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全国保証(7164)~一般社団法人全国保証機構~

全国保証

みなさんは全国保証という会社を知っていますか?おそらく一般の方はあまり聞いたことがない会社だと思います。

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株主優待投資の界隈ではそこそこ有名な会社です。本日は株主優待投資として有望な「全国保証」について解説します。

全国保証とは

住宅のリビング住宅のリビング

全国保証は正式名称を一般社団法人全国保証機構といい、本社は東京都港区にある一般社団法人です。

1981年に、厚生年金転貸住宅資金融資制度の信用保証会社として設立しました。1997年には民間金融機関の住宅ローン保証業務を開始しています。

住宅ローンの保証とは、住宅ローンを組む際に、連帯保証を引き受け、その代わりに保証料を受け取るというビジネスモデルです。

以前は住宅ローンを組むときには連帯保証人が必要でした。連帯保証人をつけることができない人は住宅ローンを組むことができませんでした。現在はそれを保証会社が担保してくれることで連帯保証人なしで住宅ローンを組むことができるようになっています。

全国保証は住宅ローンの保証や教育ローン、アパートローン、カードローン、医療費の保証などのビジネスモデルで利益を上げています。

全国保証の強み

一軒家一軒家

ここでは全国保証の強みについて解説します。全国保証の強みは以下の通りです。

独立系である

ローン保証会社は一般的に特定の金融グループ傘下であることが多いです。ですが、全国保証は特定の金融グループに属さない独立系であるため全国の銀行や信用金庫、JAや漁協など幅広い金融機関との提携を行うことが可能です。

これにより特定の金融機関や地域に取引先が集中せず、事業形態においてリスク分散が図れるという強みがあり、また販路拡大を柔軟に行うことが可能になっています。

40年の経験によるノウハウの蓄積

全国保証は40年にわたって蓄積した住宅ローン保証の経験を持っており、ノウハウとデータを蓄積しており、精度の高い審査と迅速さに定評があります。

全国保証の株式評価

建設中の住宅建設中の住宅

ここでは全国保証の株価について評価をしてみます。

全国保証の株価

全国保証の株価は4355円です。(2022年6月6日)

自己資本比率

全国保証の自己資本比率は約40%です。東証に上場している企業の中では平均的ですが、金融業の中ではかなり高い部類に属します。

売上高純利益率

2015年から売上高純利益率が50%を超えています。非常に高い数値です。日本企業の売上高利益率は5%~10%が平均的です。売上高純利益率は驚異の数値です。

売上高の推移

売上高は2013年から前年を上回る売上高を更新し続けています。同じ利益率をキープしながら売り上げのを伸ばしています。つまり企業が成長しているということです。

配当の傾向

全国保証は配当を8期連続で増配することを発表しており、今後も増配する確率が高いです。

PERとPBR

現時点でのPERは10.05倍で平均的な東証上場の企業と比較して割安です。PBRは1.5倍となっています。PBRは1倍を超えていることから、清算価値から考えると現在の株価が割安というわけではありません。

ROAとROE

全国保証の直近のROAとROEは以下の通りです。

ROA: 6.86%
ROE:15.88%

ROAとROEはともに高い数値を示しています。ROEは日本の上場企業の平均値を超えているため、株主資本を有効に活用し利益を得ていることがうかがえます。これは例えば100円の投資に対して1年で15.88円の利益を上げているということを表しています。

配当利回り

全国保証の配当利回りは3.39%です。(2022年6月6日)この配当利回りは東証上場の企業の中ではやや高めですが、ノンバンク系金融業の中では平均的といったところです。

株主優待

全国保証の株主優待はクオカードです。1年未満保有株主は3000円分のクオカードを受け取れます。よって1年目の優待利回りは0.69%です。

ですが、全国保証は1年以上継続して株式を保有すると株主優待がオリジナルクオカード5,000円か、カタログギフト5,000円にグレードアップします。よってこの場合の優待利回りは1.1%となり、総合利回りは4.49%となります。

全国保証の惜しいところ

住宅のプール住宅のプール

全国保証には一つだけ惜しいところがあります。それは最低投資金額が40万円以上になってしまうところです。もしこれが10万円程度のロットで取引できるとすれば、投資家にとって全国保証への投資はもっと敷居の低いものになります。今後の株式分割に期待したいところです。

全国保証のまとめ

坂にある家坂にある家

今回は全国保証について解説しました。全国保証の純利益率は50%を超えています。改めてすごいことだと思います。日本は歴史的な低金利政策を継続しており、住宅ローンも非常に低い金利で借りることができます。

住宅ローンを借りて自宅を購入する意欲も旺盛です。低金利政策が続き住宅ローン契約者が減らない限り全国保証のビジネスモデルは維持されると想像します。全国保証は好業績と増配により今後も株価の上昇が期待できます。

連続増配によるインカムゲインの増加、株主優待のグレードアップを享受して長期保有銘柄として投資することをお勧めします。投資の最終判断はご自身でお願いいたしますということを最後に付け加えさせていただきます。

このブログが皆様の株式投資の参考になれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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