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モノポリーをしよう ~楽しく遊んでお金を学ぼう~

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皆さんはモノポリーというボードゲームを知っていますか?モノポリーとは独占という意味で、全世界100か国以上で親しまれている人気ボードゲームです。

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モノポリーは世界で資産形成、資本主義を簡単に学べるゲームとして親しまれています。モノポリーは資産階級、資本家になるためのお金の考え方を身近に学べるなかなかのツールだと思っています。

今回は、お金を世界でも大ヒットし、楽しみながらお金を学べるモノポリーについて解説します。

モノポリーとは

モノポリーモノポリー

モノポリーは「独占」という意味のボードゲームです。2つのさいころの目によって駒をすすめ盤の上をぐるぐる回りながら不動産の権利書を買い占めていくゲームです。

モノポリーは1930年代のアメリカで、世界恐慌の際失業中であった暖房機器の営業マンのチャールズ・ダロウが発明したゲームといわれています。それを1935年にパーカー・ブラザーズという玩具会社がその権利を買い取り、その後大ヒットしました。

止まったマスにある不動産を買っていき、自分が持っている不動産のところにほかの人が止まるとレンタル料を徴収できます。それで得たレンタル料で新しい不動産を買って、他のプレーヤーを破産させることが目的です。モノポリーはルールは簡単ですが、双六にある運要素のほかに交渉力や戦略が物をいうゲームであり奥が深いゲームです。日本では1965年から発売されています。

1966年に来日したビートルズは、ファンが殺到したため滞在中はホテルに缶詰めになってしまい、彼らはホテルで滞在中はモノポリーをして時間をつぶしていたといいます。

モノポリーのルール

モノポリーモノポリー

まずはモノポリーのルールから簡単に解説します。モノポリーは双六のようにサイコロをふりながらボードの上をぐるぐる回りながら土地や会社を買収していくゲームです。2名から8名まで楽しめるとありますが、3~4名でやるのが最適です。

サイコロを振って進む

まずは順番にサイコロに出た目に合わせてボードの周りをまわります。止まったマスの土地は誰も所有していなければ購入することができます。

止まったマスがすでに誰かの所有物である場合、所有者にレンタル料を払います。土地代はマスによって変わります。モノポリーの場合、グループによって色分けされています。

色分けされた区画を買い占めると、他のプレイヤーがそこに止まった時のレンタル料が上がります。市場の独占は勝利への重要なステップです。序盤はできるだけ多くのマスの権利を買い占めるようにしましょう。

ブラウンの区画

ブラウンの区画はモノポリーのボードの中で地価が最も安い土地です。序盤から買いやすい価格の土地がそろっていますが、土地が2種類と少なく、土地収入も安いため安定した収入源にはなりにくいのが実情です。

ライトブルーの区画

ライトブルーの区画はブラウンに次いで地価が安い土地です。家が50ドルで建ち、レンタル料も高いため、安定した収入源となりえます。

ライトパープルの区画

ライトパープルの区画は、ライトブルーに次いで地価が安い土地です。家の建設に100ドルかかるため費用対効果ではライトブルーに劣る土地区画です。

オレンジの区画

オレンジの区画は刑務所からほど近い場所にあり、止まる確率は非常に高いです。家は一件100ドルで建ち、増築も可能なので、短期間にホテルを建てることも可能です。

独占には多額のコストがかかるものの、オレンジの区画を独占したプレーヤーは圧倒的に優位に立てます。ゆえに最強のカラー区画ともいわれています。他のプレーヤーも狙っている区画であり、交換交渉でも高い値で他の物件に交換することができるでしょう。

レッドの区画

レッドの区画は家の価格が高めですが、刑務所からの距離がほどほどで止まる確率が高いことが特徴です。レッドの区画はホテルを建ててもレンタル料があまり上がらないという特徴があります。

ダークブルーの区画

ダークブルーの区画は権利書の価格が最も高い区画です。土地は2か所しかないためなかなか止まることはできませんが、独り占めしてしまうにはやりやすい土地です。

権利書価格が高いだけレンタル料も高く、現金が欠乏気味のプレーヤーならすぐに倒産においやることもできなくはありません。ただしダークブルーは止まる確率が低いことがネックです。

グリーンの区画

グリーンの区画は独占すればかなりのレンタル料がもらえるようになりますが、独占するには1000ドル以上の金額がかかります。直前に刑務所行きのマスがあるため止まる確率はやや低めです。

