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うつ病になって得すること~うつ病とともに生きるメリットとは~

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うつ病には体調が安定しない、仕事が続かなくなる、精神病のレッテルを張られる、等様々なネガティブなイメージが付きまといます。ですがうつ病になることはデメリットばかりではありません。社会が提供してくれる様々なベネフィットを理解し適切に活用すれば得することは存在します。

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本日はうつ病について「得すること」や「メリット」という目線から解説をします。

うつ病になって得すること

メンタル疾患メンタル疾患

うつ病になって得することは以下の通りです。

精神障害者健康福祉手帳が取得できる

うつ病に認定され労働や生活に一定の制限が出る場合、精神障害者健康福祉手帳を取得できます。精神障害者健康福祉手帳を取得すれば様々なベネフィットを受けることができます。例を挙げると

  • 所得税、住民税の控除
  • 政令指定都市の地下鉄、バスの無料乗車証の発行
  • 飛行機や長距離バスの割引
  • テーマパークの割引
  • 障害者手当
  • 公営住宅への優先入居権
  • 障害者枠での求人への申し込み

等です。これについては別のブログで詳しく解説していますのでこちらを参照ください。

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診断書もらって一旦会社を休める

会社員をしていれば、うつ病で医師から診断書をもらい会社を休むことができます。短くて一か月長ければ1年以上休む必要がありますが、医師が書いた診断書を会社に提出すれば会社は従業員を強制的に労働させることはできません。

ゆっくり心と体を休め加療に努めることができます。休職中は体を心を休めたり、復職のための訓練として外出したり運動したりすることが奨励されます。体調が回復してからはこの機会を使って資格を取得したりするかたもいますしリフレッシュのために療養旅行に行くことも禁止されているわけではありません。

傷病手当金がもらえる

うつ病で休職中には傷病手当金が支給されます。傷病手当金は給料の66%が健康保険組合から支給される制度であり、最長で1年半支給されます。

障害年金に申請できる

うつ病により生活と労働に一定の制限が出る場合、障害年金を申請できます。障害年金は一級、二級、三級と別れています。三級は障害厚生年金と言い、発症し初診日に厚生年金に加入していることが条件となりますが、それぞれの等級に応じて年金を受給できます。生活費の助けになります。

自立支援医療

精神疾患の患者の自立を助け医療費負担を減らすために、「自立支援医療」という制度があります。一般的な健康保険での医療費の自己負担は3割ですが、これを申請すれば決められた心療内科と調剤薬局でのうつ病治療に関わる医療費と薬費が1割負担に軽減されます。

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失業保険がすぐもらえて支給期間が長い

うつ病で退職した場合には、失業保険がすぐにもらえます。一般の自己都合退職者では7日間の待機期間とその後の90日の給付制限期間があり、その後は勤続年数や年齢により最大支給日数が決められています。

うつ病による退職の場合には、7日間の待機期間終了後失業保険がすぐにもらえ、支給日数も300日と長くなります。これを活用すれば相当お得に失業保険を受給することができます。

仕事での業務負荷軽減と体調配慮が受けられる

企業は従業員の安全を配慮する義務が課せられています。うつ病をオープンにし会社で働く際には、従業員は安全配慮義務として業務負荷の調整や体調配慮を受けることができます。

朝起きて急な体調不良がでるというのはうつ病の特徴的な身体愁訴です。体調不良は業務に対する不安、気圧、人間関係等によることが多いですが、これを正確に予想することは非常に難しいです。朝体調不良が出た場合でも、休める体制をとってもらえれば安心して働くことができます。

昇進のプレッシャーから解放される

うつ病では体調不良が頻繁に発生する場合があるため、業務のプレッシャーが大きい業務に
耐えられない方が多いです。それを会社に伝えることで出世ラインから外してもらうことが可能です。部下や部門を管理することなく、自分が得意とする分野で能力を発揮する機会が与えられます。

社会のサポート体制の充実さが分かる

うつ病になり通院したり休職したりすると、様々な社会のサポートが目に留まるようになります。例えば傷病手当金や自立支援医療などについてです。これまで知らなかったさまざまな制度を理解できます。

自分の限界がわかり体調管理に気を付けるようになる

うつ病になれば自分の精神的、肉体的な限界が分かります。週末には目を外したりすることがなくなり、仕事で無茶なことがあっても予め上司と相談して体力が破たんしないように手を打つことができる知恵がつきます。また体調の異変にも敏感になるため、大きな病気を放置しないようになりこれが長期的な視野での健康維持に貢献できるようになります。

家族の大切さがわかる

うつ病になると、ベッドから一歩も起き上がれなくなり、仕事どころか日常生活にも支障を来すことがあります。その場合に家族の支えの大切さがわかります。周りに心の支えとなってくれる人がいることの大切さがわかります。

開き直れる

自分はうつ病を抱えていることを開き直って考えられるようになれます。今まで理解不能の体調不良と戦い続けてきたことの謎が解けやる気が出ないこと、倦怠感が取れないことがただの怠慢ではなかったことがはっきりわかります。

うつ病と向き合って一緒に活きていくことを認識できればその現実を直面し開き直り、新しい世界が見えてきます。

うつ病をオープンにすることで職場で体調の配慮が受けられたり、社会のサービスが受けられるようになります。

刑が軽減される可能性がある

刑罰を受けるような事態になったとき、うつ病の発症により判断能力がないと判断されれば、刑が軽減される場合があります。

大概のことが精神疾患で大目に見てもらえる

これは考えようですが、つまり、うつ病をオープンにすれば大概のことが多めに見てもらえるようになります。ここまで開き直るには勇気がいりますが、急な体調不良で仕事を休む、約束をキャンセルする等人に迷惑をかけてしまう場合、「うつ病」であれば健常者では見逃してもらえない信頼の失墜も多めに見てもらえる可能性があります。

まとめ

メンタル疾患メンタル疾患

本日は、「うつ病になることで得すること」に注目して解説を行いました。うつ病で得することを考えることは一見、倫理に反することと思われるかもしれませんが、うつ病を患っている方は、現実以上のネガティブさと悲壮感を持ちながら人生を過ごしています。

「災い転じて福となす」という言葉もある通り、少しくらい「うつ病」をポジティブに考えるチャンスを考えるのもありだと思い、勇気を振り絞り本日の記事といたしました。

本日の記事がうつ病で悩んでおられる方、うつ病でつらい日々を過ごされている方の
助けになれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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