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外貨FX 日本円資産一極集中からの脱却 外貨FXのメリットと留意点

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日本円は安全資産と言われていますが、資産を日本円に集中することは、リスク分散とい観点から好ましくないとも言われています。

私は、主に外貨FXにて売買を行うサラリーマン投資家です。今のところ外貨FXで大きな利益を上げているかといえばそうではありませんが、2005年ごろからFX投資を開始し、現在10年以上の投資経験があります。

本日は外貨FXのメリット、デメリットを解説します。

外貨FXとは

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外貨FXとは正式名称を「外国為替証拠金取引」といいます。証拠金を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引です。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来しており、海外ではForexと呼ばれることもあります。

日本では1998年に法改正が行われ、インターネットの普及により市場が急速に拡大しました。証券会社や専業の外国為替証拠金取引業者にて取引を行うことができます。取引の仕方により、高いリスクを負いますが、為替差損のリスクヘッジにも活用でき金利差も受け取れる可能性がありますので知識と経験があれば有利な金融商品となります。

外貨FXのメリット

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外貨FXは外貨預金・外貨建てMMFなどと比べて以下の特徴があります

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売り立てが可能

多くの外貨建て商品では、通常外貨を買ってから後に売るという取引になりますが、外貨FXでは、外貨を売り建て、後に買い戻すという戦略(いわゆるショートポジション)を取ることができます。

外貨同士の通貨ペアも取引可能

日本円の証拠金を使い、日本円を介しない通貨ペアも取引可能です。例えば、ユーロ/米ドルを売買するといった取引も可能です。ちなみに「ユーロ/米ドル」は全世界で最も取引される通貨ペアです。

レバレッジを利用できる

レバレッジ(てこの原理)を利用して、証拠金の何倍もの取引をすることができます。利益を大きく膨らませることができる反面、そういうの損失を受ける可能性も高まります。少ない資金で大きなポジションを取ることができます。ちなみに不動産投資では事業資金を金融機関から借り入れて事業を運営することが一般的ですから、投資でROEを向上させるためには必要な措置と言えます。

手数料が安い

売り相場と買い相場の差(スプレッド)が他の金融商品に比べて小さく、売買手数料が極めて安いです。

スワップポイントの受け渡しがある

金利が高い通貨の買いポジションをとることにより金利差(スワップポイント)を受け取ることができます。外貨預金などの他の金融商品より有利な金利差を享受できます。金利が高い通貨の売りポジションをとる場合は、逆に金利差の支払いが発生します。

投資家が受け渡しできるスワップポイントは、外貨預金や外貨MMFと比較して、多く、一日単位で計算されるため、一定の利息を得ようと思えば資金を一定期間拘束されなければならない外貨預金や外貨MMFと比べて有利です。

外貨両替として利用できる

一部の金融商品取引業者では、デリバリー(外貨受け渡し)もできます。これを利用すれば手数料を極めて安く抑えて外貨両替を行うことが可能です。

月曜の早朝から金曜の早朝まで取引できる。

外貨市場は、月曜にオセアニア地域の朝から始まり、金曜日の夕刻にニューヨーク市場が終わるまで続きます。東京時間で言うと月曜の早朝~金曜日の早朝まで市場が動いていることになり、昼間業務をしているサラリーマンでもリアルタイムに市場に参加できます。

特にロンドンの午後であり、ニューヨークの午前時間は取引が最も活発に行われる時間帯であり、東京時間で言えば、夜~夜半にかけてです。

日本人、香港人、シンガポール人にとってこの時間は夕食を終えた就寝前です。日本人のサラリーマン投資家はこの取引量の厚い時間帯を狙って、トレーディングを行うことができます。

税金が安い

個人の場合外貨FXの税金は、20.315%の申告分離課税です。雑所得では、累進課税が課せられてしまいますが、外貨FXではいくら利益を上げても税金が20.315%で済みます。所得が695万円を超えるサラリーマンにとっては、税率が安く有利な投資方法と言えます。

