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ブラック企業に注意~ブラック企業の特徴と対処法~

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皆さんはどのような会社で働いていますか?福利厚生、待遇はどうですか?

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最近は、パワハラや長時間労働、労働によって精神的に追い詰められることによる自殺者が発生するというブラック企業の存在が社会問題として取りざたされています。本日はブラック企業はどのようなものかを解説します。

ブラック企業とは

叱責する上司叱責する上司

ブラック企業とは違法行為や不法行為を行い労働者に過酷な労働を強いたりパワハラを行ったりサービス残業を行わせたりするようなことを日常的に行っている企業です。企業ではない行政機関や士業でも労働条件が過酷でサービス残業が常態化するような労働環境の仕事は
ブラック企業に含まれることもあります。

ブラック企業の特徴

悩むビジネスマン悩むビジネスマン

ブラック企業の特徴を以下に解説します。

残業時間が長い

仕事をしていればある程度の残業があることは当たり前ですが、ブラック企業になると毎日のように残業が続きます。繁忙期には深夜まで残業が続くこともありますがブラック企業の場合、深夜までの残業が恒常化してることもあります。実際に一か月の残業時間が80時間を超える会社はブラック企業の可能性が高いです。

繁忙期や決算、月末業務の際に瞬間的に深夜残業が発生することはどの職場でもあり得ます。ですが恒常的に22時をまわる残業が発生する会社はやはりブラック企業の疑いがあります。

深夜でも明るい

ブラック企業は残業が多く、深夜まで業務が続く場合が多いです。そのため毎晩毎夜オフィスには遅くまで明かりがついています。いつ通りかかってもオフィスが明るい、という企業はブラック企業の可能性が高いです。

残業がない

残業がないというのは残業代が出ないという意味です。ブラック企業は何かいろいろな理由をつけて残業代を払ってくれません。残業について会社は指示していないが従業員が勝手に会社に残っているだけという風にさまざまな手を尽くし、残業代を払わないようにします。

サービス残業

ブラック企業と言えばサービス残業です。ブラック企業によっては、タイムカードを先に押させてからまだ働かさせられたり仕事を持ち帰らせたり、故意に勤務時間を管理しない場合もあります。

またプレイヤーを管理職に昇進させることにより残業代を節約しようとする会社もあります。これは名ばかり管理職と言われる残業代支払いを逃れようとするセコいやり方です。

精神疾患が多い

ブラック企業は仕事が忙しく激務のため精神疾患にかかる人が多いです。但し会社に休職中の方が多いことがブラック企業だとは断言できません。

ブラック企業では、うつ病になるとすぐ事実上辞めさせられることもあるため休職者が少ないこともあり得ます。

自殺者が多い

自殺の原因で最も多いのはうつ病や精神疾患です。人間が精神疾患になる原因は生まれつきの性格や遺伝の問題もありますが、ストレスが大きく関係していると言われています。過労が原因で自殺する方は後を絶えません。そしてその過労自殺の多くはブラック企業に勤めているサラリーマンであるともいわれています。

休みが少ない

ブラック企業は年間休日が少ないです。労働基準法では休日は一週間に一日あれば良いことになっていますが実際にはこの待遇では応募者は現れません。大手の企業は年間休日が130日に迫るところもたくさんあります。年間休日が96日等であれば2週間に一回は土曜日が稼働日となるカレンダーになるので、大手の企業と比べると一年で一か月分多く働かされている計算になります

有給休暇が取得できない

有給休暇は労働者に認められた法律上の権利であり、与えられなければならないものです。
ですが、ブラック企業はその有給休暇を労働者に取らせません。労働者が有給休暇を申請した場合、業務に支障を来さない限りそれを受け入れなければなりません。ブラック企業では、申請させない、という方法で有給休暇を事実上与えないようにしています。

冠婚葬祭に出られない

親族の葬式であっても休むことを認められない、ブラック企業にはそんな会社もあります。普通の企業であれば結婚式や葬式での休暇は認められるのが普通です。冠婚葬祭で休みが取れないという場合ブラック企業の可能性が高いと言えるでしょう。

