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大企業の万年係長最強説~管理職にならずコスパの高い人生を送ろう~

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「管理職になる」これは日本のサラリーマン人生の中で長年目標とされてきたものでした。
昇進は名誉なことであり、出世できないサラリーマンは甲斐性なしというレッテルを張られた時代が続いていました。しかし、最近はライフスタイルと価値観の変化により、管理職になることを望まないサラリーマンも増えてきています。

理由は管理職は実は労働とその対価において経済効用に合わない仕事でもあるからです。誰もがなりたいと願っていた大企業の管理職、責任は重く、残業代はつかない。実は損な商売です。

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サラリーマン生活で労働の対価を得るためにお勧めのポジションは係長です。万年係長がコスパ的には最強です。

今回は、管理職になるデメリット、万年係長になるメリットについて解説します。

管理職(課長)とは

ビジネスマンビジネスマン

課長とは官公庁や企業において、部門の責任者を指す呼称です。管理職に相当し、組織の中堅幹部であり、部門の監督的立場としての決裁権をもっています。

管理職は意思決定の判断を独自に下すだけでなく、部下の管理と育成、部下の精神状態や体調への配慮自部署業務の全体像の把握、フォロー、会社全体での目線での全体最適の認識を持つことも必要です。また管理職は自分の業務の業績だけではなく、組織の成果に対しても責任を負うことになります。

課長と係長の違い

ビジネスマンビジネスマン

次に課長と係長の違いについて説明します。係長は課長とは違い、部門全体の管理責任を持っていません。中堅社員であり、30代後半の場合が多く、若手でもなくベテランでもない、ですがある程度のキャリアを持ち合わせています。

専任案件のリーダーをすることが多く、プレイングマネージャーという立ち位置です。職制によっては多数の部下を持ち、大きなリーダシップが必要な職場もあります。また、一般的に係長または課長代理までは残業代がでます。

管理職になりたくない人が増えている

ビジネスマンビジネスマン

管理職は、サラリーマン人生を上り詰めていく上でのステップまたは目標とされてきましたが、管理職になりたがらない人がふえています。出世したくない、管理職になりたくないという理由は何なのか調べてみるとやはり以下のような回答が出てきました。

  • 残業代が出ない
  • メリットがない
  • 責任が重くなる
  • 能力がない
  • 人と関わりたくない
  • ライフワークバランスが崩れる。
  • ストレスが大きい

これらは、全部的を得ている正直な答えだと感じました。やはり管理職になるデメリットは相当意識されていることが見て取れます。では次に管理職にならないメリットについてもう少し掘り下げて解説します。

管理職にならないメリット一覧

マネージャーマネージャー

管理職にならないメリットは以下の通りです。

残業代がでる

「長」がついていても係長は管理職ではない一般社員です。勤務時間が明確に管理されており、勤務時間に応じ残業代が付きます(当たり前ですが)。よって固定給だけで働かされ法大の管理職とはちがいます。管理職のように時間無制限で働かされ続けることはありません。

役職手当と残業代の両方がもらえる

管理職になれば比較的高額の役職手当がもらえます。ですが管理職でなくても役職手当はでます。班長、リーダー主任補佐、主任、係長、課長代理にもそれぞれの職務手当が設けられており、職務手当をもらいながらも、残業すれば残業代がでます。(当たり前ですが)

ですから残業時間が多い人にとっては、管理職になるよりも係長をしているほうが給与が多いことがよく見られます。

業績悪化時でも業績連動分をそれほど減らされない

管理職のボーナス査定は業績連動分の比率が大きくなっていることが多く、業績悪化時には業績連動分のマイナスを真っ先に受けます。

(正確には最も影響を受けるのは株主、次に役員、その次が管理職層です)係長以下の一般職員のボーナス査定体系はそこまで業績連動がなされていないことが多く、ボーナスは労働組合と会社の交渉により一律的な比率を以て決められることが多いですので業績悪化でうけるダメージは限定的です。

責任が限られる

係長は狭義の管理職ではないため、部門に対する責任を負っていません。自分と自分のチームに課せられたプロジェクト遂行の責任について、上長の管理職に対し追うという構造ですよって、部門或いはグループという部門全体の業務成果に対する責任を負う必要はありません。

管理職会議に出なくてもよい

係長は部門内のリーダーであるものの管理職ではないため、管理職級が召集される会議にも出席する必要がなく自分がまかされたプロジェクトの遂行に集中できます。

趣味や副業も比較的行いやすい

責任と超過労働、プレッシャーとストレスに押しつぶされる管理職になるより、管理職にならないほうが、趣味や副業などが行いやすいです。管理職になると上がるといわれるベース給程度の収入ならば、副業で補ってしまえばいいだけです。そのほうが健康保険料負担額を上昇させずに所得を増やすことが可能です。

専門性を維持できる

管理職にならず一般社員の中の上級職に留まれば管理という業務を行わず、自分の担当業務にリソースを集中できます。よって業務スキル、専門性を維持することができますので専門技術を維持し続けることができます。研究職やIT関係は、技術革新のスピードが速いめ、最先端の現場からいったん離れてしまうとそれを取り返すのは容易ではありません。よって専門性を維持するには管理職にならないほうがよいです。

部下の管理をしなくてよい

管理職になれば部下の管理をする必要に迫られます。部下の業務の進捗管理や体調管理かども管理職の範疇に含まれるため業務に集中することが難しいです。部下が起こした人間関係のトラブル、パワハラ、労働災害の対応にも追われなくても済みます。

このように、管理職になると途端に人間とのかかわりが多くなってしまいます。人との関わりを望まない人にとっては部下の育成と管理をしなくてもよい一般職員が適しています。

