先物取引とオプション取引 PR

先物取引をしよう ~先物取引で資産効率を上げて投資をしよう~

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みなさんは先物取引やという言葉はきいたことがありますか。聞いたことはあるけれどどのような仕組みかはあまりよくわからない。なんとなくリスクが高くて危ない感じがする、といった印象をお持ちの方も多いと思います。

実際には先物取引や金融機関や商品の輸出入を取り扱う商社などで使われる主要な金融取引の一つで価格変動をヘッジしたり、損失を限定したり、少額の頭金で大きな利益を狙ったり、様々な使い方ができる優れた金融商品です。

今回は先物取引の仕組み、活用法、注意点などについて解説します。

先物取引とは

証券取引所証券取引所

先物取引とは将来の売買を現時点の価格や数量で取り決める取引のことです。いわゆるデリバティブ(金融派生商品)のひとつです。

事前に売買の価格を決めておくことができるので、商品や材料の価格変動のリスクを回避できます。また先物取引の特性である、金額の差額だけで決済できる特性を生かし、レバレッジを効かせて積極的に利益を狙う投資としても活用出来ることが特徴です。

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先物取引の特徴

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先物取引の特徴は以下の通りです。

差額決済

先物取引では、株式のように売買のたびに代金全体の受け渡しをするんではなく、買い付けまたは売り付けの時点の価格と、決済時点の価格との差額のみをやり取りする差額決済をすることが特徴です。

取引に期日がある

先物取引は現物の株式の売買とは違い、取引できる期日が定められており、その期日までに決済が必要になります。

証拠金取引

先物取引は現物取引ではなく証拠金を入金しそれを担保として取引を行います。これにより株式の信用取引やFXと同様に少ない資金で大きな取引ができることが先物取引の特徴です。

先物取引の種類

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現在は非常に多くの指数や商品が先物取引の対象となっています。代表的なものを以下に紹介します。

商品先物

商品先物は商品に投資するものです。投資対象として代表的なものには以下のようなものがあります。

  • 小麦、トウモロコシ、大豆、コーヒー豆、砂糖、生糸、鶏卵等の穀物や食品
  • 金、銀、銅、プラチナ、等の貴金属や一般金属
  • 原油、石炭等のエネルギー

金融先物

金融先物とは株式指数などの金融商品に投資をするものです。金融先物には以下のようなものがあります。

株価指数先物取引

株価指数を対象にする先物取引です。日経225先物や東証株価指数先物があります。

国債先物取引

国債の価格を対象にする先物取引です。

通貨先物取引

外国為替を対象にする先物取引です。

金利先物取引

金利自体を対象とする先物取引です。

先物取引の事例

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自家用車で通勤する昭さん、最近ガソリン価格の高騰傾向が気になり始めました。

これ以上ガソリンが高騰すると毎月のガソリン代が、会社から支給されている交通費を上回りお金の持ち出しになってしまいます。

昭さんはそれを回避するため、先物でガソリン先物を購入し、ガソリンが高騰し実費が増えた際にも、ガソリン先物価格が値上がりすることにより実費の増加を相殺できるようにしました。

昭さんの読み通り、ガソリン価格はその後さらに高騰し、昭さんのガソリン代は高騰し、支給された交通費以上の出費となってしまいました。ですが、購入していたガソリン先物が値上がりしそれを売却することによりガソリン代の上昇を補い、さらにすこし利益を出すことができました。

この場合、昭さんのガソリン価格の高騰へのヘッジ戦略が効果を発揮し、さらに利益を得ることができたというわけです。

先物取引をするメリット

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先物取引には以下のようなメリットがあります。順に解説します。

レバレッジを効かせて資本効率の高い取引ができる

先物取引はてこの原理、つまりレバレッジを効かせて証拠金の何倍もの金額を動かすことができます。レバレッジを効かせることにより少ない金額で大きな取引を行うことができるため資本効率を高めることができます。

少額投資が可能

先物取引は少額の証拠金を預ければ取引できます。少額を準備できれば投資の土俵に立てるということは一つのメリットです。元本に対する値動きは大きくなりますので注意は必要です。

売りからのトレードもできる

先物取引は証拠金取引であり、差額決済ですので指数を「買い」持ちすることできれば「売る」こともできます。これはどういうことかというと、投資対象の指数が値上がりする場合だけではなく、値下がりする局面でも利益を狙えるチャンスがあるということです。

現在は、大きく値上がりしているが将来値下がりする確率が高い対象の指数を売り建て、値下がりしたところで買い戻せば利益を得ることができます。

ヘッジができる

「ガソリンが高くて生活費が圧迫する」そういうことになることを避けたい場合には、ガソリンが安いうちに原油やガソリンの先物を買い値上がりした時に先物で利益を取れれば、ガソリンが値上がりすることにより増える出費を相殺できます。

逆に、「農産物の卸値が下落するリスク」を恐れる農家は農産物の先物を売り建てることにより、農産物が下落した場合にこうむる利益の減少を先物による利益で相殺できます。だからガソリン高騰で悩む人は、先物を利用すればいいんです。なのにこの仕組みをなぜ活用しないのか、どう考えても論理的な結論が導き出せません。

 

先物取引の注意点

先物取引は資本効率高めながら利益を狙ったり、ヘッジができたりという便利な金融派生商品ですが、注意点もありますのでそれを理解しながら取引をする必要があります。先物取引を行う際の注意点は以下の通りです。

元本保証ではない

先物取引は元本保証ではありません。場合によっては追加の証拠金の投入が必要になったり、元本を超える損失が発生する可能性もある取引形態です。

リスクは大きい

先物取引は少額の証拠金で大きな取引ができます。その反面投入元本に対する価格の変動が大きいため、投資元本に対して大きな損失が発生する可能性があります。

先物取引をする方法

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先物取引を始めるには、まず以下に二段階のステップを踏む必要あります。

証券会社の口座開設

まずは証券会社の口座を開設しましょう

先物・オプション取引の取引口座の開設

証券会社の口座開設が完了したら、次は証券会社の口座内にある先物・オプション取引の取引口座の開設を申請しましょう。先物・オプション取引の取引口座には投資経験、年齢、金融資産などの審査がありますので証券会社で確認してみてください。

先物取引のまとめ

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今回は先物取引について解説しました。

先物取引は、強みを理解しここぞというところで使うことによりヘッジに投機にいろいろと使い道があります。

ハイリスク、ハイリターンのイメージがありますが、実需企業は先物やオプション取引を駆使して利益獲得を狙ったり、経営リスクの回避を行ったりしています。このブログで先物とオプションのメリットデメリットを理解いただき、投機に、ヘッジに有利に使って役立ててください。

ABOUT ME
こんじゃるか
こんじゃるかブログを運営しているサラリーマン投資家です。中堅私大を卒業後、中小企業に就職、27歳で退職後大学院進学、大学院卒業後2011年から現職です。うつ病で休職→復職→再休職も経験してます。投資を始めFXを中心に、投資信託、高配当株、ソーシャルレンディングで資産運用中です。節約術も紹介します。