今巷の話題になっているモンスター社員、常識がなく、自己中心的で規律を守らないといったネガティブなイメージの社員のことを言います。モンスター社員は会社や上司から疎まれる存在ですが、あまり会社で煙たがられると、会社に居づらくなったりというデメリットもまあまああります。
ここで私が考えたのが「マイルドモンスター社員」になるという方法です。マイルドモンスター社員になればモンスター社員よりリスクを冒さずに会社に居座り給料を貰い、幸せに過ごせることができます。本日はマイルドモンスター社員について解説します。
目次
マイルドモンスター社員とは
マイルドモンスター社員は、規律だけは守るが能力や協調性がなく、会社の価値向上に貢献しない社員のことです。モンスター社員と言えば、規律を守らず、些細な不満をぶちまけ、社会常識を逸脱した社員の事を指しますが、マイルドモンスター社員は規律を守り、社会常識を大きくは逸脱していない点でモンスター社員とは異なります。
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マイルドモンスター社員の特徴
マイルドモンスター社員の特徴は以下の通りです。
付加価値をつけるほどは働かない
マイルドモンスター社員は仕事に付加価値をつけるほどは働きません。かなり面倒な指示には従わないことがありますが、基本的には指示には従います。そして言われた仕事は適当ですが、一応こなします。ただしやる気をだして何かを改善したり仕組みを構築することはありません。
やる気はない
マイルドモンスター社員は一応会社に役務を提供してはいるもののやる気やポジティブ感はありません。イヤイヤ会社にきて労働をやらされているという感じです。但し、タイムカードをガチャンと押して夕方まではやれることをやり会社で仕事をしています。
言い訳する
マイルドモンスター社員は、仕事でミスを犯したときは、一応謝るときはあるものの、自分が悪くないというときには言い訳はキッチリして自己弁護は怠りません。自分が失敗したのは仕組みが悪いからだとか、いろいろな言い訳をします。
無断欠勤や無断の遅刻はしない
マイルドモンスターは無断欠勤や無断の遅刻はしません。上司からねちねち小言を言われたりするのが面倒だからです。でも早くも来ません。ギリギリにきて、遅刻はしない。これがマイルドモンスターの時間管理です。ジャストインタイムです。
電話はちょっと遅めにとる
部署にかかってきた電話はサッとは取りません。誰もいないときはイヤイヤ取ることは取ります。電話がなったらやかましいのでまずは電話の音をシャットアウトするためです。
残業は基本はしない
マイルドモンスター社員は基本は残業しません。残業代は1時間当たりの賃金の1.25倍(それ以上でもよい)と法律で決まっていますが残業すると自分の時間は減ってしまうし疲れます。トータルで損だと考えています。
たまに調子がいい時には残業代稼ぎをすることがありますが基本は終業時刻1分後には退社します。残りの時間を自分の時間に投入したほうが得だと考えているからです。
仕事の密度を高めて早く帰る、という発想ではなく、時間が来たら退社するんです。仕事の密度を高めてしまうと、給料という名の報酬を得る効用が下がってしまいます。早く仕事を終えればまた仕事が降って来るだけ。仕事は終わらせないで、残業せずに帰る。そうすると、仕事は降ってこなくなります。これは得です。
仕事に使う時間と労力は常に最小限に抑えることがマイルドモンスター社員のモットーです。
有給は完全消化
有給休暇は会社員の権利です。最近は会社は従業員に対して5日以上の有給休暇を与えなければならないという法律が施行されています。モンスター社員はなりふり構わず有給休暇を取得しますが、マイルドモンスター社員は一応周りの状況を見極めつつ、有給休暇は完全消化をします。
休憩多め
マイルドモンスター社員は休憩を上手く取ります。違和感ない程度、いや、ちょっと休憩多いなという程度に休憩を取りながら仕事をします。
仕事をしているふりをするのがうまい
マイルドモンスター社員は、堂々と仕事をさぼるようなことはしません。見つからないようにサボるのがとてもうまいです。いつも仕事をしているふりをしています。マイルドモンスター社員は仕事をしているように見せかける名人の別称です。
叱られたらスネる
マイルドモンスター社員は、叱られたらすぐ拗ねます。怒られたのではなく、普通に間違いを指摘されただけでも落ち込んだり、拗ねたり、いじけたりして仕事のパフォーマンスが大きく低下します。
期限は仕事によっては守らない
仕事の期限は自分が無理なくできる範囲内なら遵守します。無理してまで納期優先で仕事をするくらいなら納期を守らずに遅らせます。約束通りに仕事ができていないので叱られますがそれだけで済みます。
会社の懲罰や解雇条件は頭に入っている
仕事を覚えるのは遅いしやる気もないですが、どのようなことをすれば懲罰を受け、解雇されるのかだけは調べ上げて頭に叩き込んでいるのがマイルドモンスター社員です。まずは知識を身に着けて、これらを自分に有利な方向に能動的に活用する能力には長けています。
パワハラ等、自分に有利な制度はよく勉強している
マイルドモンスター社員は、パワハラや労働基準法など自分が有利に活用できる制度をよく勉強しています。雇用者が法律に触れるような行為を行った時には、自分から立ち上がって会社に噛みつくことはしませんが、誰かを動かすように仕向けたり、匿名で通報したりして、状況が自分に有利な方向に持って行けるように策を練ることができます。
実務ではできないやつ、覚えが悪くて使い物にならないと思われているマイルドモンスター社員もこれにつけては一級の知識と技術を備えています。
仕事以外はそこそこ優秀
マイルドモンスター社員は、仕事は全然ダメ男君です。みんなからも笑われています。でもプライベートではそこそこ優秀。自分のことにかけては仕事のときようのなヘマはしません。ある人はコツコツ貯金して若くして不動産オーナーになったり、株で一山当てたり、
趣味の世界で有名人であったり、堅実且つ一芸に秀でた優秀な人間です。
付き合いは悪い
会社の人との飲み会は行きません。飲み会は、時間、金、精神を一度に消耗してしまうかなりもったいない行為です。誘うなというオーラを出していれば、わざわざ誘ってくる人もだんだん少なくなってきます。時間と金と精神は、常に自分に対してのみ集中投下すべき資源です。資源は効率的に活用してこそ活きます。
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マイルドモンスター社員になるデメリット
大きなデメリットはありません。出世できない、会社で信用を得られない、等は特にデメリットでも何でもないので。会社で何となく居心地が悪い、そのくらいでしょうか。
まとめ
マイルドモンスター社員は仕事はほどほどに、一応会社の規則は守りながら、自分の人生に着目して自分を生きる理想的な生き方です。会社に寄生して、会社員と言う立場を有利に活用し、人生を楽しもう。
本日のブログが皆様の参考になれば幸いです。