イエローの区画

イエローの区画はよくレッドの区画と比較されます。レッドの区画と立ち位置がちているためです。レッドとの違いは土地価格やレンタル料が若干安いことです。

鉄道会社

鉄道会社は電力・水道会社とともにある公共会社の一つです。多くの鉄道会社の権利書を所有しているほうが多くのレンタル料を得ることができます。追加の投資なしでも収益を得ることができますが、カラーの区画に資産が集まり始めるころには重要性は低下します。

公共会社

公共会社には水道会社と電力会社があります。独占すればレンタル料は120ドルになります。多くの権利書を持っているほど多くのレンタル料を得ることができます。

刑務所

もしあなたが、「刑務所へ行け」と書かれているマスに止まるか、サイコロを振って3回連続ぞろ目が出た場合は、刑務所に入らなければなりません。刑務所から出所したい場合は手持ちの釈放券を使うか50ドルを払う必要があります。

保釈券を持っておらず50ドルを払いたくない場合はさいころをふりゾロ目がでれば出所することも可能です。ただしゾロ目が出なければ刑務所から出るチャンスは次のターンまで待たなければなりません。保釈券は他のプレイヤーから交渉によって手に入れることは可能です。

刑務所見学

サイコロを振って刑務所のマスに止まった場合は「刑務所見学」となります。刑務所見学は刑務所に入る必要がなく何も起こらりません。

チャンスカード

チャンスカードはよく切って、ボードの中央に重ねて置いておきます。チャンスカードのマスに止まったら一番上のチャンスカードの引いてその指示に従います。指示に従った後はチャンスカードを一番下に戻します。チャンスカードは一定のところに移動系の指示がおおいです。

共同基金

共同基金もチャンスカードのようにボードの中央に置き、一番上から引いてその指示に従うものです。チャンスカードとの違いはお金をもらうチャンスが多いです。

所得税

所得税のマスに止まったら200ドルの所得税を払わなければなりません。

物品税

物品税のマスに止まった場合は、100ドルの物品税を支払わなければなりません。

交渉

モノポリーの特徴として、プレイヤーとプレイヤーが一対一で交渉し権利書などを売買したり、交換したりすることができることが挙げられます。

土地は、さいころを降り止まれば権利書を手に入れることができます。ですがサイコロの目だけに頼っていてはなかなか一区画の土地を独占することは難しいです。交渉によって権利書を交換したりすることにより区画の土地を独占したりすることに有利に働きます。

なぜ土地を独占する必要があるかというと、購入する土地を独占すれば、ゲームを進行するうえで有利に立つことができるためです。

交渉はプレイヤーの行動が終わって次の行動が始まる前に行います。交渉で取引したり売買できるものは権利書、刑務所の釈放券とお金です。それ以外の、例えば個別の借金、約束、地代の減免などを交渉することは認められません。権利書の無償譲渡もだめです。

交渉はプレーヤー一対一で行うことが原則です。

家・ホテルの建設

同じ色の区画をすべて取得したらその区画を「モノポリー」したことになり、その区画にほかのプレーヤーが止まった時のレンタル料が2倍になります。また、取得したカラーの区画には家やホテルを建てることができます。

モノポリーつまりカラーを独占したら、土地一区画につき家を4軒まで立てることができます。その後はホテルも立てることができます。建設費は区画により異なります。家・ホテルを建てると他のプレイヤーがその区画に止まったとき高額なレンタル料を徴収できるようになるためモノポリーでは家・ホテルの建設は非常に重要な要素となります。

抵当

モノポリーでは自分が保有する土地の権利書を抵当に入れ、銀行から権利書の価格の半分の現金を借り入れることができます。抵当を利用するにはその区画にある家を売らなければならず、抵当に入れた部分の土地からはレンタル料をもらうことができなくなります。

競売

プレイヤーが、まだ誰も所有していない区画にとまり、その際にその区画にとまったプレイヤーがその区画の権利書を購入しない場合、銀行はその区画の権利書を競売にかけます。競売の開始価格は1ドルで、1ドル単位で価格を提示することができます。権利書はもっとも高い価格を提示したプレイヤーが現金で入手できます。

家とホテル

もし複数のプレーヤーが家やホテルを建設しようとし、その総数が銀行がもつ量を超えてしまうときはプレイヤーとプレイヤーの間で交渉を行い解決します。もしプレイヤー同士の交渉で決着がつかない場合銀行によって競売が行われます。家とホテルは最も高い値段を示したプレーヤーが落札できます。

破産

他のプレイヤーが所有する区画に止まった時、レンタル料を支払う現金が足りない状態場合、手持ちの権利書を他のプレイヤーに売却する交渉を行い現金をねん出しレンタル料を払わなければなりません。もしすべての資産を売却してもレンタル料が払えない場合は「破産」となり負けが確定します。

