株式投資をしている皆さん、皆さんは金融機関の株式はお持ちでしょうか私は分散投資の一環として、また高配当株への投資としてみずほフィナンシャルグループの株式を保有しています。
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みずほフィナンシャルグループの株価は最近はずっとPBRが1倍を下回る状態で推移しており割安に放置されています。また配当利回りが高いためバリューとしてとして有力候補の一つに挙げられる銘柄です。
今回はみずほフィナンシャルグループについて解説します。
目次
みずほフィナンシャルグループ
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みずほフィナンシャルグループは東京都千代田区に本社を置く大手の銀行持株会社です。
日経平均株価、TOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄でもあります。みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券を束ねる企業グループであり、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループとともに、3大メガバンクの一角を占めています。
特に大手法人顧客に強みを持ち法人融資先は10万社以上に上ります。世界的にも時価総額でトップクラスの規模を維持しています。
みずほフィナンシャルグループの歴史
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みずほフィナンシャルグループは第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行を主な前身とします。
第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行とその系列の金融子会社などが合併し、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券やみずほインベスターズ証券が誕生しました。
現在はみずほコーポレート銀行がみずほ銀行を合併し行名をみずほ銀行に改称したことにより、主要な子会社はみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券という体制となっています。
みずほの名前の由来
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「みずほ」という名前はみずみずしい稲穂を意味し、社員の公募により定められました。
「みずほ」はやまと言葉であり、奥行きある語感を与えています。みずほフィナンシャルグループのイメージカラーは青色で統一されています。
不良債権処理
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みずほフィナンシャルグループは過去に日本企業として最悪の2兆3700億円の赤字決算を出したこともありましたが、取引先などによる一兆円の増資が緩衝材となり破たんや国有化を回避し2005年には不良債権比率は低下し、メガバンク首位の優良な財務体質に転換。
これはみずほフィナンシャルグループが幅広い法人顧客の基盤を持っていることが強みになったといわれています。2006年には傘下企業に投入された公的資金の完済を達成しています。
みずほフィナンシャルグループの強み
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ここではみずほフィナンシャルグループの強みを解説します。
幅広い法人顧客基盤
みずほフィナンシャルグループの強みは幅広い法人顧客基盤です。みずほコーポレート銀行から継承された法人の顧客基盤は、国内の上場企業の7割と取引があるという数字からも圧倒的です。47都道府県に支店を展開しており、都市部にも幅広い個人顧客層を持ちます。大手企業を顧客とする安定した経営基盤がみずほフィナンシャルグループの特徴です。
みずほフィナンシャルグループの弱点
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みずほフィナンシャルグループには弱点があります。それは以下の通りです。
相次ぐシステム不具合
みずほフィナンシャルグループの名声を落としている問題に、システムの不具合があります。みずほフィナンシャルグループは発足した営業日初日にATMのシステム障害を発生させました。これは統合前の3行のシステムをつなぎ合わせる手法だったために発生した不具合でした。
現在もたびたびシステムの不具合が発生しており、金融庁から改善命令を受けるなど、システムの信頼性の評価は高いものではありません。
みずほフィナンシャルグループの株価動向
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ここ10年のみずほフィナンシャルグループの株価は1100円台から2700円の間で推移しており、中央値としては1600円です。2021年1月26日の株からみた株の主要な指標は以下の通りです。
PER 7.45倍
PBR 0.41倍
配当利回り 5.14%
PERからみても7.45倍という数字は割安と判断できます。次にPBRですが0.41倍となっており、株価は会社の清算価値の半分以下です。相当割安です。
一方配当利回りは5.14%と東証の中でも上位の高配当株に分類できます。
ただしこれはみずほフィナンシャルグループの将来的な企業価値の上昇を投資家が評価してないことからくる株安が原因です。実際にみずほフィナンシャルグループに限らず日本を主戦場とする企業は、日本の経済規模の縮小の中で収益拡大のチャンスを模索しているものの
業績の驚異的拡大が見込めないことは明らかです。
また長引く低金利の影響で、融資からの金利収入を利益の中核にする銀行業は利益率を高めることが難しいビジネスモデルでもあります。
よってそれらが株価に反映されているといっていいでしょう。ただし安定した法人基盤をもつみずほフィナンシャルグループは業績の急低下が起こる可能性も低く、これからも安定して配当を投資家に還元してくれる公算が高く、高利回り株として保有するメリットは大いにあると考えます。
なお株の最新状況は以下のサイトから確認してください。
今後の経営動向
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みずほフィナンシャルグループは今後も安定した状況が予想されます。ただし世界は依然歴史的な低金利の中にあり、この低金利が続くうちは業績の大きな飛躍は見込めないと予想します。ただしAIとDXの活用による自動化と業務の効率化が進むことにより人件費等のコスト圧縮が見込めることから一定の収益性は確保できると予想します。
みずほフィナンシャルグループのまとめ
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回は日本株の中からみずほフィナンシャルグループについて解説しました。
みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ銀行、みずほ証券、みずほ信託銀行は優良な法人顧客を抱えており経営基盤は盤石です。これからも業績や売り上げの急拡大は全く見込めませんが、安定した経営によりこれからも年率5%程度の配当を出してくれると期待しています。
定期預金をする気持ちで長期ホールドするには最適の株の一つです。何らかの外部要因で株価指数全体が値下がりした時を狙ってみずほフィナンシャルグループの株を買ってみてください。
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