退社後の電話、呼び出し

ブラック企業は年間休日が少なくこき使われる上、退社後や休日でも容赦なく電話がかかってきたリ呼び出しがあります。いつでも繋がるように電話を肌身離さず持たされたり、夜中でも問い合わせ電話がかかってきたリと心と体が休まるときがありません。

離職率が高い

ブラック企業は離職率が高いことが大きな特徴です。ブラック企業は毎年大量の新入社員を採用します。これは新入社員の一定数が辞めてしまうことを前提としていることに起因しています。よって事業が拡大されていないにも関わらず従業員数の規模からして多すぎる人数を採用します。

また常に中途採用の募集を掛けていたり、求人広告をよく見かける企業はブラック企業の可能性が高いので注意が必要です。入社した社員がその激務や理不尽さのためにすぐに退社してしまうため、引継ぎもまともに行なわれていない場合がおおいです。

入社3年以内にやめてしまう人が3割以上いるような会社はブラック企業と考えていいと思います。殆どが入社してしばらくすると辞めてしまうので、どこを見渡しても若い社員ばかりです。これらの状況は入社する前に平均勤続年数や返金年齢からも想像することができます。

給料が安い

ブラック企業の給料は安いです。求人に提示されている給料には小さな字で(残業40時間分含む)などとインチキなことを書いてある場合もあります。また求人情報に書かれている賃金には、たとえば「180000円~299000円」など給料の上限を高くするように見せかけて実際には下限の給与となる、というだまし待遇を提示していることもあります。

基本給と手当の区分の表記があいまいであったり、嘘の待遇が記載されている場合もあります。残業をしないと生計が成り立たないような低賃金の会社もあります。

人事考課の基準が不明瞭

ブラック企業は人事考課の基準があいまいで、経営者による恣意的な評価で昇格やボーナスの支給額の決定が行なわれる場合があります。人事考課制度の透明性が不足している企業が多いです。

給料が上がらない

一般的な企業や公務員は勤続年数や職位の上昇により月給が上がっていきますが、ブラック企業ではびっくりするほど昇給しません。従業員を安月給でこき使い、務まらなくなったらまた新しい人を採用すればいいという使い捨て感覚で社員を働かせているからです。

求人に応募する際には、求人要綱に書かれている給与や待遇だけではなく35歳のモデル給与、45歳のモデル給与、全社員の平均年収なども参考にし昇給度合いを想定しておくのが良いと思います。

勤務時間に含まれない業務時間がある

ブラック企業には意味不明の勤務時間に含まれない時間があります。これは、会社の利益を増やすため何とかして社員に給料を払わないようにしようとするブラック企業の手口です。たとえば

  • 裁量労働制を理由に残業代を支払わない
  • 勤務開始前の準備時間を勤務時間に参入しない
  • 清掃やかたずけの時間を勤務時間に参入しない
  • 何の権限もない社員を管理職扱いにする
  • 残業時間を切り捨てる

等です。これらに思い当たる方は一度チェックをしてみましょう。

チラシにいつも求人が出ている

新聞チラシやフリーペーパー、求人雑誌に常に求人が出ている会社はブラック企業の可能性が高いです。このような企業は社員がすぐ辞めてしまうか仕事が激務過ぎるか、待遇が悪すぎるかで常に新しい捨て駒を求めています。慢性的にマンパワーが不足しているため常に求人を出しているということです。

ネットに悪口がいっぱい

ブラック企業の特徴として、ネットの掲示板や口コミサイトに悪口が書かれまくっている
ことが挙げられます。ネットの情報には多分に主観が混じっているものですが、それにしても目に余る悪評があるようならブラック企業を疑うべきです。

新入社員が多い

ブラック企業は従業員数の割に新入社員が多いです。理由はみんなすぐやめるからです。新入社員の採用が多いということは、社員がある程度辞めることを見越して採用数を決定しているということです。つまり使い捨て前提ということです。

