取れなくなって戸惑うこともあるかもしれませんが、それは向こう側の話であってこちらには関係のないことです。
電話番号を変更する
電話番号を定期的に変更するのも人間関係のリセットには有効です。電話番号を変更したら、自分から連絡を取りたいなと思う人だけに新しい電話番号を教えればOKです。電話番号を変更したことを知らされなかった人は、電話番号が通じなくなっていることをあとで気づくでしょうがそれはこちらが気にしても仕方ないことです。
知らないところに引っ越す
誰も知っている人がいないところに引っ越すという方法は人間関係のリセットの一つの方法です。誰も知人がいないところに行けば、知り合いに出会う確率は極めて低くなるからです。家族が転勤するタイミングで知らないところに引っ越ししそこでSNSと電話番号を変えてしまうというのも有効です。
新しいところに引っ越すときは田舎はあまりお勧めしません。「木は森に隠せ」という通り、都会のほうが人間が多いの人影に紛れて生きていくことができます。
会社をやめる
会社員は一日の9時間以上を会社で過ごしています。平日の人間関係の中心は会社にあるといっても過言ではないですね。会社での人間関係に疲れたら会社をやめて新しいところに転職するのもありです。
前の会社関係者のSNSを削除して電話番号を変えて、引っ越しすれば、人間関係のリフレッシュの出来上がりです。新しいところでも人間関係が煩わしくなったら転職して引っ越せばOK。人間の人生は会社や仕事の人間関係に振り回されるものではありません。
リモートワークの仕事をする
人間が嫌いな人はリモートワークの仕事をすれば給料をもらいつつも人間とのかかわりを最低限にすることができます。特に連絡は生活物の提出だけ、というようなさっぱりした内容のリモートワークが適しています。
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人間関係リセットしても困らない方法
いざというときに誰にも頼らないでもよい状態を作っておく
人にタカれる時にはタカったほうが得ですが、いざというときには自分で自分のことを処理できるような状態を作っておけば、いつでも簡単に人間関係をリセットできます。タカるけれど依存しない、この状態をキープしておくことです。
自分のことは自分で決める癖をつけておく
人に何かを訪ねたり、人に相談したり、そんなことをしていると人間関係のリセットをしづらくなり、めんどくさいだけの腐れ縁が出来上がってしまいます。自分でやりたいことは自分で調べ自分で決めて解決する癖をつけておけば人間関係をリセットしたいと思ったときにもさっと決断できて非常にスムーズです。
なにものにも囚われず流されず自分を生きる
周りの評価を気にせず、「何ものにも囚われず流されずただ己を生きる」を実践してください。その結果、人が去って行っても何も後悔しなくて済みます。人になびいて生きるのはダサいし惨めで見てても気の毒です。
人間関係のリセットは悪くないことだと認識する
人間関係をリセットすることは悪いことではないことを認識しましょう。人間関係を適切に管理して自分にとって都合がよくそしてちょうどいいところに落とし込むのが正義です。そのためにあなたが行うすべてのことは許されます。
人間関係に振り回される人生が幸せか、人間関係を適宜リセットして自分の好きなように生きるのが幸せか、考えるまでもなくわかりますよね。
人間関係をリセットする際の注意点
人間関係をリセットすることは人生全体でとてつもないメリットをもたらします。ですが人間関係をリセットするにはほんの僅かだけ注意点が存在します。人間関係をリセットする際の注意点を挙げておきます。
信頼を築きにくくなる
人間関係をたびたびリセットすると長い付き合いによる信頼関係を築きにくくなるというのはあると思います。
まあでも都会に住んでいれば大抵のことはサービスを契約することで解決ができますし、私は特に人間同士の信頼関係が必要とは思いません。信頼関係がなくてもさしあたり不都合は起こらないと思います。
助けてくれる人がいなくなる
人間関係をリセットする人は、いざというときに手を差し伸べてくれそうな人まで無差別にリセットしてしまうため助けてくれる人がいなくなるんです。
人間関係をリセットするときには、連絡を取っていたほうが利得が大きい人、損にも特にもならない人、連絡を取ると害をなす人、という三種類を分類し、利得が大きい人だけは一応つながっておくというのがいいと思います。
自堕落な生活に陥る人が出る
だれにも会うことがなく、何も刺激がない環境では意志の弱い人間の中には自堕落な生活を送る人が出てきます。ただし人間関係をリセットして誰も知り合いがいない状態になったとしても全員がそうなるとは限りません。
山奥に草庵をすむんで一人で質素な暮らしをしても、高潔な精神をもって規律をもって自娯自楽の生活を楽しむ方もいます。
人間関係のリセット癖をつけることのまとめ
今回は人間関係のリセット癖をつけようということで人間関係をリセットするメリットや人間関係のリセット方法を解説しました。
ネットを調べてみると「人間関係リセット症候群」をあたかも悪いことのように書いているブログをたくさん見かけました。私は人間関係をリセットすることは全く悪いことだと思いませんし、ストレスを抱えるくらいなら人間関係はどんどんリセットするべきだと思います。日本人には「人間関係リセットしない症候群」が多すぎる気がします。
人間関係をリセットするのは絶対的な正義です。人間関係の理想像は人それぞれです。誰とでも仲良くコミュニケーションをとって礼儀正しくふるまうことがいいとは限りません。
その人が一番豊かな人生が送れる人間関係が一番大事です。
人間関係を適宜リセットする癖をつければ、人生はもっと豊かで楽しく充実したものになります。人の顔色なんかくそくらえです。リセットされる側はリセットされてしまうくらいだけあってそのひとに魅力がないだけです。人間関係は自分が最も心地よく、最も快適で、最も自由で、最も利得が高くなるようにすればそれでいいのです。