営業の歩合手当が支払われる

営業や販売業務において、優秀な営業成績をおさめている場合、個人成績、販売実績により支給される歩合給をたくさんもらっている方もいるでしょう。管理者になればプレーヤーをしていられなくなるため、この歩合給が下がってしまうリスクがあります。

管理者はチームの成績も含め、査定を喰らうことになるため、トップセールスマンの場合、管理職になったとたん収入が減ってしまう、というパターンがあるかもしれません。

嫌われることを避けられる

管理職になれば、難しい業務指示や理不尽とも思われかねない命令を出さなければならないこともあります。他の人がいる前で部下を叱った場合、パワハラだと騒がれるリスクもあります。係長以下でれば、プロジェクト遂行の責任は任されることはあっても、業務指示を出すことはないため、人に嫌われる可能性は比較的に少なくなります。

育児と両立できる

女性社員の場合、出世したくない理由には、育児との兼ね合いがあります。子育ては、会社を休まなければならないイベントや、子供の病気の場合の突発的な休暇が必要になるため、決済と意思決定、業務指示を行わなければならない管理職になることを避ける傾向があります。一般社員であれば管理職よりは休暇について少し融通が利きます。

役員から呼び出されない

課長や部下であれば役員から呼び出しを喰らうことはあります。係長以下ではこのようなことは基本的にはありません。

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管理職になるメリット

会議中のビジネスマン会議中のビジネスマン

管理職にならないメリットを上で紹介しましたが、管理職にならないことによるデメリットも紹介します。

年功報酬しかもらえず給料の上昇が頭打ちになる

管理職にならなければ、職能給、職務手当が上昇しないため、昇給は年功報酬文しか上がらなくなります。よって待遇面のみを長期的に見れば、管理職に昇進したほうが生涯賃金が上がることが多いです。

執行役員や取締役にはなれない

日本の会社では一般的に課長、部長を経て会社に貢献をしなければ、執行役員や取締役になることはできあせん。ただし取締役になりたければ自身で株式会社を興せば直ちに代表取締役の肩書は手に入りますし、上場企業の社長になりたければ自分の会社を新興市場に上場させればその希望も叶います。

人を服従させることはできない

管理職になれば業務命令により人を福寿スさせることができるようになります。ただしこのブログを見ている方はそのような志向を持つ方は少ないと思います。人を服従させなくても金儲けはできるし、依頼、要請、協力によりビジネスは回ります。

成長志向がないと思われる

管理職を目指さないということは、事業所からは成長し奥がないとみなされます。これを避けたい場合、

  • 管理昇格試験を受け、落第するようにバイアスを掛ける
  • 体調不良を理由に辞退する

等不本意ながら管理職になれない、という演出をすることにより他所うこの損失をカバーすることが可能です。

権限がない仕事を続けることになる

一般職員でも業務をつづけることは、権限のない業務を続けることになります。ですがそもそも権限には責任はつきものです。権限がないということを責任もそれだけに限定されるため、管理職と比較して気楽です。

イメージの問題

管理職にならにということは能力がない、係長どまりの人間であるというイメージが付きまとうかもしれません。ですが、イメージでは飯はくえないんです。イメージ先行で割の合わない苦労を背負うか、実益を取るか、人それぞれです。

年下上司に使われることになる

管理職にならなければ、いずれは後輩社員が自分の直属の上司となります。自分は年上の部下という立場になります。

優秀な人に管理職をお譲りしましょう。針の筵に好んで座り、わずかな対価のために消耗することを横で見ながら、割り切ればよいのではないかと思います。

人間は年長者が偉いということはなく、人間の価値は生まれたときから平等です。年下に指示されるのが気に入らないという感性は、自分が年上や年下という小さなことをきにしてしまうほど器が狭く、尚且つ卑しい品格を持っていることを自分で認めて島ているようなものです。

万年係長がコスパ最強の理由

オフィスビルオフィスビル

以上を勘定に入れ、利得とシルク、期待値等、見えるものと見えないものを考えながらそろばんをはじいてみると、万年係長がコスパ最強であることが分かってきました。

万年係長がコスパ最強である理由を改めて以下に説明します。

一応「長」の肩書がついている

係長は管理職ではありませんが、一応係りの長として職制に「長」の肩書がついており、ある程度自尊心を満足させてくれるものになっています。

一般職員の中では課長代理と並ぶ最上級職である

係長は課長代理と並び、一般職員の中で最上級職位に当たります。何が最上級かというと職務手当です。さらに残業代が付くなかでの最上級職位に当たります。残業をしっかりすれば最高の効用が得られます。

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まとめ

外回りの営業マン外回りの営業マン

特に出世をを望まないのであれば、万年係長が一番幸せです。責任、権限、報酬、ライフワークバランス、地位、対面、心身の健康などの総合的に判断すればわかっていただけると思います。

サラリーマンであるからには管理職になるべきだ、という記事をネットで見かけることがありますが、私はこれには反対の立場です。賃金労働ごときに一度しかない人生を無駄にするもったいない考え方です。管理職になっておだてられ、担ぎ上げられてるのに気が付かないのはただのアホです。

私は会社に勤めることは、数あるお金稼ぎの手段の中の一つ徒しか認識していないため、管理職として労務を提供することにメリット感じることはできません。今時、自己犠牲の精神を語って粋がっているのは相当「ダサい」し「イケてない」です。

人生に大事なのは自分が一番得する状態をキープしすること、万年係長は私が導き出したコスパ最強のサラリーマン道です。

本日のブログが皆さんのサラリーマン生活の心得の参考になれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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