クリスマスが近づいてきました。夕方退社するころには、外はもう真っ暗です。前回、サラリーマンの福利厚生についてお話ししましたが、今回は社宅のある会社への就職のすすめについてお話します。結論から申し上げると、社宅のある会社に就職し、社宅に住むことは相当なメリットがあります。
目次
社宅とは
会社が福利厚生の一環として従業員を住まわせるために建てた住宅です。相場より安い賃料で住宅を貸与する制度です。一般的に家族向けを社宅といい、単身者向けを独身寮と区別されます。会社が社宅を導入するには、福利厚生をよくし、優秀な人材を確保するため、従業員の満足度を高めるためなど様々です。
社宅に住むメリット
社宅に住むメリットを以下に挙げます。
家賃が相場の1/3以下
家賃が相場より相当安い場合が多く、固定支出を減らすことにより資産形成が可能です。現在私は、3部屋ある家族向け社宅に住んでいます。周囲のマンションと比較して、4万円ほど家賃は安いと思います。
- 4万円×12か月=48万円 1年で48万円の固定費を節約できます。
- 10年では、4万円×12か月×10年=480万円
- 20年では、4万円×12か月×20年=960万円 の蓄財が可能です。
960万円といえば、地方の中古分譲マンション1部屋分の値段に相当します。
住宅手当と比べ、税負担が安い
会社によっては、社宅を提供する代わりに住宅手当を当て、補助としているところもありますが、支給額が上がってしまうため、所得税と住民税が上がってしまいます。社宅の場合、支給額が増えないため、住宅手当と比べ、税金面で有利です。
会社に近い場合が多い
社宅は、会社に近いところにある場合が多く、その場合、公共交通機関や車を利用しなくても通勤できます。通勤にかかる労力と時間を大きく節約でき、人生の効率化を図れます。
交通の便がいいところ、一等地に住める
創業年数が長い老舗企業では、バブル以前に一等地の不動産を抑えていた企業も多く、その場合社宅も交通の便がいいところ有ったり、商業地に近い地域の一等地にある場合が多いです。
駐車スペースが無料
1台分の駐車スペースがついていることが多く、駐車場台も節約できます。
治安が良い
居住者が会社の正社員ばかりであり、身元が明らかな人とその家族ばかりが住んでいます。総中流社会であり、貧困層、低所得者層はいません。中には警備員を巡回させている会社もあり、概ね治安は良好です。
社宅に住むデメリット
社宅に住むにはメリットもありますが、デメリットもあります。それを以下に記載します。
古い、ボロい
築年数が経過した古い団地型住宅を社宅としている場合があり、その場合、昭和の団地を思わせるエレベーターの無い文化住宅になります。畳敷き、ガス、浴槽が狭い、などスタイリッシュとは程遠いです。ですが、最近リフォームを行った社宅、立て直した社宅を提供している会社もあります。
年数制限がある
会社によっては、社宅に入れる年数に上限を設けている場合があります。例えば10年間住んだ後は自分で住居を探さなければならなくなります。
仕事とプライベートを切り分けづらい
会社に近く、同僚や従業員が集まって住んでいるので、休みの日でも仕事とプライベートをを切り替えづらくなります。
町内会への参加、地域の行事への貢献
会社によっては社宅入居者は地区の町内会への入会を義務付けているところもあり、地域の行事への参加が発生する場合があります。また、社宅の行事の役も回ってきます。
まとめ
今日は社宅のメリット、デメリットをまとめてみました。前書きでも申し上げましたが、私は、社宅に住むことはデメリットを勘定しても、相当のメリットがあると感じます。住宅費が高くなかなか貯金ができない、会社の福利厚生がよくない、お金がたまる仕事がしたい、などを考えている方は、ぜひ社宅のある会社に就職することをお勧めします。
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