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出国用のオープンチケット ~出国用チケットを持つメリット~

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ロシアがウクライナに侵攻したり、世間では物騒なニュースが飛び交っています。皆さんは自分が住んでいる地域にもしものことがあったときどうしますか。私は核兵器による攻撃や有事の際に備えて、第三国への出国用航空券を1枚持つようにしています。

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第三国に飛べるオープンチケットを1枚持っておけば、有事が発生してからでは新たな航空券が入手困難になる場合でもとりあえず予約変更を行い、帰国便の捨てチケットを買うだけで出国ができます。

今回は、万が一に備えて出国用のオープンチケットを持っておくメリットについて解説します。

オープンチケットとは

航空会社航空会社

オープンチケットとは、搭乗区間とチケットの有効期間だけが決められた航空券です。搭乗便の予約をせずに購入することができ、復路の日程は自由に変更できます。

帰国や復路のスケジュールが決まっていない場合、変更がある場合に便利な航空券です。オープンチケットの有効期限は最長1年間というパターンが多いです。

オープンチケットとフィックスチケットの違い

航空会社航空会社

航空券にはオープンチケットとフィックスチケットという区分があります。オープンチケットは上で説明させていただいた通り、復路の日程を自由に変更できるチケットですが、航空券にはもう一つフィックスチケットというものがあります。

フィックスチケットは、オープンチケットより販売価格は安いですが、予約変更ができません。購入する際に往路と復路の日程を確定する必要があります。価格は季節により変動し、閑散期ではかなり安く購入できるのがメリットです。

オープンチケットを持っておくメリット

航空会社航空会社

オープンチケットを持っておくことは以下のようなメリットがあります。オープンチケットを持つことのメリットは以下の通りです。

予約が取りやすい

オープンチケットはエコノミークラスの中でランクの高い航空券です。FIXチケットよりも優先的に予約が取れます。よって優先的に予約が取れ出国できる確率が高まります。満席時のキャンセル待ちでも優先的に席を確保してもらえます。

日程変更ができる

オープンチケットは出国後、帰国便の日程をあとで自由に変更することができます。普通、オープンチケットは何度でも日程変更が可能です。

ですから、オープンチケットを買ってからスケジュールが変わった場合、航空会社の予約番号に電話すれば、席が空いている限りすぐに日程を変更できます。格安チケットにありがちな日程変更不可、または一度買ってしまえばほぼ100%のキャンセル料という理不尽な契約がありません。

すぐにでも国外脱出をしたいときに有効

オープンチケットは帰国便の日程を後で変更できるので、航空券を購入する際に帰国日程を適当に設定しておいても大丈夫です。有事の際、または何かの都合ですぐにでも国外脱出が必要な場合にはオープンチケットが効力を発揮します。

この場合、国外脱出が必要になってから出国から往復オープンチケットを予約購入するとタイミング的に遅すぎる場合があります。そのようなときは、とりあえずすぐに脱出できるように、出発日が相当先のオープンチケットを保有しておくことをお勧めします。そうすれば電話一本で予約を変更し、最短当日に出国が可能です。

いざというときに危険を避けられる

期限が有効なオープンチケットを持っているということは、いざというときの危険を避けられることを意味します。

紛争に巻き込まれる恐れがある場合、抗争に巻き込まれる恐れがある場合、抗争に巻き込まれるのではなく、自身が抗争の主役である場合、何らかの汚染地域から一刻も早く逃れたい場合、最大の努力をして出国する必要がある場合には、予約済みオープンチケットを持っておくことはリスクヘッジになります。

海外に出れば何とかなる

いざというときにはまず海外に脱出しましょう。香港、シンガポール、バンコクなど大きなハブ空港のある都市に出れば、まずは何とかなります。

香港、シンガポール、バンコクはいずれも空路も陸路でも第三国に移動できます。この点の利便性でいうと、ソウル、台北、マニラ、ジャカルタへのフライトはあまりふさわしくありません。

海外に出る場合にはまずは日本人と風貌の似た住民がたくさん住み、尚且つ陸路でも第三国へ移動できる都市をターゲットにしましょう。

マイルがたまる

オープンチケットはエコノミークラスでもランクが高い部類に入ります。ですから普通マイルは100%たまります。欧州便や北米便では、マイル加算率がマイル蓄積に大きく影響します。北米を2往復すれば、アジア一往復分のマイレージが貯まります。

