2019年11月8日、中国のペトロチャイナから楽天証券に13441円の配当が振り込まれました。今日は、中国株とペトロチャイナについてお話をしたいと思います。
中国経済は、足元で減速感が鮮明化していると言われています。中国経済は、これまでインフラ開発などの投資にけん引された経済成長のモデルとされリーマンショック後も、中国は積極的な投資を主にインフラ投資を積み重ねてきました。
1990年代前半の日本の経済状況に似ているところがあるかもしれませんが、一方で多額の公共投資などによる債務の積み上がりも問題となっています。中国経済は、目下6%台と年々下がり続けていますが、日本と比較するとまだまだ経済成長率が高いということができると思います。
株式投資は、平均的、長期的にみると、その国の経済成長率とともに成長する傾向があります。経済成長があまり見込めない日本と比較して、まだ良い投資環境の中国に、株式投資を
する意味で、ペトロチャイナという株式を考えてみたいと思います。
ペトロチャイナとは
ペトロチャイナ(中国石油天然気集団公司)略称:中国石油集団・CNPC)は、石油、・天然ガスの生産と供給販売及び、石油化学製品の生産販売に於いて、中国最大規模を誇る企業であり、形態は国有企業となっています。また、中国で最大の規模を誇る企業でもあります。株式の時価総額は、2019年時点で世界で44位であり、世界でも最大規模の企業ということができます。
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ぺロトチャイナの動向
直近のペトロチャイナの株価をブルームバーグで調べてみたところ、11月12日時点の株価が3.84香港ドル。これは、2015年の株価10.62香港ドルから60%ほども値下がりしています。私はぺロトチャイナを2006年頃から適宜買い増しを行い、現在16000株のペトロチャイナ株を保有中です。
業績は、2016年の利益は振るいませんでしたが、2017年、2018年と上昇傾向を捕えています。現在の配当利回りは、5.3%となっており、中国経済が、巨大恐慌に巻き込まれず、
平均的に6%程の経済成長率を維持すると仮定するのであれば、長期投資として購入検討ができる状態だと判断できます。
中国株投資のメリット
中国株投資のメリットは、なんといっても日本より高い経済成長率です。また、配当利回りも高めの企業が多い傾向にあります。円高をうまく利用すれば、為替差益も狙うことができます。
中国株投資のリスク
中国株は、外国株ですから、為替の影響をうけます。香港ドル、及び人民元は米ドルとつよい相関関係を持つことから、円安時に中国株を購入した場合、為替差損を被る場合があります。
また、中国は先進国ではなく、政策には、政府と中国共産党の影響を強く受けるお国柄ですので、政策リスク、地政学的リスクが高いことも注意が必要です。
また、外国株ですので、日本語で入手できる情報も限られるので注意が必要です。
まとめ
中国経済は過去に比べれば経済成長率は低迷していますが、依然比較的高い経済成長率
を維持しています。分散投資という観点から、日本株、米国株に続く第3の投資先として
選択肢に入ると思います。
楽天証券では、香港に上場しているH株と、中国本土に上場しているA株という種類の中国株式を購入できます。
割安なときに買い、じっと長期保有というお父さん投資の一例ですが、中国株式を投資のチョイスに入れてみてはいかがでしょうか。もし他にも有望な中国株があれば、私も検討してみたいと思います。