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頭を悪くするビジネス上のあほ習慣 ~労働生産性を落とす悪の習慣たち~

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会社員をやっているといろいろな腑に落ちないビジネスの習慣に出くわします。この中にはどう考えても意味不明の慣習もあります。意味不明の慣習を続けていけば、労働生産性を下げるばかりか、頭がどんどん悪くなります。

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本日は頭を悪くするビジネス上のあほ習慣について解説します。

目次

頭を悪くするビジネス上のあほ習慣

ビジネスマンと腕時計ビジネスマンと腕時計

あなたの頭を悪くするビジネス上のあほ習慣は以下の通りです。

電話

電話すること自体があほ習慣です。電話して人の時間を奪ったり、電話して「留守」とか、滑稽です。メールやチャット、SNSや情報共有アプリを使えば殆どのことが解決できます。

電話は無線と同じように相互に同時進行の通話を緊急に行う時だけで十分です。

電話の取次ぎリレー

「〇〇は只今席を外しております。〇〇部におつなぎいたします。」「はい、〇〇部です。〇〇は只今席を外しております。要件をお願いいたします」

こんなことをしていたら、一人常駐の電話番が必要になります。電話で伝える要件如きは履歴を取る必要もないつまらない用事なんですから直通電話や携帯、もしくはショートメッセージ、SNSなどで代用したほうが効率的合理的です。

相手が切るまで電話を切らない

電話は先に切ってはいけないというあほビジネスマナーを聴いたことはないでしょうか。「失礼します」といって要件を伝えてから、相手が電話をきって小さな「ブチッ」という音が聞こえるまで電話を切ってはいけないというルールです。

もし、電話を先に切ってはいけない者同士が電話を終えようとした場合、永遠に電話を切ることはできなくなってしまいます。永久ににらみ合いが続きます。

電話は2コールまでに取る

「電話は2コールまでに取りましょう」ってべつに3コールでとっても、ちょっと待ってもらっても別にどうということはありません。2コールまでに出てもらえなければ機嫌を損ねるようでは器が小さいことがみんなに見つかってしまいます。

厳密にこんなことを決める必要はないです。2コールで取れないこともあるんです。

FAX

送りたい資料はメールすればいいだけです。紙の無駄です。セキュリティーが心配ならセキュリティーを強化しましょう。

名刺交換のときは名紙を低く渡す

名刺交換の際には、相手が目上の人ならば自分の名紙が相手の名紙より下になるようにしなければならないとされています。もし、相手とこっちのどちらが偉いかわからないときはどうするのでしょうか。おそらく両方で下のポジションの取り合いになります。エスカレートすると地面すれすれまでどんどん下がっていきます。地べたで名刺の擦り合いが始まります。

名刺の並べ方

もらった名刺は偉い順に置かなければならないとされています。一番偉い人の名紙は名刺入れの上に置く名刺座布団も定番です。はっきり言ってイモです。

いつもお世話になっております

メールや電話で初めに話す「いつもお世話になっております」、本当にいつもお世話になっている相手とならこれを言ってもいいでしょう。

会ったこともないし、初めて電話がかかってくるときに「いつもお世話になっております」って、あなたにはまだ一度もお世話になったことはありません。小学校の時、「嘘つきは泥棒のはじまり」というのを習わなかったのでしょうか。

「いつもお世話になっております」って、あなたとは初対面です。

メール到着の確認電話

メールを送ったあと、電話をしてメールが届いているか確認する人いませんか?「先ほどメールをさせて頂きました」そんなこと言われなくてもメールはあなたのタイミングではなく
自分のタイミングで見ますからほっておいてください。

このくだらない「メールしました確認」は海外では行われないマナーのようです。

くそ丁寧で長いメール

〇〇様 いつもお世話になっております。から始まる長ったらしいメール。用件だけ箇条書きで書けば要件は通じます。そして「んじゃっ、よろしくっ」って書いておけばOKです。

丁寧な文章はそんなに大切ではないと思います。要件が分かりやすいことが一番大事。

メールの宛先を偉い人から並び替える

メールは偉い人から順番に並び替えるのがマナーとされています。でも受け取るほうからしたらどうでもいい話です。順番は重要ではありません。順番を気にするような人はその器の小ささを恥じるべきです。

わざわざ会社のメールを使う

SNSやショートメッセージで連絡できることをわざわざ席に戻ってパソコンからメールを打つ。「〇〇株式会社 〇〇様 いつもおせわになっております」、これが日本のホワイトカラーの国際競争力を下げる一因となっていることをもういちど認識する必要があると思います。殆どの要件は、スマホのショートメッセージでも伝わります。