インサイダー取引という概念がない

外貨FXの取引にはインサイダー取引という概念がありません。確度の高い情報をいち早く入手した投資家は有利な取引を行うことができます。

外国為替に関する情報は英語で発信されるものが多く、日本語での情報は英語を日本語に翻訳したものです。英語で生の情報を得ることができる投資家は一足先に情報を入手できます。

FX投資家の中には、情報収集のため、ロイターやブルームバーグと契約を行う方もいます。もちろん機関投資のトレーダーはこれらの情報を得ながら取引を行っているため、これらの情報を得ることにより、個人投資家は初めて機関投資家と同じ壇上に立てます。

資産の分別管理

大手のFX会社では、口座資産の分別管理を行っており、万が一FX会社が破たんしても、投資家の証拠金は保護されます。銀行の外貨預金は預金保険の対象外であるため、外貨預金よりも安全な投資先と言えます。

外貨FXの留意点

外貨外貨

外貨FXにはメリットもありますが、相応の留意点もあります。以下にそれらを述べます。

スプレッドは取引会社によりバラバラ

売り相場と買い相場の差額(スプレッド)はFX会社により独自に決められています。スプレッドが安いFX会社でも、時間帯や条件により、スプレッドは変動します。基本スプレッドが安いFX会社で運用すれば有利な取引を行えます。

ゼロサムゲーム

外貨FXは、誰かが儲かれば誰かが損をし、誰かが金利を受け取れば誰かが金利を払うというゼロサムゲームです。黒字会社への株式投資や経済成長率がプラスの経済体への投資のように、毎年価値増大が発生するプラスサム構造ではありません。FXが少しだけスプレッドにより手数料を取るため、投資家の期待値は現実には少しだけマイナスです。

相場変動リスク

為替レートの変動がある以上、利益が期待できる反面、損失を受ける場合もあります。外貨FXは証拠金の何倍もの取引を行うことができるため、損失が証拠金を超えることがもあり、その場合、証拠金を請求されることもあります。

流動性リスク

外国為替の取引量は一日300兆円と言われており、流動性、換金性は極めて高いですが、経済指標の発表、要人発言、地政学的リスクにより、極端な流動性の低下が一時的に発生した瞬間に、大量の注文が出た場合、希望した金額で取引が成立しないリスクがあります。ただ、これは外貨FXに限ったことではありません。基本的には外為市場は、流動性が極めて高い市場です。

システムリスク

インターネットの通信がダウンしたり、サーバーダウンによりトレーディングが行えなくなるリスクがあります。可能性は低いですが回線トラブル、停電、サーバーダウンのリスクは常に付きまといます。

FXの活用法

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FXの活用方法はいくつかありますが、以下に代表的なものを述べます。

投資・投機

投資家が為替変動を予想して、為替差益を積極的に狙うための投資に使うことができます。

ヘッジ

輸入業者及び輸出業者が売り上げ及び利益の変動リスクを回避するためのリスクヘッジとして、外貨FXを利用できます。

外貨両替として

一部の金融商品取引業者では、デリバリー(外貨受け渡し)もできます。これを利用すれば手数料を極めて安く抑えて外貨両替を行うことが可能です。

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まとめ

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外貨FXは小さな資金で大きな取引をすることができ、尚且つ、手数料が極めて安いため、国際経済や経済動向、外為市場を理解した投資家にとって相当有利な金融商品です。レバレッジをかければ利益を狙える半面、損失を被る可能性も同じだけ高まる(トレードオフの関係)のため、レバレッジ管理には相当注意を払う必要があります。

もし、レバレッジを1倍として運用を行った場合、外貨預金に似た構造の手数料が低廉な投資商品ができあがります。

外貨投資はリスクが高い、というイメージがありますが、実際には、外為市場のボラティリティ―(変動)は株式市場と比べ小さいです。変動幅が小さい故、レバレッジを掛けなければ利得を追えない事情から投資家はリスクを取っています。そのため、間違ったステレオタイプの情報が流布しているにすぎません。

私はセントラル短資FXをメイン口座にして外貨FXをトレードしています。スワップポイント、信頼性が高くお勧めです。

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私がサラリーマン投資家として主戦場としている外貨FX、これからもおすすめの情報があれば紹介したいと思います。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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