2019年12月2日の夜から、ドル安、ポンド安、豪ドル高、NZD高、スイス高という様相を呈しています。
そもそも回復が予想されていた、アメリカの11月ISM製造業のPMIという指標が48.1と、前月の48.3、及び市場予想の49.2を下回ったため、好景気か不景気かの分かれ目となる50を、4か月連続で下回ったということが明るみに出ました。そこで米景気の先行き不透明感が再び意識され、それが米株価の下落、ドル安の進行につながっています。
そのなかで、投資家が抱く不安心理を表したVIX指数(恐怖指数)は先週末の12.62から14.91へ上昇し、10月中旬以来の水準に上昇しています。
恐怖指数を見るところ、リスクオンかリスクオフかの判断ではリスクオフといえると思います。
ですが、豪ドル、NZDドルが円に対して値上がりしており、あまり見たことがない状態です。オセアニア通貨はすでに高金利通貨ではないため、上に列記した通貨の中では、現在米ドルが断トツの高金利通貨であり、その点ではリスクオフといえると思います。
利益確定ポジション 2019年12月2日
本日の利益確定ポジションは以下の通りです。
- ユーロ/米ドル 売り 1000×1 51円
- ユーロ/米ドル 売り 1000×1 37円
- ユーロ/豪ドル 売り 1000×1 52円
- ポンド/米ドル 売り 1000×1 72円
- ポンド/米ドル 売り 1000×1 37円
- NZドル/米ドル 売り 1000×1 88円
合計337円の利益確定をすることができました。
新規投下ポジション 2019年12月2日
60分足のチャートを見ると、対米ドルで大きな変化点があったところがたくさんありましたので今回は、この急激な変化がしばらくすれば、地ならしが起こり、元の水準近くに回帰するという想定の下で以下のポジションを新しく投入しました。
- NZドル/米ドル 売り 1000×5
- ポンド/米ドル 売り 1000×2
- 米ドル/スイス 買い 1000×1
- ユーロ/米ドル 売り 1000×1
- 豪ドル/米ドル 売り 2000×2
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投入タイミングについての考察
12月2日の午前11時ごろか、新しいポジションを取りかけました。まだチャートが固定化してないところから逆張りを始めましたが、これはよろしくない投資スタンスでした。いくらレバレッジを抑えながらポジションを調整するするとしても、やはり、どこまで変化が起こるかわからない状況で流れに逆らう逆張りはするべきではなかったと考えています。
12月3日の早朝、値動きが膠着化してきました。このタイミングで、ポジションをとることでも遅くなかったと思います。
ただしこれは、現在の人間が、昨夜から本日早朝の状況を振り返って言えることで、現在の状況を把握できていない過去の自分にこれを想定させることは不可能です。
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まとめ
昨晩から本日午前中にかけて新規投入したポジションは御覧の通り、すべて、スワップポインントがプラスのものばかりです。スワップポイントを享受しながら、利益確定ができる水準に、相場がもどるまでチャートを睨みつけつつじっくり待とうと思います。
外国為替市場は、超長期で見ると、ファンダメンタルズに沿った動きをしていきます。ですが、短期的には、投資家の楽観、悲観、要人発言による実態以上のブレが発生します。
私は超長期の円安トレンドを頭で把握しつつ、買われすぎ、売られすぎの感触を自分の蓄積した経験則から嗅ぎ取ってポジションを張り、利益確定できればすぐ利益確定をしております。
昨晩から今朝にかけては珍しいばらばらの動きとなりましたが、このような相場を経験することも勉強です。
焦らない程度の資金量でFX投資を行い、一喜一憂を楽しんでまいりましょう。