エレベーターの譲り合い

エレベーターに乗るときにの「どうぞどうぞ」。ダチョウ倶楽部と違うんですから。先に乗った人は横柄だと非難されます。どうぞって言ってるくせに。これのせいで次の階の人がずっと待つことになります。

車の上座下座

車の上座下座は意味不明です。上座のほうが乗り降りしにくく下座のほうが乗り降りしやすいです。運転手の顔が見えないこと、運転手の真後ろなので比較的安全だということはわかりますが、乗る時奥までずりずり移動しないといけないのが面倒ですね。

電車移動のルール

世間にはどうやら、電車移動で集団で移動している際は、人数全員分の座席が空くまで座ってはいけない、という悲しいルールがあるようです。ド田舎の路線ではない限り、当然人数分の席が一斉に空くわけはないので終点まで誰もずっと座れない状態が続きます。あほサラリーマンたちが集団で立っている電車です。

会議、打ち合わせのあほルール

会議や打ち合わせにもあほルールがたくさんあります。

歴史の長い企業との打ち合わせの議事録はパソコンでパチパチ打ってダメで、メモ帳でメモしないといけないようです。両手でキーボードを叩いて入力したほうが素早くたくさんの文字を入力することができると思うのですが。パソコンを使うべきではない理由は、何となく印象が悪いから、だとか。別に印象は悪くないと思います。

メモ帳に要点だけメモして後で何を言ってたか忘れるほうが印象が悪い気がします。

目上の人に代案を出したら失礼

「君たちには新しい発想力と堂々と自分の意見を発言する行動力を期待します」と言いながら、目上の人に代案を出したら怒られます。

相手が座るまでは座ってはいけない

会議や食事会では相手が座るまでに先に座ると生意気だと思われます。進められても何度か「どうどどうぞ」と言ってからしか座らせてもらえません。みんなはやく席を決めたいので、椅子には率先してさっと座りましょう。

出されたお茶を飲んではいけない

客先を訪問した際に出されたお茶は飲んでは失礼になる、というあほルールがあります。
飲まないと失礼です。のんでないとかたずけるときにこぼしてしまうかもしれません。
なによりもったいないし、お茶は飲むために存在します。

「出されたお茶を飲むと相手の条件を飲むことになる」というくだらないおやじギャグには
忙しい現代人は付き合っていられません。

お茶を出されても薦められるは飲まない

お茶は飲むために出されます。だから出されたらお茶を飲んでくださいと言われてるようなものです。遠慮なくありがたく頂きましょう。

お茶を勧められても上司より先に飲んではいけない

上司といえど平等な同じただの人間です。上司が先にお茶を飲む場合もあるし自分が先にお茶を口につける場合もある。飲みたいな、と思った時が頂くときです。

暑くても薦められるまではジャケットを脱いではいけない

日本の夏は蒸し暑いです。熱中症の危険もあります。それなのに、相手に薦められるまでジャケットを勝手に脱いではいけないというのが日本人のビジネスマナーだそうです。「ジャケットを脱いでください」というのを言い忘れる取引先がいたら、大変です。汗だくで病気になります。

「軽装でお越しください」で軽装でいったら怒られる

日本人は基本的には嘘つきで、社会には正直で素直な人を陥れる罠がいっぱいです。「軽装でお越しください」と招待状に書いてあるから、半ズボンとゴム草履で行ったら結構怒られます。軽装でお越しくださいと書いてあったのでその通りにしてるだけなのに怒ってきます。

夏でもネクタイ

首に布地を巻き付ける風習は寒い地域で上半身の熱が襟元から逃げないようにするための工夫です。これを高温多湿の地域で行うと、体の周辺に熱がこもり不快です。空調の温度も上げざるを得なくなり、地球環境にも優しくないです。

なのに夏場でもネクタイをするあほがたくさんいます。これはネクタイをする人があほなだけでなく、ネクタイをさせようとする社会に生きる人間全体の頭の悪さを表していることになります。

ハンコでお辞儀

決済資料に印鑑を押すとき、上司にへりくだりごまをする意味でハンコでお辞儀をしないといけないそうです。これをやらないと資料を突っぱねられたり、生意気だと思われるという噂があります。電子決済になってもわざわざエクセル印鑑をちょっと斜めにするあほもいるとかいないとか。

表敬訪問

「近くまで寄りましたので参りました」という表敬訪問ですが、何もないのに来られても迷惑です。敬意を表するなら、相手の事を考えて仕事の邪魔をしないであげてください。

飲みニュケーション

くだらないおやじギャグです。意思疎通は給料がでる勤務時間内に行なうことを原則としましょう。お金が発生しないのに会社でたまたま隣の席に座り、たまたまチームを組まされた人と話をするだけでも時間と労力と気遣いの無駄です。無駄は排除しましょう。