選考採用が甘い

ブラック企業は人材が不足しているため採用を急ぐ傾向があります。よって学力テストがなかったり、簡単な面接で即採用を出したりということが多々あります。

アットホームで和気あいあい

「アットホームで和気あいあいと仕事をしています」というキャッチコピーはブラック企業の求人によく使われる文句です。つまり、プライベートの区切りをはっきりせずに公私混同で仕事に邁進させられるということを示しています。

少数精鋭

少数精鋭ということは一人にかかる裁量が大きい反面、一人が請け負う業務量と責任も重いということになります。深夜までの残業や休日出勤も当たり前で少数で大量の仕事を捌くことになります。

初心者歓迎

経験者がやりたくないような仕事をやらされるということです。採用のハードルは低いですが、初心者でも採用しますとでも書かなければ人が集まらないような仕事内容です。

若さが売り

「うちの会社は若さが売りです」、つまりみんなバカバカしくてすぐやめていくような会社であることを自分でアピールしているようなものです。

ハラスメントが横行

嫌がらせ、暴言、過剰なノルマ、罵声など、精神的なパワハラのみならず肉体的なハラスメント、セクハラ等、ブラック企業は慨して労働環境が悪いです。

なかなか辞められない

ブラック企業は常に人材不足ですからなかなかやめさせてもらえません。退職は何か月前までに申告すること、等法律では通用しない社内規定があったりしょうもない引き留め工作を行ってきたリ、姑息な手段で退職をさせない嫌がらせがまかり通ります。

退職願いを受け取ってもらえない会社もあるとかないとか。

会社は一か月以上前にやめる意思を伝えれば退職することが法律で認められています。

成績が上がらないとすぐ辞めさせられる

なかなか辞められないブラック企業もある一方で、営業成績が振るわないとすぐに辞めさせられる会社もあります。成績が振るわない営業マンをどんどん辞めさせ、どんどん採用し、
ドンドン使い捨てる、これがブラック企業です。

ノルマがきつい

ブラック企業では営業ノルマが厳しいです。過剰なノルマを課して達成させるよう厳しいプレッシャーを掛けます。厳しいノルマを達成できる社員は引き続き馬馬車のように働かされます。達成できない社員は首になり、また新しい捨て駒を採用する、このようなサイクルを繰り返しています。

ノルマがない

ノルマはありませんが、自主的に設定した高すぎる目標を強制的に課せられるというものです。達成できなければなぜなぜなぜで問い詰められ、追い詰められていきます。

すぐ出世できる

ブラック企業に入社すればすぐ出世させてもらえます。20代で課長も珍しくありません。
理由は、みんなすぐやめてしまうので上に誰もいないからです。そして、残業代を出さないようにするために昇格させて「名ばかり管理職」で飼い殺しです。

管理職、課長等の肩書に満足し、自惚れるイタい人だけが奴隷のようにこき使われているのにも気づかずに会社で奉仕作業をすることになります。

名ばかり管理職がたくさんいる

ブラック企業は管理職が多いです。名ばかりの。管理職ではないただの平社員を管理職に昇格させ、残業代を支払わないようにするためのコスい技です。法律上、管理監督者として取り扱われるには一定の待遇や裁量がなければならないことになっていますがただの担当者なのに肩書は担当課長という人がたくさんいるのがブラック企業の特徴です。

精神論がまかり通っている

ブラック企業は精神論がまかり通っています。令和の時代でもそうです。やる気、精神力、情熱、夢、などと言うわけのわからないことをビジョンと結び付けたがります。このような会社では、社訓を大声で読ませる、しんどいだけの訓練、声出し、等合理性のない根性論が持ち出されます。

人間関係が険悪

異常なノルマ、パワハラ、同僚同士を競争させ、離間策を施される、そして度重なる休日出勤と残業。このなかで仲良く働けというのも無理な話です。ブラック企業の職場は上司による圧迫、部下のストレスと不満なので人間関係は険悪です。空気は最悪です。

