本日、アメリカ映画「スターウォーズ」シリーズに登場する架空の人物「シーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)」の計画性について紹介します。
パルパティーンは映画に登場する架空の人物ですが、その人生の計画性について大いに参考となるところがありますので解説を行いたいと思います。
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目次
シーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)とは
パルパティーンは惑星ナブー出身の人間種族です。本名はシーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)。銀河共和国最後の元老院議長であり、銀河帝国を起こした初代帝です。シスの暗黒卿としてはダース・シディアスという名前を持っています。銀河系の歴史上において最も強大なシスの暗黒卿の一人であるとされています。
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パルパティーンの生涯
パルパティーン元老院議員の生涯を以下に紹介します。
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ナブー時代
惑星ナブーのEderlathh Pallopidesという地方の出身の人間種族とされていますが、家族、先祖及び幼少期に関する記録は残っておらず謎に包まれています。苦労の末に政治家の道に進んだものの、その道のりは決して順風満帆ではなく、だれも彼が銀河の支配者になるとは思っていませんでした。しかし彼は、極めて強い忍耐力、権力欲を持っていました。
シスの道へ進んだ経緯についても、明らかにされていませんが、ダース・プレイガスという暗黒卿の元で修行を積み、戦闘技術、人の心を巧みに操作する能力、暗黒面のフォースを会得しました。
一通りの技術を習得後、師の寝込みを襲い、ダース・プレイガスを殺害し、自らがシス・マスターとなったとの見解が有力です。シスの力が作用したのか、彼はナブーの国政で頭角を現していきました。
元老院議員時代
彼は普段はシーヴ・パルパティーンとして銀河共和国元老委員としてふるまいながら、その裏では、シスの暗黒卿ダース・シディアスとして自分の帝国樹立という目標のため、着実に計画を練り、実行に移していました。
共和国の政治腐敗が進み、賄賂が横行していた共和国の元老院にて、各議員に対する根回しは早く行っていたようで、相当早い時期から、自分が元老議員の議長の座を得るための工作を行い、その座を狙っていました。
エピソード1では、自分の出身惑星ナブーを、通称連合に襲撃させ、その侵略を利用して、ヴァローラム最高議長を失脚させ、同時に同情票を集める形で元老院に推挙されるように取り計らい、見事元老院議長の座をつかみ取りました。
元老院最高議長時代
元老院最高議長時代には、クローン大戦勃発への布石を行います。ジェダイ・マスターのサイフォ=ディアスと秘密裏に協議し、将来の危機に備えるという名目で、クローン・トルーパーを惑星カミーノに発注するように計画を行いました。
元老院最高議長として、若きジェダイのアナキン・スカイウォーカーを特別重用し、彼もパルパティーンを深く慕うようになっていました。もちろんこれはパルパティーンにとっても、これは計画の一つでした。
共和国と度々衝突していた独立星系連合が、惑星ジオノーシスで大量のバトル・ドロイドを生産しており、共和国との開戦が可能になっているとの事実が明るみに出ます。
これを受けたパルパティーンは、共和国と分離主義者たちとの戦争は避けられないという状況を議会で説明し、惑星ナブーの元老院ジャー・ジャー・ビンクス代議員から、非常時大権を元老院議長に与えるという内容の動議が提出させ、結果満場一致で可決させました。
これにて、この権限をあくまでも一時的なものとは断りつつ、共和国軍の創設を宣言し非常時大権を行使し、クローン軍を惑星ジオノーシスに送り込みます。
クローン大戦
ダースシディアスの弟子ドゥークー伯爵率いる独立星系軍は、共和国軍との戦争で銀河各地に争いの種を撒き、その結果、共和国の政治・行政指導能力を破壊しました。その中で大権によりあらゆる手続きを省略し対処するパルパティーンの政治力は人気を博していました。
パルパティーンは強い指導者として銀河に欠かせぬ存在となっており、元老院議長の任期満了後も、元老院から留任を求められそれに答える形で最高議長の座にとどまり続け、法律を改正し、様々な権力を手中に収めていきました。
ドゥークー伯爵とグリーヴァス将軍の大艦隊に、惑星であるコルサントを襲撃させ、自分自身を誘拐させます。そこには、ジェダイをせん滅するとともに、若きアナキンスカイウォーカーを自分の懐に引き込もうとする2重の策略がありました。
パルパティーンは、自らを救出したアナキン・スカイウォーカーを絶賛し、彼をジェダイ評議会に対し、「最高議長の代言人」の地位を与えるように提案しています。これに対し、ジェダイ評議会はこれを承諾しつつ、同時にパルパティーンに対し、スパイ活動を行うように命令をします。このとき、評議会は、パルパティーンの近くにシスの暗黒卿がいるのではないかと疑っていたからです。
パルパティーンは、ジェダイマスターであるメイス・ウィンドウに反逆し何もかも失ってしまったアナキンを自分の弟子とし、ダース・ベイダーという名前を与えます。
そして、クローン・トルーパーに対して製造段階で組み込まれていた「オーダー66」(ジェダイを抹殺せよという命令)を発令し全銀河のジェダイの殆どを抹殺することに成功します。
その後、醜く歪んだ顔はジェダイからの攻撃によるものだとジェダイを非難し、ジェダイが共和国に対し反乱を起こしたことを説明し、銀河の平和と新たな秩序のため銀河帝国を設立することを提案します。この提案元老院にて見事に承認され、銀河帝国が成立しました。彼はこのようにジェダイのせん滅と銀河系支配を合法的に行うことに成功しています。
銀河帝国時代
銀河帝国時代には、第2デススターの設計図を故意に反乱同盟軍に漏らし、建設中の第2デススターを反乱同盟軍の宇宙艦隊に襲撃させ、既に完成していたスーパーレーザー砲と待ち伏せしていたスーパースターデストロイヤー率いる宇宙艦隊で挟み撃ちを行い、せん滅しつつ、アナキンスカイウォーカーの息子であるルークスカイウォーカーをシスの暗黒面に引き込もうと画策していました。
最終的にこの画策は、緑の月エンドアに乗り込んだ反乱同盟軍とミレニアムファルコンの活躍により阻止され、ダースベイダーことアナキンスカイウォーカーの反逆により失敗します。
パルパティーンの技術
パルパティーン元老院議員の特筆すべき技術について以下に説明します。
マインドトリックと巧みな話術
パルパティーンはフォースで物体を操る力、ライトニングフォースにも長じていますが、元老院議員の頃ら、人の心を操る「マインドトリック」や予知能力を駆使していたと考えられます。またこれに併せて巧みな話術で、ドゥークー伯爵やアナキン・スカイウォーカーなどのジェダイを自分の陣営に引き込んでいます。
政治的手腕
パルパティーンは権謀術策に優れ、元老院議長パルパティーン、シスの暗黒卿のダース・シディアスという一人二役を演じ続け、それをジェダイに全く察知されることなく、合法的な手続きをもって拍手喝さいの中、銀河帝国を作り上げています。
まとめ
本日は架空の人物ながら、スターウォーズに登場するパルパティーン元老院議員について解説を行いました。私は彼の計画性から我々が学ぶべきところは多いと考えており、個人的に強い魅力に取りつかれています。
パルパティーン元老院議員から、人生の計画性を学び、これを現実に生かし、自分の願望を意のままに成し遂げていきましょう。