就職活動中の大学4年生の方お疲れ様です。合同就職説明会、インターネットの就職ポータルサイトでの申し込み、履歴書作成、業界研究、企業研究に忙しい日々を過ごしていらっしゃると思います。
私の大学4年の頃はそのような普通の就職活動を行いました。その中で大学の頃に聞いた就職活動や内定を取るためにやるべきことなどの噂には相当な嘘とはったりがあることに気がづきました。
本日は私が就職活動で得た知見をもとに就職活動の嘘八百と真実について解説します。
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目次
就職活動で無意味なこと
まずは就職活動で企業の内定をとるためにやっても意味がないこと、無駄なことから解説します。
OB訪問
OB訪問をしないと採用しない、という就職先を私はきいたことがありませんでした。OB訪問をして何をするのかよくわかりませんが、別にOBを訪問して社風を聴いたりしなくても
インターネットで調べれば評判や待遇は直ぐにわかります。
OBがいない人は就職できないのでしょうか?そんなことはありません。OB訪問なんかしなくても採用さえる会社はたくさんありますし、中途採用にはOBという概念すらありません。OB訪問は必要ありません。
内定は、OBを訪問するかどうかではなく、選考試験の結果と面接で決まります。
過剰な業界研究
業界研究にうつつを抜かしても内定ゲットに繋がることはありません。業界の主な企業の名前を知っておくくらいで十分です。私は大学4年の時、地銀の就職試験を受けましたが、業界研究を全く行いませんでした。
どの銀行がどこと合併したかわからず筆記試験は殆ど白紙で出しましたが筆記試験は通過しました。人生なんでもそうですが、手間をかければかけるだけ効用は下がっていくという一つの例です。
業界研究をして業界の事を良く知ってても、面接官からすれば「へー詳しいねぇ」で終わりです。それ以上の意味はありません。私が現在勤務している業界で大学生の癖に業界に詳しい人は、むしろ逆にちょっと気持ち悪がられて敬遠されます。
過剰な企業研究
企業研究も過剰にやる必要はありません。ホームページをサラッと見て適当に主力製品を見ておくだけで十分です。働いたこともない癖に詳しいことを知っていたり、「御社に魅力を感じました」っていって嘘八百立て並べても気持ち悪がられて弾かれてしまうだけです。
ボランティアアピール
面接で「ボランティアを頑張りました」というアピールは意味がないです。皆さんが雇用契約を結ぼうとしているほとんどの団体は営利団体という利益を出して株主に還元するために造られた事業体だからです。
ここでボランティアという無償奉仕のアピールをされても困ってしまいます。コスト意識を希薄でボランティアにうつつを抜かすような学生さんを大量採用してしまうことは高い利益率を出し続けるという営利企業の根幹を揺るがしかねない忌々しき事態です。
普通のバイト経験
コンビニのバイトなどの普通のバイトの経験は就職活動や面接では何のアピールにもなりません。ただ遊ぶ金がほしくて時間と労働力を切り売りして勉強もほったらかしでアルバイトに明け暮れて居たやつ、と思われて終了です。但し、なにか記憶に残りそうなバイトの経験の話はネタになるのでお勧めです。
部活アピール
学生時代の部活アピールも就職活動で無意味なものの一つです。「部活を頑張っていました」と聞くと、ほかにアピールする者がないのかなと思ってしまいます。
「部活をしておいた方が就活で有利」という嘘情報を吹き込むあほ先輩のいうことを鵜呑みにしてしまうほうもしてしまうほうでちょっとイタイところです。とにかくクラブ活動をしててもなんのつっぱりにもならないことだけは覚えておいてください。
ゼミアピール
「ゼミ長をしていました」というアピールは結構ですが無意味です。「ゼミに入っておいた方が就職は有利」という噂をきいてゼミに入ってみましたが就職活動で具体的にそのゼミ効果を感じることは結局できませんでした。
私の出した結論は、ゼミに入っても意味はない、ということです。ゼミが必須ではなく、単位を取ればいいだけの学部なら、単位だけ取ってサクッと卒業する方が楽です。
英語アピール
「大学時代は英語を頑張りました」。これも情けないがんばりましたアピールの典型です。英会話サークルに入って日本人と英語について語ったり英語の文献を解読したり、いろいろ手間暇をかけた人もいるかもしれませんが、アメリカかイギリスの大学を正規で卒業して帰国した人と比べてどうですか?