自社製品の強制購入

ブラック企業は無理なノルマを課し、ノルマが達成できないと商品を無理やり買わせるというやり口を行います。以前ニュースになったコンビニの「恵方巻ノルマ」みたいなものです。

お金を貰いに行ってるのにお金を払わされる理不尽。悲しいですね。ちなみにこのような自爆営業は労働基準法違反になります。

備品を自腹で買わなければならない

業務に必要な筆記用具は自腹で用意する、そのような企業があればケチケチブラック企業確定です。

アットホームな雰囲気

アットホームな雰囲気=ブラック企業という方程式は業界ではほぼ確定しています。アットホームということは、家族同然に土足でプライバシーを踏み荒らされるということを意味します。

ブラック企業を見極める簡単な方法

悩むオフィスワーカー悩むオフィスワーカー

せっかく企業に就職するならこんなブラック企業に勤めたくはないですよね。それではブラック企業に引っかかってしまわないためのブラック企業の見極め方を説明します。

ブラック企業の見極め方は以下の通りです。

ネットの評判を確認する

ブラック企業かどうかを手っ取り早く確認する方法は、ネット上の評判です。ネットの掲示板や待遇の口コミには悪口も書かれていますが元社員の書き込みもありますので信頼性が高いとおもうものを参考にしてください。

平均勤続年数と平均年齢を見る

平均勤続年数と平均年齢を見れば、離職者が多いかどうかが分かります。平均勤続年数15年~20年、平均年齢が40歳くらいが理想です。

会社のホームページを見る

会社のホームページをみて、「情熱」「若さあふれる」「やりがい」「お客様第一」「元気」など書いてある会社は敬遠しましょう。特許をたくさん持っていて技術力があり、収益性が高いビジネスモデルを確立している企業はこんな根性論がなくても利益を出せます。

勤務先がブラック企業だった時の対応

ゆびさすビジネスマンゆびさすビジネスマン

勤務先がブラック企業だった場合の対応策は以下の通りです。

すぐ辞める

勤務先がブラック企業だとわかったときにはすぐやめるのが最高の選択です。そのまま続けていてもいづれ身心がボロボロになってしまいます。ブラック企業で働いている方はとても忙しいと思いますが、少しの時間をかけて転職サイトに登録し、電話面談などをしてできるだけ早く次の就職先を見つけるための手立てを打ってください。

未払い残業代の請求

辞めることを決心したら、次は未払い残業代を請求するための準備に取り掛かりましょう。
サービス残業に苦しんでいた方は未払いの残業代があるはずですので試みる価値はあります。未払い残業代を請求するには、メールの送付時間、パソコンのログオフ時間、勤務日報、日記などを利用して、勤務時間を証明する必要があります。

自分の立場を有利にするために、日ごろから実労働時間を証明する記録を取っておくことを
お勧めします。

労働局、労働基準監督署に相談する

中規模以上の企業では労働組合があったり、内部通報窓口の設置が義務付けられたりしていますが機能しているかどうかは疑問です。そのため、真っ黒なブラック企業の場合は労働局や労働基準監督署に相談することをお勧めします。セクハラ、パワハラも含めて、会社に通報しても仕方がないというときには、労働局、労働基準監督署に相談するようにしましょう。

まとめ

腕を組むビジネスマン腕を組むビジネスマン

本日はブラック企業の特徴、見分け方、ブラック企業に就職してしまった時の対処法を解説しました。これを参考にしていただき、ブラック企業を避け、待遇がよく安心して働けるホワイト企業で働けることを願っております。ホワイト企業については以下の記事で解説しています。

転職はハローワークを利用することもできますが、リクルートやパーソルが運営する人材紹介サービスを活用することで、非公開求人を紹介して貰うこともできますでぜひ検討ください。

本日の記事が皆様の参考になれば幸いです。

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こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。
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