破産したプレーヤーが持っていた現金や権利書などはすべて破産したプレーヤーが止まった区画の所有者のものとなります。そしてこれを繰り返し最後まで残ったプレーヤーがゲームの勝利者となります。

上で説明した破産とは別に、税金マスで銀行への支払いができなくなった場合にも破産は起こりますが、この場合この場合は、権利書が銀行に没収され競売にかけられます。

モノポリーの特徴

モノポリーモノポリー

ここではモノポリーと他のボードゲームを比較し、モノポリーの特徴となるポイントを紹介します。モノポリーの特徴は以下の通りです。

安くてコスパが高い

モノポリーはお金の勉強ができるボードゲームですが、実売価格が2000円以下とかなり割安です。人生ゲームが3000円程度であることからも価格が安いことがわかると思います。

抵当でお金が借りれる

モノポリーでは保有している区画や公共会社を抵当に入れて銀行からお金を借りることができます。借りたお金は10%の金利を払って返す必要がありますが、不動産に抵当権を設定しお金を借りて物件を購入するというレバレッジの概念が導入されていることは特筆すべき特徴です。

プレイヤーと売買交渉ができる

モノポリーのゲームルールの最大の特徴は、プレイヤー同士で様々な交渉ができることです。プレイヤーと交渉によって区画をお金で購入したり、別の土地と交換することができます。プレイヤー同士で交渉ができるというのは他のボードゲームでは見られないモノポリーの最大の特徴といえます。

モノポリーで遊ぶメリット

モノポリーモノポリー

ここではモノポリーで遊ぶメリットを紹介します。モノポリーで遊ぶメリットは以下の通りです。

資本主義が学べる

モノポリーで遊ぶことにより資本主義やお金についてを学ぶことができます。とくにモノポリーは不動産投資に関するインカムゲインやシェア拡大による独占効果について意識できるゲームとなっています。戦略的に借金をしたり、利息を返したり、市場を独占すれば有利になったりと現実的な資本主義を学べるゲームです。

不動産投資を実感しやすい

モノポリーは、土地を買い、レンタル料つまり賃貸料をもらい、そこに家やホテルを建築しさらに多くの賃貸料をもらいながら資産を築いていくというゲームです。サイコロという運要素はあるものの、土地を買い賃料をもらうという考え方は不動産投資そのものです。

お金がないと不幸になることを知る

モノポリーでは初めにいくらかお金をもらい、それからはボードを一周するごとに200ドルがもらえます。ゲームの中では所得税や物品税を払ったり、土地を買ったり、レンタル料を払う過程でお金は減ったりもします。

モノポリーではお金がなくなれば破産し負けが確定します。お金がなければせっかく買った土地を手放さなければならなかったり、土地をみすみす見逃したり、幸せになるチャンスを逃してしまい、挙句の果てにはみじめで不幸な人生を送らなければならなくなります。

計算に強くなる

モノポリーではレンタル料や税金によってお金の出し入れが発生します。足し算と引き算の計算が必要になります。また抵当権を設定してお金を借りた後、お金を返す時には10%の金利を払う必要があるため掛け算も行わなければなりません。これがとても良い暗算の練習になります。

駆け引きに強くなる

モノポリーは土地を高く売りたい、土地を安く買いたい、そのためにはどうするか、どの様な偽の餌で釣り、相手から有利な条件で交換をするかなどの駆け引きのノウハウを強化してくれます。

モノポリーでは相手が交渉に応じる条件ンを提示したり、交渉したりして様々に環境を構築できます。ただの双六ゲームではない部分がモノポリーの最大の特徴であり、現実のビジネスにつながる部分でもあります。

コミュニケーション能力が高まる

モノポリーは画面でAIと戦うゲームではなく、人間と人間が行うゲームです。人と対峙して交渉を行うゲームです。コミュニケーション能力は確実に上がります。もし家族や友達が周りにいるなら一人でゲームをするよりもみんなでテーブルを囲んでモノポリーをやりましょう。

モノポリーの注意点

モノポリーモノポリー

投資の勉強にもなり面白いモノポリーですが以下の注意点があります。

ちびっこには難しい

安くて面白く勉強にもなるモノポリーですが、一つ注意すべきポイントといえば、ルールがちびっこには難解であるということです。

特に、抵当に入れて借金をし土地を抑えるという戦略、そして、交渉によって他のプレイヤーと土地を売買交換し、有利な状況を作る、という概念は低学年どころか高学年でも難しいのではと思います。