乾杯のビールは相手より低い位置で

乾杯のコップは相手より低い位置で合わせるというルールがあるらしいです。ということは、このルールを絶対に守りたい人同士が乾杯を行った場合、床まで下がってコップを地面につけてもまだ勝負がつかないという状況に陥ります。

グラスを空にしない合戦

飲み会になると相手のグラスを空にしない戦いが始まります。もうこうなればぺーぺーは会話なんて上の空でちょっとでも液体が少なくなったコップを探し続けては注ぎ続けます。

中には「次は違うの飲みたいのにまたビールついできやがって」と思ってる人もいるかもしれません。だからあまりグラスにビールをつぎにいくのは迷惑です。

ビールを注ぐときはラベルを上にする

ビールを注ぐときはラベルを上にします。理由は不明。ラベルを上にしたらビールがおいしくなるのでしょうか。それともいろいろな種類のビールの飲み比べ大会でもやっているからでしょうか。大体ビールって一種類しか出てこないですよね。ラベルを上にした場合としない場合、どう違うのか一度比べてみてはいかがでしょうか。

飲み会で最後の人を待ち、上司が帰るのを待つ

飲み会は忍耐力が必要な行事です。飲み会が開催されている間は、お開きの時間が来るのを辛抱強く待ち、お開きの時間が来たら、最後の人がトイレから出てくるの待ち、最後には
上司が帰るのも待たなければバりません。やせ我慢の連続です。

飲み飽きた人から「さよならー」って先にどんどん帰れば人を待つという非効率な時間を回避できます。

「了解しました」と「承知しました」をこだわる

了解した、も承知したも、つまり「わかった」ということです。いちいち長ったらしい言い回しをしている限り、ホワイトカラーの労働生産性は上がることはありません。

廊下でいちいち立ち止まりお辞儀

会社で役員とすれ違う時は従業員は立ち止まりお辞儀をします。立ち止まることで移動が遅れ、労働生産性がさがります。時間がもったいないです。これをなくせば残業代という支出を減らせることになるかもしれません。

役員がきたら仕事の途中でも立ち上がる

仕事中、役員が登場したら仕事中でも立ち上がって起立することになっています。仕事が中断しますので労働生産性がまた一段と落ちていきます。役員の人は現場を回るのも大事ですが、労働生産性を落とす不毛なルールを削減しコスト競争力をあげることにも注力する必要があります。

付き合い残業

残業は「お付き合い」ではありません。定時で終わらない業務を遂行するための時間外労働です。そこにお付き合いをしたいという感性はなかなか独特なものです。付き合い残業は悪いことばかりではありません。残業している様に見せかけてちゃっかり残業を稼いじゃうことはできます。

上司より先に帰ってはいけない

上司より先に切りあげて先に帰ろうとしたら「あれはできたのか」と呼び止められることがあります。先に帰るなと言う無言のプレッシャーです。

先に帰らない上司がいれば、先に帰らない上司対先に帰らせれてもらえない部下の対決が始まり帰宅時間がどんどん遅くなります。「あれはできたのか」と言われた時は正直に「できてませんので明日やります」と言ってササッと退社しましょう。

先に帰っていいか聞く

新入社員の頃のマナー講習で、退社する際は「お先に失礼します」ではなく「お先に失礼してもよろしいでしょうか」と言いましょうと教えてもらったことがありますがこれは間違いです。時間が来たらいつでも帰っていいんです。「お先に失礼しまーす」と言ってササッと変えるのが正解です。ほんとうは無言でもいいし、「ぃっす」だけでもいいです。

女性の人材を活用しない

日本の社会は男性と女性と同じ学業成績、営業成績だとしても男性を出世させ女性は営業事務や一般職に配置します。優秀な女性の能力を抑え込み、人的能力を生かさずにマナ殺しにする社会です。

エレベーターまで見送って、ドアが閉まるまでお辞儀をする

お客さんが帰るときはエレベーターまで見送りドアが閉まるまでお辞儀をしてお見送りをします。エレベーターのドアはなかなか閉まりません。下の階の人は「あれ?なかなか来ないな」とずっと待ち続けることになります。

まとめ

スーツを着るビジネスマンスーツを着るビジネスマン

いかがでしたでしょうか。日本には首をかしげたくなるビジネス上のあほ習慣が山のようにあります。今回紹介させていただいたのはそのなかのごく一例、氷山の一角にすぎません。

先進国のなかで労働生産性が再開の日本国、その理由は皆さんのあほ習慣の中に潜んでいます。これを改めない限り効率性がよく自由で風通しのいい充足度の高い生活は送れないのです。

でもこれを改めるのはあなたではありません。あなたはこの世界から足を払い潤沢な資金でこれらをものともしない自分の王国を築けばいいのです。

本日のブログが皆様の参考になれば幸いです。

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