皆さんは成功した人、資産を形成した人、お金持ちの人はどのような過程を経て成功したか考えたことがありますでしょうか。
お金があれば成功できると思いますか。あるいは元手がなければ成功はできない、いろいろな考え方があります。資産を形成するには確かに少しの元手も必要でしょう。私が思うに成功するための最も重要な要素はお金ではなく才覚であると考えます。
今回は才覚の重要性について解説します。
目次
才覚は金より大事
ピアノの演奏才覚が金より大事な理由は以下の通りです。
金があっても才覚がなければ持て余す
才覚がないものが金だけ手に入れても金を持て余してしまいます。相続によって莫大な資産を得ることになった方がいても数年を経ずして散在し、お金が無くなってしまった。または、やり手社長が一代で築き上げた会社が、二代目になった途端に経営が傾き倒産、といった話はよく聞くものです。
これらの事例からわかる通り、お金があっても才覚がなかったり、金を回す能力と知恵がなければ全くダメになるというのがわかります。才覚は金より価値があります。
才覚があれば金を生み出せる
金があっても才覚がなければ金を持て余すと説明しましたが、それに関連して、金があっても才覚は生み出せませんが、才覚があれば金を生み出すことは可能です。
金は金自身では何もしません。金は働かせると勝手に利得を生んでくれます。金をはたらかせる能力は才覚です。才覚があればゼロから金を生み出し、その金で金を生み出す仕組みを構築できます。
才覚は借りられないが、金は借りることができる
己の才覚は人から借りることはできません。ですが金は人から借りることができます。才覚は長い時間と経験を積み重ねて蓄積するものです。才覚を得るには手間暇がかかります。ですが金は時には口八丁手八丁で一瞬にして集めることも可能です。
金は失うこともあるが才覚は失われない
ビジネスや投資をしていると、経営が傾いたり、投資判断を誤ったりして事業資金や投資資金を失うことがあります。ですが、才覚は脳に深刻な外傷を負ったり、脳梗塞や認知症にならない限り、失われることはありません。
お金は奪われるが才覚は奪えない
お金や資産は人に騙されて奪われることもあれば、略奪の対象になることもあります。相続をめぐって近親者と骨肉の争いになることもあるでしょう。
せっかく蓄積したお金を一夜にして何者かに盗まれる、そのような可能性はゼロではありません。ですが、才覚は人に奪われることはありません。誰にも奪われることがない一生の財産です。
才覚は天性のものか
上の文章を読んで才覚は天性のものだから自分はどうしようもないと思う方がいるかもしれませんがそれは間違っています。人間は生まれたときには何の知識も知恵も持っていません。真っ白な状態で生まれてきます。
人間は生まれ、育ちながら、いろいろな学問を学び、いろいろな人間と付き合い、世間に揉まれながら、いろいろな見識、機知、知恵、才覚を身に着けていくものです。ですから才覚は、先天的なものではなく、後天的に身に着けるものなのです。
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才覚の身に着け方
砂の城ここでは才覚の身に着け方について解説します。才覚の身に着け方は以下ような方法があります。
本を読む
人間の失敗体験や成功体験などを身に着けるには実体験が一番いいですが、失敗体験はできればしたくないものです。簡単に疑似的に他人の体験を知ることができる方法としては、読書がいいと思います。
本をたくさんよみ、多くの知識をみにつけ、そこから知恵を得ることにより人間は才覚を培うことが可能です。
情報を調べる
才覚を身に着けるには読書のほかに、ネットで様々な情報収集をすることも有効です。
要領のいい生き方、金の儲け方、お金がたくさん稼げて待遇がよく楽な仕事の見つけ方など、調べれば出てくる情報はたくさんあります。これらの知識があればあるほど要領のよい人生が送れます。これを人は才覚といいます。
人間と付き合い、世間を知る
本を読んだり、要領のいい方法を調べることも大事ですが、人間との付き合いの中で世間を知り、その中で要領のいい生き方、得する生き方の才覚を磨くというのが実践的に才覚を身につける方法です。
本を読むことでは得られない経験を蓄積できますが、実際に手痛い失敗をしてしまうこともあります。ただし、失敗の中でつかみ取った知恵や才覚は、一生忘れることのない経験んとなります。
ケーススタディを学ぶ
才覚を身に着ける方法として有効なものは、身近な人、友人の実体験をケーススタディで学ぶことです。たとえばどのように財を成したか、どのように勉強したか、どのように就職活動をしたかなどを聞き、参考にするべきところを自分に取り入れるようにしてみましょう。
成功者に学び、失敗者を反面教師とする
自分が実際に失敗せず才覚を身に着けるには、成功者に学び、失敗者を反面教師とすればいいです。成功した人のまねをして、失敗した人の反対のやり方をすれば成功の道を進み、その過程で才覚も自然に身に着けることができるはずです。
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才覚は金より大事であることのまとめ
絵を描く男性今回は才覚はお金より大事である、ということについて解説しました。
皆さん、お金がほしいでしょう。私もお金がほしいです。でもお金があってもそれを使いこなす才覚がなければお金なんてすぐ無くなってします。でも才覚さえあれば、無から大金を生み出すことが可能です。ですから皆さんも目先のお金をもったいがらず、本当に必要な才覚を身に着けるようにしましょう。
今回のブログでも紹介した通り、才覚は後天的な工夫と努力により身に着けることが可能ですので、いろいろと試行錯誤をしながら経験や知識を蓄積し、それを消化して才覚を磨いてください。
才覚を身に着ければ、成功は間違いなしです。