交渉という概念がない人生ゲームと比べて、交渉という概念があるモノポリーは戦略的ゲームであるが故の難しさがあります。ですがこれが同時に大人を引き付ける魅力となっています。

時間がかかる

モノポリーのボードはシンプルで、同じところを何度もぐるぐると回るゲームです。プレイヤーのセンスが拮抗し、持っている土地や資産が拮抗する場合、なかなか決着がつかないことがあります。

モノポリーのルールを厳密に解釈し全部の土地を字の如く「独占」し他のプレイヤー全員を破産に追い込むところまでやろうとすると相当な時間がかかります。駒を進めていつかゴールにたどり着ける人生ゲームとは違う部分です。

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モノポリーの攻略法

モノポリーモノポリー

ここではモノポリーの戦略、有効な攻略法について解説します。

序盤の攻略法

モノポリーの序盤のオーソドックスな攻略は、まずは止まった土地はどんどん購入していくに尽きます。土地を購入したらそれを抵当にだしつつ、止まった土地を購入しできるだけ多くの土地を自分の支配下に置きましょう。

土地を抵当に入れることはレンタル料を得る機会を減らしてしまいますが、自分の懐事情が改善すれば抵当権を解除していけば自分のレンタル料を増やすことができます。

独占したいカラーグループがあれば交渉によって交換し、相手の便宜を考慮しながらこちらの利得も得るという形でお互いが独占をする区画を得る方向で土地の交換を行ってもよいでしょう。

中盤の攻略法

モノポリーの中盤の攻略法としては、できるだけ早く多くの土地を独占するように引き続き最大の意思決定をすることにあります。もし自分が優位となっていれば引き続き弱きを挫き、2位以下のプレイヤーが結託し対抗することを防ぎましょう。

自分が2位以下であれば、他の劣勢のプレイヤーと結託し、1位の独走を許さないように1位のプレイヤーがほしい土地を譲らないなどの戦略が有効です。もしほかに現金が不足しているプレイヤーがおり、自分がほしい土地を持っているようなら高く買い取ってあげてもいいでしょう。

終盤の攻略法

終盤には序盤ではゆったり流れた戦局も苛烈な資産の奪い合いに転じます。家やホテルを建てた土地以外は抵当に入れ、レンタル料を支払う状況に陥っている場合が多いです。分散して土地を持っているプレイヤーはそれらを集約し収益性の高い土地にホテルを建てるなどの勝負をする場合もあります。

モノポリーも後半になればドンくさいプレイヤーと運の悪いプレイヤー、将来を見通せないプレイヤーはすでに破産して退場しており、残りのプレイヤーの壮絶なバトルとなります。

トップは独走し2位以下を資本の論理で押しつぶそうとし2位と3位は協力して1位をつぶしにかかるでしょう。1位と、2位と3位の協力体制というフィールドに落ち着き、その後は3位が脱落し一騎打ちとなります。

モノポリーの派生商品

モノポリーモノポリー

モノポリーの派生商品には以下のような派生商品があります。

ご当地版と版権物

モノポリーには大阪環状線版等の地域限定向け版や、スターウォーズ版、マリオカート版、ワンピース版、ゼルダの伝説版などの版権物もあります。これらを使えば一見ちびっこにはとっつきにくいモノポリーも楽しく遊びやすい者になるのでないでしょうか。

モノポリー モノポリー発売 80周年 大阪環状線 開通50周年
ノーブランド品

モノポリーのまとめ

モノポリーモノポリー

今回は全世界で大ヒットしているボードゲーム「モノポリー」について解説しました。

モノポリーは、土地や資産を増やし、レンタル料をもらい、交渉によって自身の資産を有利に増やしながら敵プレイヤーの意図を封じ込めつつ敵プレイヤーを破産させて勝利を得るゲームです。

自身の行動だけでなく、他のプレイヤーとの協調や阻害への対応などの交渉力をつけることができる素晴らしいゲームです。そしてこれはまさに資本主義の縮図です。

テレビゲーム、携帯型ゲームもいいですが、お盆や年末年始、親せきなどが集まった際にはぜひボードゲームで遊んでみてください。盛り上がることは間違いありません。

引っ込み思案のいとこも、モノポリーに巻き込めば必ずや心を開き、みんなと仲良しになれると思います。

このブログが皆様の資本主義、資産形成、生き方の参考になれば幸いです。

君主論
君主論を学ぼう ~権謀術数の教科書~皆さんは君主論という著作をご存知でしょうか。君主論はニッコロ・マキャベリが執筆した政治学の著作です。君主論は、国家、特に近隣諸国と衝突の...
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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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