どこの大学にいこうか、どんな学部を受験しようか。高校3年生にとっては悩むところです。どこの大学に行くか、どこの学部に行くかは、就職や人生の分かれ道となります。
私は自分の学力や興味、将来性、就職活動のやりやすさを考えて、中堅大学の経済学部に進学しました。本日は当時の私が知りたかったことも踏まえて、大学の選び方、学部の選び方について解説します。
目次
大学と学部を決めるポイント
大学と学部を決める際に考えるポイントは以下の通りです。
- 世間体
- 知名度
- 就職のときつぶしが効くか
- 話題性
- 出会いが多いか
- 楽しいか
- 利便性
- 大学の歴史
- 過去の卒業生の総数
これらについて順を追って解説します。
世間体
有名な大学、難関大学を卒業しているとイメージが良いです。一生その世間体を味方にすることができます。食事会中に学歴でカマしたり、社会人になっても舐められなかったり、メリットはたくさんあります。
知名度
大学は誰でも知っているような有名な大学を卒業しておいた方がほうが得です。話のネタにも困らないし、「そんな大学あるの?」とならないからです。この点でいうと地方国立大学や学部の少ない単科大学は選択肢から外したほうが良いと思います。
就職のときつぶしが効くか
大学と学部を選ぶときに注目したいのは、「就職のときにつぶしが効くかどうか」です。マイナーな学部や実務的に使い物にならない学部を選んでしまうと就職の幅が狭まってしまうので注意が必要です。
但し日本の企業や日本人は学部より大学名だけで人間の価値を判断する傾向がありますので難関大学で偏差値の低いマイナー学部に滑り込むという作戦もありはありです。
特にこだわりがないなら商学部や経済学部、経営学部、社会学部、総合政策学部等にしておけば大丈夫です。
話題性
大学は有名であるほど面接の話題にもなり、いろいろなお付き合いの場の話のネタを広げることにつながります。誰も知らない無名の地方大学では、「へー」でおわりです。誰にも興味を持たれないからです。
難関なのに無名な大学は損です。多少偏差値が低くても有名な大学のほうが話題性があっていいです。もちろん難関で話題性がある大学のほうがもっと得です。
出会い
どうせ大学にいくなら異性との出会いがおおい大学、学部のほうが楽しいに決まっています。理系は男子ばかりなので女子はモテますが、男子はモテません。出来れば男女半々くらいが良いと思います。
文学部は就職のつぶしが効かないので外し、ビジネス系で考えるとお勧めは商学部です。マンモス大学の商学部に行けば出会いもあるし楽しく学生生活を過ごすことができます。
楽しいか
大学は学位を取るために通ったり授業を受けたりするわけですが、せっかく手間をかけるんですから楽しい雰囲気のほうが満足度が高くなります。みんな浮かれてバイトやナンパに一生懸命なふわふわした楽しい学校が良いと思います。
卒業しやすいか
学部が卒業しやすいかどうかは非常に重要です。必修科目が少なく、選択科目が多ければ
必修科目で引っかかって留年する確率も下がります。楽な授業だけ取ってサクッと卒業できる確率も上がります。
宿題がなく、出席してればOKの授業だけを履修してれば、学校の授業に気を取られることなく好きなこと、自分の時間に精神エネルギーを当てることができてかなりお得です。
交通の利便性
大学を選ぶ際にはキャンパスが便利なところにあるかどうかを確認しておくことはとても重要です。有名大学でも、一部の学部だけとんでもない田舎にある場合もあります。
大学生活は都会でワンルームに下宿してバイトやサークル活動をしながら楽しく過ごしたいですよね。それなら東京、京都、大阪、名古屋の都市圏にある大学に行きましょう。学生街には安い食堂、ゲーセン、古着や、古本屋、楽器屋、いろんなお店があり楽しいです。
大学に歴史があるか
大学に歴史があるかどうかはそこそこ重要です。大学は古ければ古いほど累計卒業生が多く
知名度があります。またいろいろな業界にOBが散らばっています。産業界にOBがいると
ひいきにしてくれる可能性高まります。
大学と学部を決めるときにやめたほうが良い考え方
大学と学部を決めるとき、やめたほうが良い考え方は以下の通りです。
自分の学びたいことで学部を選ぶ
自分の学びたいことだけを考えて学部を選ぶはやめたほうが良いです。学びたいことは別に大学の学部でなくても学ぶことができます。大学の学部は実業にどのように作用するか、偏差値など様々な条件を考慮して総合的に判断すべきです。
学びがい
学部を選ぶ際には、男気を出して「学びがい」を優先してしまいがちですが学びがい、やりがいを優先してついていけない学部に進学したり、就職でつぶしがきかない学術内容であっては意味がありません。
初めは難解すぎる学部で何とかなると思っても、途中で心が折れてしまうかもしれません。
学びがいばかり追求して、勉強ばっかりの大学生活になってしまうと見るも哀れです。お勧めできません。
辺鄙なところ
地方国立大学や辺鄙な所の学部はやめておいた方がいいです。難関大学でも農学部だけ別キャンパス、入学してみると田舎に通学するという残念なことになってしまう場合があります。辺鄙なところで大学生活を送ると、娯楽が少なく交友関係が限られてしまいます。また就職活動で就職セミナーや面接にいくにも不便です。
大学は交通が便利で娯楽と誘惑が多い都市部の大学に行くことをお勧めします。
無名大学の難関学部
無名大学の難関学部に進学することは私はお勧めしません。理由は簡単です。卒業して得られるものが、投入する時間と手間に見合わないからです。
せっかく一生懸命頑張って勉強して入学し、勉強に負われて卒業し、就職活動をする段階に行ったとき、企業の採用担当のウケが、有名大学のそこそこ学部に全くかなわない、ということを思い知らされます。
ただ、教員や公務員を志望する際には大学名や学部はそこまで問題とされることはありません。
歴史の浅い大学
できたての大学はやめておきましょう。誰も知らないからです。就職実績もありません。学校推薦枠の大手企業の就職枠も少ないです。
まとめ
大学は
- 歴史ある大学
- 学生が多い大学
- 偏差値が低い学部
- 楽に単位が取れる学部
- 知名度が高い大学
から選びましょう。社会で学部が問われることはありません。
- 異性が多い学部
- 都会にある学部
- 夜間学部
選択肢に入れましょう。
企業の採用担当者や世間はどうせ学校名しか見ません。学歴は期限なしの一生の資格です。自分が誇りに思え、さらに投下した労力に対して大きなリターンが得られる大学選びを目指していきましょう。
大学と学部はコスパ目線で選びましょう。