出国用オープンチケットを持っておく際の注意点

航空会社航空会社

出国用のオープンチケットを保有する際には以下の注意点に留意する必要があります。オープンチケットを保有する際の注意点は以下の通りです。

格安航空券より高い

オープンチケットは格安航空券より高いというデメリットがあります。実際、エコノミークラスのオープンチケットは格安航空券のビジネスクラスよりも高いです。

出国用に準備する航空券は近場のハブ空港にしておくことをお勧めします。香港、仁川、シンガポール、バンコク、台北、マニラあたりが本数が多く便利だと思います。

オープンチケットを保有しておく意味は、日本を速やかに脱出する必要があるときの保険です。ですから入国にビザが必要な国へ渡航するオープンチケットは辞めておきましょう。その点でも上の空港へ向かうチケットは便利です。

オープンチケットの期限は最大1年間

オープンチケットに限らず、航空券の有効期限は購入日から1年間と決まっています。ですから購入してから1年以内に飛行機に乗らなければ、航空券は紙くずになってしまいます。

ですから出国用のオープンチケットはプライベートで年に何度か訪れても惜しくない場所へのチケットを買うようにしてください。

オープンチケットを買う際の注意点の回避方法

航空会社航空会社

オープンチケットは格安航空券と比べて非常に高額です。ですがこれは日本国内の場合であり、海外の旅行代理店ではFIXチケット比べて高額なものの、それほど違わない価格でオープンチケットを販売している場合があります。

一回目の出国用片道オープンチケットだけは国内で確保し、その次は、海外で海外の現地出発日本往復のオープンチケットを購入するという方法があります。

そして1年に一度観光旅行を兼ねてそのオープンチケットで往復をすれば、年末年始やお盆、ゴールデンウィークでも比較的安い値段で往復が可能です。

航空券の予約クラスについて

航空会社航空会社

航空券にはファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスなどのシートやサービスのクラスがありますが、実は航空券にはそれらの中にも予約クラスというものがあります。アルファベット一文字で区別されています。

例えばエコノミークラスでもY,H,B,Nなどの予約クラスが存在します。予約クラスは搭乗する分には預かり荷物の許容重量が変わる程度で外見からは差がないように思われがちですが、以下の事項に差異があります。

  • キャンセル待ちの優先度
  • オーバーブッキングが出た際のアップグレードの優先度
  • マイル加算率

マイルを貯めることを重視している方にとっては、マイルの加算率は特に気になるところです。予約ランクの低い航空券はマイル加算率が低いか、マイル加算ができないことがほとんどです。

オープンチケットであれば予約クラスは高い部類に属しますのでマイルは100%加算されることがほとんどです。

予約クラスの確認方法

航空会社航空会社

予約クラスの確認方法は海外旅行ツアーを購入するのか、航空券のみで購入するのかにより異なります。

航空会社で航空券を購入する場合には、予約クラスは購入前に確認できます。旅行代理店で購入する場合も、予約クラスを指定したりして購入することも可能です。格安航空券を使うパックツアーの場合は買ってみるまで予約クラスはわからないというのが実情です。

出国用チケットの購入方法

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ここでは出国用のチケットの購入方法を紹介します。

航空会社のサイトから購入する

航空券は航空会社の直販サイトから購入できます。航空会社の直販サイトで購入できる航空券は正規航空券がメインですが、キャンペーン割引き航空券も取り扱っています。

航空会社のオフィスか空港のカウンター

航空券はネット経由で買うこともできれば、航空会社のオフィスまたは空港のカウンターでも購入できます。緊急の出国や帰国の際にはとりあえず空港に行き、チェックインカウンターで正規航空券を購入すれば問題ありません。

旅行代理店の窓口

航空券は旅行代理店でも購入が可能です。旅行代理店では格安航空券を中心に扱っていますが、正規航空券やビジネスクラス、オープンチケットやグレードの高いエコノミークラスのチケットも販売しています。

格安航空券サイト

インターネットにある格安航空券サイトでも条件にあった航空券を購入できます。ポータルサイトで購入できる航空券は格安航空券が多いですが条件を検索すればオープンチケットや正規航空券も購入可能です。

海外の旅行代理店

オープンチケットは海外の旅行代理店からも購入可能です。海外出発からの日本往復チケットに限定されてしまう場合がありますが、お得な値段で航空券を買うことができます。一時期流行したバックパーカーは、タイのバンコクの旅行代理店で格安のチケットを買ってそこから旅立っていくというのが定番でした。

出国用の航空券を持つことのまとめ

航空会社航空会社

今回は出国用のオープンチケットを持っておくことのメリットや注意点について解説しました。人間にはいつ何時、どのような事態が発生するかわからないものです。

今まで積み上げたものをすべて投げ捨ててでも、即刻海外に脱出しなければならない事態が起こらないとは限りません。そのようなときのために、海外に脱出するための荷物と、出国用のオープンチケット1枚だけは常に確保しておくことをおすすめします。

出国用のオープンチケット、これを持っているかどうかが、あなたの生命と自由を決定づけるものになるかもしれません。

今回のブログが皆様の人生の保険の参考になれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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