英語アピールはまったく意味はありませんが、しいて言うなら「英語学科でもなく、語学留学の経験もありませんが、英語は海外留学をした人や帰国子女と同じくらいは喋れます」ならアピールしてもいいと思います。英語といってもただの言語です。現地に住めば誰でも喋れるようになります。
成績アピール
大学の成績を面接でアピールする人はあまりいない思いますが念のため説明すると意味はありません。
「このままいくと単位は取れるけど成績がギリギリになってしまう、履修停止にしてもう一度受けようか」と悩んでいる同級生を見かけたことがありますが、全く心配いりません。大学の平均成績が悪いせいでふるい落とされたという話を私は聞いたこともありません。
成績が優秀ということは、単位をとって学位をとるという目的に対して、過剰な労力を投入しているということになり、私なら要領が悪い学生とみなします。成績は単位取得ギリギリでOKです。
履修した授業の種類
履修する授業によっては就職で不利になるのではないか、アピールができないのではないか
という心配は全く不要です。そもそも企業は日本の大学ごときで何かをつかみ取ってきているとは期待していません。履修した授業について全く気にする必要はありません。
日本の中堅以上の企業は入社後に必要な知識を集合教育で丁寧に教えてくれます。
大学の授業は必修科目と選択科目の中から
- 一番楽そうなもの
- 面白そうなもの
- 楽に単位が取れそうなもの
- 先生が優しそうなもの
- 好きな異性が履修しようとしているもの
- 座っているだけで単位が取れるもの
から選びましょう。
過度にビジネスマナーにこだわる
ビジネスマナーは最低限普通にしてるだけで大丈夫です。就職してから集合研修で教えてくれます。
あまりカチコチにビジネスマナーにこだわっているのを見られると、とりとめもない細かいところばかりに気をつけたがる神経質な人間だというイメージを与えてしまいます。ある程度大物で自信たっぷりのほうが人生経験豊かなイメージが出来上がり貫禄があっていいと思います。
やる気アピール
「とにかく頑張りたいです」「やる気だけはあります」というのは数あるイメージの中でも最低です。
頑張っても成果が出せなければだめだし、頑張らないで適当にやっててもOKなときもあります。頑張っている自分が好き、というナルシストチックなイメージは気持ち悪がられるだけです。
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就職活動や面接で本当に重要なこと
これまで就活で無意味なことを解説しましたが、意味があることは少しだけありますので
以下で解説します。
面接官とかみ合った話をすること
就職活動で内定を取るために最も重要なことは、面接で面接官と馬が合うかです。かみ合った話ができるかどうかにほとんどすべてがかかっていると言ってもいいでしょう。
今日はどこに行きましたか?「ポップコーンパーティー!!」では多分落されます。
でも面接官の問い合わせに、誠実に、的確にこたえられてコミュニケーションが図れることができれば内定の如何は、周りにどんなライバルがいるかという運的要素のみとなります。
適度な清潔感
面接にあたって清潔感はそこそこ重要です。仕立てのいいスーツを着る必要はありませんが
よれよれのスーツや革靴ではだらしないイメージが付きまといます。シャキッとした爽やかなイメージで面接に臨みましょう。
ちなみにネクタイは100円ショップのものでも、ブランドもののネクタイでも面接の合否とは無関係であることは私が体を張って証明済みです。
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まとめ
本日は、世間でまことしやかに伝わっている就職活動の噂について解説しました。はっきり言って殆どがガセネタです。嘘八百とはまさにこのことです。就職活動で決め手となるもの、それは
- ひらめき
- おもいつき
そして
- 「誰も思いつかないようなアイデアを出す能力」
これをアピールすることに尽きます。
これらを参考にして就職活動をし、見事志望企業の内定をゲットしてください。本日の記事が皆様のお役に立てれば幸いです。